トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

二枚舌にならなくては生きていけないのだ

2006-10-18 12:22:50 | 政治
ネット界で筑紫などの左派系が攻撃されるのは確かに二枚舌論理がおおっぴらだからだ。

では何故彼らがこうまでおかしな理論構築をテレビや新聞で垂れ流す必要があるのか。

それは結論が先にありきで答えを導き出そうとするからだ。例えば宗教ではこの世の始まりには神が存在しせっせと世界を構築したという話がよくある。これを絶対的な真実としなければその教義の正当性が保てない場合学者が唱える宇宙の始まりは「世の人の心を乱す嘘八百」であることにしないと成り立たない。

科学や物理などにもでたらめな考証は数多くある。しかしこういった学問はそれを立証したり反証しなくては成り立たない。いくら偉大な科学者であってもあとから「あれは間違っていた」と突っ込まれるジャンルだ。

そこからいくと今のリベラル勢力は宗教に近い。アメリカは武力によって世界を牛耳る野心を持っていなくてはならないしその片棒を担ぐ自民党も小心者の同類。アジアの人々は貧しいけれど心は豊か。それに比べて日本人はうんぬん。

この彼らの宗教史観を崩すのは「地球が丸いなんて嘘っぱち」と言っていた宗教指導者の考えを覆す程度に難易度が高い。何故なら神が地球は丸いとは言っていないからだ。

安倍首相も多くの野党質問でマイクに入らない小さな声でこう言っているのではないか。「それでも地球は動いている」

叩かれる原因がある(はず)

2006-10-17 12:24:51 | 政治
さまざまなところで書かれている記事だが一つ情報が抜け落ちている。いじめにあっていた生徒の事だ。いったい彼はどういった事をした結果いじめにあっていたのか。

俺の学校時代でもこういったいじめの被害者はいたが当人が主原因であることを本人がわかっていなかった。こういう子をかばう人もいたが意地悪な言い方をすれば弱いものをかばう自分に酔っているふしがあり事の本質を見直す気はなかったように思う。そして多くの人がそうだったように「あれ(あの行動と言動)ならいじめられてもしょうがない」と思っていたものだ。つまり見て見ぬふりをしたわけではなく自業自得と放置していたわけだ。

今回の事件はこれにあてはまるのかは記事内容に被害者が何故いじめられるようになったのかの原因が書かれていないので推測でしかない。が、バッシングを受ける人にはそれなりの発言や原因があるというのは今回の校長や教師(の行動)が証明しているように思える。

例えばこれが原因で教師が自殺したとしよう。そうすると記事内容は「ネットでいじめられた教師自殺」「実は発端は親にこんな事を言われたから」という内容だけが載るのだ。そうして世論は「ネットと親が100%悪い」と断罪するのである。

もちろん教師を擁護出来ないとは思いつつも「自殺の発端となった」とは思えないのだ。真の発端は被害者にあるのではないのか?そうではないのか?その部分が全く見えない。

田舎から東京に来るのに似ている

2006-10-15 19:54:47 | 政治
田舎は保守的であり一々個人に干渉して来る人が後を絶たない。それに比べて東京の個人主義やライフスタイルにはあこがれる。田舎のあんちゃん相手にしていないで丸の内の商社に勤める慶応出の彼氏が欲しい。まあぶっちゃけこういう田舎の女の子は多いと感じるのは俺の田舎の知り合いで東京に来たがる子のノリが大抵こうだからだ。しかし当たり前だがそう上手くいくわけはないわけで。

この記事は言ってみればそれの国際バージョンだ。上手くいけばアメリカ人男性(この場合当然高給取りの見てくれ抜群の人なはず)と結婚出来るだろうしそういかなかったとしてもNY帰りというハクが付く。ただアメリカという国は自ら切り開く努力と力を持っている人間は歓迎するが「カッコ良さそうだから住みたい」というおいしいところだけ持っていこうとする人間にはそれなりの扱いしかしてくれない。

この元記事はNYTであり日本に相当な偏見を持っている記者がアジア通を気取っていたりするのであてにしない方がいい。同じ様な記事が以前香港に働きに行く女性達というネタであったが似たような観点(日本の男性社会からの脱却)であった。

頭が15年前のままなんじゃないか

2006-10-14 22:57:33 | 政治
コメントを引用する
山「北朝鮮は体制保障できるのは米国だけだと思っている。日本にとって一番重要な朝鮮半島の非核化のために、米朝協議をやるしかない」

金正日は体制保障を確約させる為に米国と対話したがっているわけではない。それならはなから核など作らなければ体制保障どころか完全に無視されていただろう。この場合もっぱら体制を維持出来なくなるのは内乱が起こった場合のみだ。つまりだ、わざわざ自らが脅威とみなされ内乱の危機まで犯してやったのは「外貨獲得の為」以外に無い。外貨獲得の為には何としても核を転売する必要があるわけでこれを「話し合い」で解決出来るなら彼らはこう言うだろう。「核を放棄する代わりに金をくれ」。

