彦根市立鳥居本学園 ブログ 

平成27年4月から小中一貫型小中学校として新たな歩みを始めました。学園と鳥居本の魅力満載ブログです。

開花

2016年03月30日 | 鳥居本小中学校
 晴天が続いているかと思っていたら、鳥中の自転車庫前の桜が咲きました。まだチラホラ程度です。


もろともに あはれと思へ 山桜
   花より外に 知る人もなし
           前大僧正行尊(66番)

『ちはやふる』がヒットしているようです。映画の中で、この歌についてのやりとりがあります。
古典大好きな大江奏(おおえかなで)さん、部活動の途中で
「『もろともに』は、とあるお坊さんが、一人孤独な修行に耐えていた時に詠んだと言われてます。山に一本だけ咲いていた桜に向かって、ひとりぼっち同士、仲良くしようって呼びかけた、ちょっと寂しげな歌ですね。」
すると、千早(ちはや)が、
「あたしはちっとも寂しくないよ。 あたしには強い絆の歌にきこえるなあ。」
「あなたがいれば、私は頑張れる。だからもっともっと深くわかり合いたいって。」

この歌が、今後仲間割れしそうになった机君(つくえ君)の気持ちをつなぎ止めることになります。
おっと、ネタバレになりそうですね。これくらいで止めておきます。でも、この場面、ホントいい場面です。
いよいよ明日は、離任式。「別れ」には「せ」の歌が似合います。

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
   われても末に 逢はむとぞ思ふ
             崇徳院(77番)

岩によって二つに分かれても、また会いましょうという内容です。66番、77番とぞろ目を並べて見ました。

中断します。

2016年03月25日 | 鳥居本小中学校
 いつもご愛読ありがとうございます。
 年度末休業に入りました。子どもたちは春休みを楽しく元気に過ごしてくれていることと思います。どうぞ地域の皆さん、温かく見守ってやってください。
 さて、学校は今年度の始末や次年度に向けての準備等をしています。しばらくこのブログをお休みさせていただきます。ご了解ください。

中学校修了式

2016年03月24日 | 鳥居本小中学校
 同じく中学校でも修了式を行い、1年生25名、2年生15名の修了と進級を認めました。校長の挨拶を紹介します。
 先日の卒業式で3年生23名を送り出しました。感動的な卒業式でした。
 4月には22人が入学する予定です。鳥居本小学校から13名、鳥居本小学校以外から9名が入学します。
 (略)
 不安な後輩達を、先輩がほぐしてやってください。話をするところから始まります。
 話題は変わりますが、昨年に公開された『あん』という映画を紹介します。昔は不治の病として恐れられていたハンセン氏病を題材にしたものです。感染力が極めて低く、今では治療法が見つかっています。ところがハンセン氏病に関する差別や偏見は根強く残っていて、今でも社会に出られない方がいます。同じように働きたいと思っても、心ない人達に阻まれてしまいます。
 元ハンセン氏病患者である主人公の徳江さんは餡作りの名人。行列ができるくらいのどら焼き屋さんの餡作りを担当しています。しかし彼女が元患者であったことが知れると、とたんにお客さんが来ません。そんなお話です。その徳江さんが最後にこんなことを言います。
「私たちはこの世を見るために、聞くために生まれてきた・・・だとすれば、何になれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」
 広島や相模原で中学生が相次いで自らの命をなくしています。中学生を守るべきはずの学校の先生や、児童相談所が原因で、貴い命をなくしました。私たちはそのことを重く受け止め、ここにいるみんなを守るためにするべきことを考えています。そして、みんなにも、どんな状況になっても私たちには生きる意味があることを知って欲しいのです。何があっても絶対に死を選ぶことはしないでください。相談できる誰かを持ってください。これも又、話をするところから始まります。
 

 続いて、生徒代表が今年を振り返って話をしてくれました。
 1月に行った雪上アートがとても印象に残っている。先生からグラウンドの雪に絵を描くと言われ、そんなことができるのかと思った。2時間かけて、全員が一生懸命に取り組んだ。できないかも知れないと思ったけど、最後まであきらめずに頑張った。完成した時は嬉しかった。3階に行って、絵を見たらきれいでうまくできたと思った。協力すると大きなことができると思った。2年生になったら、もっといろんなことに挑戦したい。


