ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

ビートルズ  「ヘイ・ジュ-ド」

2012-04-28 23:02:43 | 日記

 昨日、将棋の羽生の「勝負は一点差で勝てばいい。五点も十点も大差を付けて勝つ必要はない」という言葉を紹介したと思ったら、今日

は、なんと五点差をつけて大勝してしまった。5-0というスコアは去年はあったろうか?記憶にない。なにせ去年は先制されるともう追い

つけない試合が多くて、五点取るなんて夢見たいな試合が続いていた。

 

  しかも今日の五点は、それぞれが素晴らしい得点で、最後の相手GKがハンブルしたのは別にすれば、どれもこれも内容の濃い素晴らし

い得点だった。一点目の遠藤のシュートもシュートそのものも素晴らしかったが、西と大迫の動き方が見事で、いい時間帯に先制できた。

前半の途中まではややアントラーズが押していて、いい形を作っていたものの、ガンバの動きも連動性とスピードがあって、セレッソとは

また一味違った攻撃力があった。やはり細かいパス回しがうまく、前半の終わりあたりはガンバが主導権を握って、見ていて危ない感じだった

のを、大迫と西のうまい絡みと、遠藤の左足の華麗な一発で、相手の勢いを止めてしまった。

  

  後半にどうガンバが修正してくるかと思ったが、試合の主導権は完全にアントラーズが握ってしまい、最後まで攻撃の手を緩めることは

なかった。二点目の興梠の背中に相手DFを背負って体を預けて、目の前にスペースを作って、体を反転させての早いシュートは素晴らし

かった。去年から興梠のシュートは枠を超えて宇宙のほうへ飛んでいくばかりで、まったく疫病神のようだっだが、ついに完全に自信を取り

戻したようだ。「ああ、こんなに高い技術を持った選手だったんだ」と驚くような体の使い方のうまさだった。

 

  すっといいプレーが続きながら、リーグ戦では得点に恵まれなかった大迫にも、今日はサッカーの女神が微笑んだ。起点になったのは

ドゥトラ。後半、26分、突破力のあるドリブルから、大迫にパスを出して、大迫のシュートは今野の足に当たってコースが変わってゴール。     

前半は少しパスミスなどはあったものの、持ち前の突進力を生かしたドリブルは、チーム全体に前に進める推進力を与えている。やや持ち

すぎる傾向はあるものの、ドゥトラの存在はチーム全体に活気を与えてるのは確かだ。

 

  アントラーズのサイトに載っている、指を立ててウィンクしているドゥトラの写真は少しキモイ。何となくホモっぽい。そんなことはどうでも

いいのだが、柴崎のアンカーと、ドゥトラのトップ下といのはなかなかいい。柴崎は相変わらず視野が広く、うまく時間を作りながら、タイミン

グのいいパスを出している。受け手の選手にとっては受けやすいパスが多く、二年目の19歳にしてはやはり落ち着いている。彼がロンドン

五輪に召集されなくって良かった。夏場に柴崎がいなかったら困ったことになる。

 

  あと良かったのは新井場と西の両サイド。特に新井場の左サイドの攻撃が今日は冴ええていて、再三チャンスを作り出した。日によっ

てクロスの精度を欠く時があるが、今日はクロスの精度も高く、上がるタイミングや運動量も素晴らしかった。自らシュートを打っていく意欲

も良かった。後半は遠藤が左に流れて、面白い動きをしていたせいもあって、ほとんどのチャンスが左サイドから生まれていた。二点目に

なった興梠に出した新井場のクロスは正確だった。

 

 岩政、山村のDFも今日は安定感があった。結局、司令塔の遠藤から決定的なパスはほとんど出なかった。遠藤、明神のダブルボラン

チに関しては、うまく封じることが出来たと思う。あとラフィーニャの動きがいまひとつで、今日は怖さがなかった。

 

 前半の終わり頃のガンバの時間帯に、ガンバが先制していれば試合は違ったものになっていた可能性はある。ただ、アントラーズは選手

全体が落ち着いていて、全体の状況がよく見えている。アントラーズらしい試合運びのうまさはやはり若い選手に浸透し始めている、と感じ

させる試合だった。個々の選手のポテンシャルはガンバも高いが、いったん崩れた時にふんばれない。前半の動きが良かったのに、後半

あれほど崩れるのは、やはりメンタル面での問題があるように思う。ガンバが仮に二点取っても、アントラーズだったらあそこまでは崩れな

いだろう。前半の厚みのある攻撃が全く姿を消したのは、セレッソと似ていた。大阪のチームは調子に乗せると怖いが、気落ちすると意外

に脆いところがあるのかもしれない。

 

久しぶりに本山のゴールも見れたし、言うことのない試合だった。天気も良かったし、カシマスタジアムに足を運んだサポーターは、ルン

ルン気分で帰ってきただろう。私も見に行きたかったです!

 



 

山村   「今日の柴崎君、いい顔してたよ!」

柴崎   「そうっすか!川澄さん、見てたかな?」

山村   「NHKの地上波でやったからきっと見てたよ」

柴崎   「・・・・・・興梠さんのシュート、すごかったね」

山村   「一点取ってから、別人だね」

柴崎   「今日は全員生き生きしてた!」

山村   「ドゥトラは興梠さんにパンツをあげたらしいよ」

柴崎   「へえ、どんなの?」

山村   「前にサッカーのボールのマークが付いているやつらしい」

柴崎   「そこからシュートするんだ」

山村   「川澄さんにも贈ってあげたら?」

柴崎   「女物もあるの?」

山村   「あるらしい。穴が開いていないヤツ・・・・・・」

柴崎   「はははははは。あげたらいっぺんで嫌われそうだ」

山村   「ドゥトラって不思議な人だね」

柴崎   「そうかな?わかりやすいじゃん」

山村   「サイトの写真見た?ウィンクしてるヤツ」

柴崎   「あああ、ウィンクしながら突進してったら怖いね」

山村   「そんなのが突進してきたら、ディフェンスは嫌だな・・・・・」 

柴崎   「岩政さんと最近仲がいいらしい」

山村   「え!なんでだろう?」 

柴崎   「何か奥さんについての悩みをドゥトラに相談しているんだって」

山村   「へえ、あれで・・・・ホモかとおもったけど、人生相談もするんだね」

柴崎   「おれも相談してみようかな」

山村   「まずは、ブラジル製のパンツ、欲しいね。色は金色らしい」

柴崎   「・・・・・・・それじゃ、贈れないよ」

 

ガンバを撃破することができました!

これでやっと勝ち点10の11位です。

アントラーズのサッカーが間違っていなかったことが証明されてきました。

いっしょに応援していきましょう! 

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