これを言わせる為に何年もかけて話し合いとやらをしたその頃には核ミサイルが完成だ。そういう意味ではこの議員の意見に最も賛成なのは北の連中だろう。

山「周辺事態法が想定するのは北朝鮮が暴発した状態だ。まだそこまではいっていない」
山「臨検を行えば宣戦布告とみなし北朝鮮が暴発する可能性がある。日本に被害が出ることも覚悟しなければならない」
↓翻訳
近所でヤクザが抗争の為に武器を集めています。でもまだドンパチが始まっていないので様子を見よう、警察が介入すれば近所で武器が使われるかもしれない。怖いでしょ?ここは警察も静かにしているのが得策

とにかく腰を低くしていれば嵐は過ぎ去る、という昔の自民議員の典型でうんざりする。それで事態が悪化しないのならまだしも確実に悪い方に向かう指針を何故平気で口に出来るのか、しかも北の支援団体役員でもなければ戦争反対で脳がストップしている市民団体でもない自民党議員がである。結果として考えられるのはこの人のやり方が15年以上前であれば自民の主流だったという事だ。太陽政策堅持で凝り固まっている大統領と似ている。

時間稼ぎをしてくる可能性が高い勢力も存在する

2006-10-13 23:00:28 | 政治
例えばリビアが地中海にミサイル乱射したとする。非難轟々もどこ吹く風今度は核実験をやったと宣言。

この事態に対してヨーロッパで「リビアを追い込めすぎた側にも責任の一端があるような気がする」とか「もしかしたら核実験でないかもしれないので制裁はもう少し様子を見た方がいい」なんて意見を言う人間がいたらそれは危機管理能力0

この事態をいささか大雑把な確率として考えてみよう。今後の出方だがアメリカに対して北が求めるのは北朝鮮のパキスタン化ではないか。一気に180度ひっくり返って同盟国狙い(笑)。(笑)が出る位アホらしい考え方だがこれに失敗したらお金欲しさに中東に売りさばく予定なんだろう。しかし更にこれにも失敗した場合ラングーン事件級の事を平気でやる可能性がある。

もちろん何の得にもならんがむしゃくしゃしてたのがさっぱりするからやりそう。このアホみたいな可能性も数パーセントだろうがありうる。この可能性を0と考えるのは「事故には多分あわないだろうから保険に入らない」と言っているようなもので1億3千万人にそれを適用するのは博打以外の何ものでもない。

つまり安倍政権がこういった措置を取るのは当たり前であり争点でもなんでもない。制裁措置をとられれば核をミサイルに搭載するタイムリミットより先に北の金政権が傾く。ポイントはここにある。時間との勝負。

よって「よく話し合って慎重に」という意見はミサイル搭載への時間稼ぎをしたい金政権が手を叩いて喜ぶ政策なのだ。


まさに戦後生まれの首相

2006-10-13 12:27:18 | 政治
この記事は賞賛に値する。おおよそ世間(マスコミ含む)の認識では「タカ派の安倍さんもいつもの土下座外交に早変わりか、やれやれ」であったのではないか。

俺としてはこれにはちょっと違和感があった。違和感を感じた要因の一つ。安倍首相は去年のNHKと朝日新聞の捏造問題の時もテレビ朝日の報道ステーションに乗り込み単身反論をした。それは画面を通して見る限り釈明の為にあわてて出たというよりも積極的に相手の陣地に乗り込み1対多数の場で嬉々として反論するという面白い構図だった。

もう一つの違和感。彼が非常にやり手であるのに相手がなめてかかる雰囲気を醸し出す。世論の安倍首相のイメージはこれをベースにしている為彼の行為の意味を深くは考えない。その典型的な例が先日の朝日新聞の社説であったと思う。

先の文章で書いた「ちょっと違和感」の”ちょっと”の部分の補足説明をすると中国・韓国に首相が行ったのは確かだが共同声明など読んだだけでは彼がどういう態度で今回の外交に臨んだかほぼ不明だったという事だ。であるので俺の「安倍さんならテレビ朝日に乗り込んだ時の様に向こうの首脳陣と相当やりあっただろう」という推測は推測でしかなくこういった事を書けば単なる擁護にしかならなかった。

その点からこの記事は今後の外交問題に対する安倍首相のやり方を教えてくれる貴重な内容となっている。

韓国世論

2006-10-13 01:25:44 | 政治
しかしこれだけ裏切られてもなお半数しか見直し論者がいないというのもどうかと。

第一元々から何があろうと見直せ、と主張していた野党支持の方々もいるわけだろうからこの「のんきな」数字は考えさせられるものがある。我々には敵対する国家が同民族、つまり同じ言葉を話すという事態に直面した事が(少なくとも今生きている人では)ない。もしも北海道などが先の大戦で共産側になっていたとして、同じ言葉を話しているのに途方もなく貧乏で過激な独裁国家になっていたとしたら、と考えるとこののんきな数字も理解出来ないではない。

やはり俺にしたって北海道から核攻撃されるとは考えにくいもんな。

結局そういう感覚が太陽政策という妙に前向きでリスキーなものに走らせた主要因なんじゃないかと思わせる。