彦根市立鳥居本学園 ブログ 

平成27年4月から小中一貫型小中学校として新たな歩みを始めました。学園と鳥居本の魅力満載ブログです。

全国学力・学習状況調査分析(自校採点による)2

2015年07月24日 | 鳥居本中学校学習
国語B(活用を問う問題)
 A問題が基礎・基本を問う問題なら、B問題は「応用」だろうと思ってしまいます。しかしPISA型の学力が一般的になっころから、蓄えた基礎基本の力をどう活用するかが問われるようになっています。そんなことから「活用」という考え方が使われるようになっています。

鳥居本中学校で正答率の高かった問題
 大問3小泉八雲の怪談「狢(むじな)」を読んで答える問題 原文Don't cry.を「お泣きなさるな」と翻訳したことでどのような効果があるかを答える問題。文章の言い回しから人物の心情を読み取る問題など、読み取る問題は比較的できていました。

正答率の低かった問題
 大問2の3 インターネット、ウェブページの文章と日本の人口推移を表したグラフを資料として内容を読み、その内容をまとめたり、条件に従って説明する問題。
 「書く」問題は鳥居本中学校に限らず出来が悪いのは昨年から同じ傾向が続いています。論理的に書く、説明するという活動は、今後グローバル化が進み、諸外国を相手に仕事をするような機会が増える事が予想される今の中学生にとっては絶対に必要な力といえます。毎年、この力が弱いという反省をしなくても良いように、日頃の取り組みを考える必要があります。本校は英語に力を入れていますが、話せる内容が伴わないと役に立ちません。国語だけではなく、他の教科や特に総合的な学習の時間や朝の読書活に工夫が必要です。
 ご家庭でも、お子様とお話をされる時には、「どうしてそう思ったの?」「何故、それが必要なの?」と説明を求めるようにしていただけると、子どもたちも自分の思いを適切に伝える力が身につきます。どうぞよろしくお願いします。