こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

ことしの読書傾向~ジョギングとブログに時間とられちゃいました

2005年12月30日 | Weblog

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 例年に比べ,今年は読書量が半減している。年間250冊ペースが125冊前後に落ちている。理由は明確である。ジョギングとブログに時間をとられたからだ。
 だが,後悔はしていない。むしろ,読書にあてる250時間をジョギングやブログにあてて良かったと思っている。

〔ジョギングのこと〕
 夏場から秋口にかけて行ったジョギングは,体重を10㎏減らし,ウエストを10cm近く確実に縮めてくれた。元来大食漢である。放っておくと意地汚く食べてしまう。だから,運動がかかせない。実は,12月はおもいきりサボった。体重が3㎏も増え,ウエストも4cmばかり拡がった。(醜く腹がせりあがってきた。)課題は新年に持ち越ちこされる。
トホホ) 

〔ブログのこと〕
 こんな駄文ブログでも,記事を1本書こうとすると30分近くは時間がかかる。1日30分というと簡単なようで休まず続けることは意外に難しい。義務感にかられて書くのもおもしろくないし,一部の人には面が割れ匿名性もなくなっているので何度か止めようと思った。他のブログを開設して「こんな本を読んでいる」は休眠しようかとも思った。けど,3月9日の測定以来,IPベースで1万アクセスを超え,PVベースで3万に迫り,最近は50人くらいの人が立ち寄ってくれるまでになった。コメントやトラックバックは,新しい友人ができたかのようなサプライズがあって楽しい。だから,可能な限り続けようと思う。(ぼちぼち,とぼとぼ)

〔読書のこと〕
 このブログのおかげで,これまで読みっぱなしだった本たちが多少自分の近くに鎮座してくれるようになった。何しろ,ほとんどは,図書館で借りて読むわけだから,手元には実物がない。

 本当は,やはり部屋の中に背表紙があって,彼らが語りかけてくれる風情が理想的だと思う。この話,確か,立花隆の『こんな本を読んでいた』の正か続か『捨てる技術』の批判論のなかに書いてあったような気がする。背表紙がインスピレーションを与えてくれるということ,その知的刺激が素晴らしいということ。だからその部分は捨ててはいけないということ。ぼくも彼の意見に同感だ。大きな書架があって本が並べてあって,必要に応じて取り出せるほうが良いに決まっている。

 実際,『阿片王』を読んだとき,中盤あたりで,福田和也の『地ひらく』,副島隆彦の『属国・日本論』,岩波新書の『岸信介』,佐高信『石原莞爾』を斜めに読みたくなったが,手元にあったのは佐高信の『石原莞爾』だけ。全3冊もいずれも,貸し出し中で,『岸信介』を手にしたのはもう年の瀬であった。インスピレーションが湧いた瞬間に,それをつなげることができないとフラストレーションがたまる。別につながったからといって,それで本が書けたりするわけではないけれど・・・。個人レベルのささやかな知的遊戯が阻まれたようで残念なのである。

 もちろん,もとより,立花隆のような読書力・知力もなければ,本や資料を格納するためのビルを建てる資力もない。件の『捨てる技術』で整理する方が,我が家の不良債権処理・在庫減らしにかなっている。だが,何となく,本に未練が残るのである。その点,このブログ,どんな本を読んだかの備忘メモとして活躍している。ブログ内検索できるので,一度読んだ本を,再び買ったり・借りたりという中年(ボケ)の悲しい性を回避できる。それに,感じたことをちょこっとでも書いておくと,後で役にたつ。実物は図書館に預けておいて,このブログをレファレンスにする。加えて,コメントやトラックバックをいただいて,色々なものの見方を教わる。そんな楽しみをこの教えていただいた。再び,御調&御調プロジェクトのメンバーに感謝! 

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