鳥居本小学校修了式

2016年03月24日 | 鳥居本小中学校
 24日(木)平成27年度の修了式を行いました。
 最初に、校長から児童代表(5年生)に終了証を手渡ししました。
 次に、校長より平成27年度を振り返っての話の後、生徒指導主任より、春休みの生活の話をしました。
 いよいよ明日からは春休みです。心のチャイムをしっかりと鳴らしながら、規則正しい生活を心がけ、次年度に向かう心構えを築いて下さい。


日下部鳴鶴揮毫の書

2016年03月23日 | 鳥居本小中学校
 鳥居本小学校には明治の三筆といわれた日下部鳴鶴揮毫の書が校長室前廊下に掲げられています。彦根市内の学校では、本校と高宮小学校の2校のみです。彦根出身の方ですから彦根の学校にあること自体は不思議ではありませんが、随分貴重なものです。国宝・彦根城築城400年祭には、「在野の日下部鳴鶴展」というのがあって、外へ出たことがあります。それ以外はずっと鳥小の昇降口から入って右手校長室前廊下で子どもたちを見ています。
「温良恭謙譲」とは人柄が穏やかで謙虚なことという意味だそうです。

学年末の大掃除

2016年03月22日 | 鳥居本小中学校
 いよいよ最後の週となりました。今日を含めて後3日で平成28年度の授業が終わります。写真は床のワックスがけをしているところです。音楽室や美術室などの特別教室も含めてのことですから、現在残っている生徒でするとなると、2~3人のグループに分かれて、それでも全員でかからないとできません。
 小さな学校は、何をするにしても「誰かがしてくれる」という考え方にはならず、自分がしなければ作業は終わらないと言う雰囲気があります。誰かに頼るのでは、自分でできることは自分で行う。本校の学校教育目標が「自主的、創造的精神に満ち、未来を拓く心豊かでたくましい生徒の育成」です。「未来を」からは多くの学校で使われている言葉ですから、「自主的、創造的精神に満ち」の部分が鳥中の目玉です。彼らをみていると育っているなあと感じます。


開花

2016年03月21日 | 鳥居本小中学校
 日本の各地から桜の開花宣言が届けられています。彦根は花芽が少し膨らんだ程度で、もう少し先のことと思われます。できれば11日の入学式に合わせて咲いてくれるといいのですが。
 写真はデンドロビュームです。昨年の4月にいただきました。約1ヶ月花を付けていてました。その後インターネットで育て方を調べ、その通りに育てていると、見事に咲いてくれました。

2月29日、1つの花芽から複数のつぼみを出します。まだ沢山のつぼみがついているので楽しみです。

育てると言えば、我が校のさんあかレンジャーがちょっと動くようになりました。

卒業証書授与式

2016年03月18日 | 鳥居本小中学校
 18日(金)平成27年度 鳥居本小学校 卒業証書授与式を挙行いたしました。
 PTA会長様をはじめとして、15名の来賓の方にお越しいただきました。ありがとうございました。
 14名の児童は、進む進路は違いますが、6年間過ごした鳥居本小学校での経験を活かして、中学校でも飛躍してくれることを教職員一同願っています。卒業おめでとうございます。

 
 

郷土料理を作る

2016年03月18日 | 鳥居本小中学校
 今日は鳥居本学区で料理教室されている藪野さんにお願いして、中学校2年の生徒たちが郷土料理に挑戦。
 丁字麩の辛子和えと南瓜と小豆のいとこ煮
 丁字麩は近江八幡市を中心に作られている直方体をつないだような麩です。彦根市城町で作られた丁字麩を使用しました。
 そして南瓜と小豆のいとこ煮は南瓜、ニンジンを小豆と一緒に煮ます。なぜ「いとこ」煮なのだろうとお尋ねしますと、南瓜と小豆は相性が良い、仲が良いということなんじゃないですかと話されていました。試食させてもらいました。素朴な味わいでおいしかったです。是非受け継いでいただきたいなと思いました。

お手本を示されている藪野さんです。

卒業証書フォルダー

2016年03月16日 | 鳥居本小中学校
 鳥居本中学校同窓会から卒業証書を入れるフォルダーを記念品としていただいています。

 今年から中学校の校章とともに鳥居本学園の学園章が入っています。遅くなりましたが紹介させていただきます。

 今日は小学校が全校で卒業式の練習を行いました。ピリッと緊張しながらの練習です。卒業証書授与の場面で、小学校には「筒入れ」という係の先生がいます。成長し巣立ち行く児童の卒業証書を筒に入れて渡す役割ですが、1年から5年までのどこかの学年で卒業生を担任をした教師がこの役割を担うケースが多いようです。「呼びかけ」とともに小学校の卒業式に伝わる心のこもった習慣です。