CATVに加入してもバラエティは全く見ない.
トレンディドラマと言われるものも中学生の時に見たのが最後だろうか?
ちなみに我が家では小学4年生から中学2年生の手前まで,TVというものが存在しない時期があった.
1980年代にである.
両親の教育?のおかげでTVがなくても楽しむことができることを身をもって知っているからか,くだらないと思ったものはばっさりと切ることができる.
でもどういうわけか北米のドラマは結構好きなのである.
5月連休中はSuper! drama TVでStar Trekが放映されなかった.
連休が終わり,ようやく今夜の深夜から放映再開だ.
録りだめしてみるのだが,ストックが何もない状態なので少しうれしい.
ところでStar Trekは未知なる知的生命体との接触を非常に大切にする.
それに慣れていたところで,いつだったか深夜にウルトラセブンの再放送がたまたまTVに映った.
地上近くまで出てきた地底人がいて,迷い込んだ隊員を拘束していた.
そこをウルトラセブンが助けるのだが,どう考えても迷い込んだ隊員は拘束されて当然である.
しかも傷一つなく保護しているようにも見える.
未知の地底人は動きがのろく,無抵抗.わたわたするだけ.
そこをウルトラセブンが後ろからワイドショット(Wikipediaで調べた)で攻撃し,地底人は力なく前にパタンと倒れた.
「彼らが何の目的で地上にやってきたのかはわからない.しかし私たちの生活を守るため,いかなる理由であろうと許さない」
のようなナレーションが流れ,番組が終わった.
何とえげつない残酷な終わり方だろうか.
さすがに時代に合わないことをTV局も察していたのか,「当時の時代背景をうんぬん...」などというテロップを流していた.
でも昔はみんなこんなものでも喜んで見ていたんだと思うと,怖くなった.
「正義」とは主観的なものでしかない.
改めてそう思った.
子供が観るならStar Trekのほうが良い.
ちなみに妻はあまり観ないので,ピカード艦長も「おハゲ船長」としか呼ばれない.
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