ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

横浜マリノス戦

2016-08-27 21:25:12 | 日記

 う~ん、引き分けという結果をどう見るか?全体的な内容では、六対四くらいで勝っていたと思うが、結果的に斉藤学一人にやられてしまっ

た。前半、優磨の先制点を守り切れていれば、勝っていたように思うが、前半45分に斉藤学のドリブルからシュート性のクロスが入り、伊藤が

角度を変えて綺麗に決められて、同点にされてしまったのが、最近のアントラーズを象徴していたゲームだった。中村俊輔とマルティノスのいな

いマリノスは攻撃の起点になれるのは斉藤だけだったのだが、結局抑えることができなかった。

 

 石井監督が心労による体調不良で指揮を執らず、大岩ヘッドコーチが指揮を執った。その影響はほとんど感じなかったが、前半試合を支配しな

がらもどことなく自信なさそうな動きで重たい感じだった。前半8分の斉藤のパスに伊藤のボレーシュートはクロスバーに当たってはずれたが、

完全に一点物のプレー。あれが入っていたら全く別のゲームになっていただろう。

 

 28分のアントラーズの先制点は、金崎の斜めのスルーパスが優磨にうまく通って、優磨が左足で綺麗に流し込んだ。これは文句のつけようの

ない完璧なプレーだった。優磨が足元がこんなにうまかったとは思わなかったほど、優磨のボールコントロールは正確だった。アシストでも最近

不調で問題を起こした金崎がいいプレーをするのは大きい。金崎が日本代表から外れたのは当然だろうが、アントラーズにとってはむしろ朗

報。腐らずにファーストステージのレベルに戻してほしい。

 

 西が前半の19分にイエローカードをもらい、その後二回くらいイエローをもらいそうな危ないファウルがあった。西を使い続けたのはどう

だったのだろう?伊藤を右サイドに入れて西を前で使って、攻撃に厚みが出て、何度も右サイドからチャンスを作っていたものの、二失点目の

斉藤の長いドリブルからの素晴らしいシュートの起点になった、パスミスをしたのも西だった。前半で西から伊藤に代えてしまったらどうだっ

たのだろう?怪我の土居に代わって入った永木は、素晴らしいミドルシュートもあったが、パスミスもあったり、完全に安心して見てはいられ

ない。やはりボランチは小笠原の存在が絶対に必要だと思う。

 

 後半はかなりオープンな展開になり、アントラーズは何度も右サイドからチャンスを作っていたが、結局、二点目は、ファブリシオのゴール

前での落ち着いたゴールのみ。ファブリシオは調子に乗ると意外にどんどん得点してくれるかもしれない。天皇杯などではスタメンで長い時間

使って、チームにフィットさせていけば、後半戦でやってくれる可能性は感じた。赤崎のFWにはもう見切りをつけた方がいいだろう。土居を

使って、二列目は優磨、中村、怪我が治れば遠藤、そしてファブリシオでやっていくべきだ。赤崎には得点の匂いがしない。

 

 とにかく監督が心労でダウンなどという状況は普通ではないが、やはりしっかり勝っておきたい試合だった。マリノスは斉藤学だけだったの

で、三人くらい徹底的にマークを付けて仕事をさせなければ、勝てたように思う。とにかく石井監督に早く元気になってもらわないと困る。

次は天皇杯なのでやや気楽にできるだろう。カターレ富山に油断はできないが・・・

 

 フロンターレもレッズも負けたので、勝ち点差を縮めるチャンスだった。こういう試合を勝っていかないと上位には上がっていけない。次第

に怪我人も戻りつつあり、あとは遠藤くらいか。リーグ戦は残り全勝するくらいのつもりでやってもらいたい。

 

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湘南ベルマーレ戦 2

2016-08-21 13:24:54 | 日記

 リオオリンピックのサッカー男子は開催国ブラジルが、PK戦でドイツを下して、金メダル。日本が初戦で負けたナイジェリアが銅メダル。日

本チームはしり上がりに調子が良くなっていただけに、5-4で負けたナイジェリア戦が惜しかった。試合の6時間半前に遅れて到着するなど、

常識では考えらえないナイジェリアは、わざと遅れる宮本武蔵のような戦法だったのか?日本はOA枠が機能しなかったのが誤算だった。興梠と

藤春がまともな仕事をしていたら、日本も銅メダルくらいは夢じゃなかった。植田と櫛引が活躍できなかったのが、アントラーズサポとしては残

念だった。

 

 四年に一回だから当たり前だとは言え、オリンピックでのアスリートの凄まじい集中力と命がけの勝負を観ていると、さすがに昨日の湘南ベル

マーレ戦のような試合は、トロく見えてしまう。高校野球ですらもっと真剣で面白い。茨城の常総学院はベスト8で散ったが、優勝した作新学

院と劣らない力を持った、いいチームだった。エラーで負けてしまったのが残念。常総学院と作新学院の決勝が見たかった。

 

 昨日の湘南戦は、試合開始の前に、ジネイがアントラーズベンチの方にやってきて、監督を始め、ベンチの選手やスタッフに握手の挨拶。ジネ

イは放出されてしまったのに、アントラーズへの恩義を忘れないのは立派。私はジネイはずっといてほしかったと思っているので、カメラで何

度もアップになったジネイを懐かしく見ていた。アントラーズのフロントがジネイを放出しなければ、カイオも突然中東に移籍などしなかった

のではないか?という思いもあって、カイオ、ジネイ、ブエノがブラジルの国旗を背負ってはしゃいでいた、ファーストステージ優勝の時の

シーンが遠く感じられる。もし、リーグ優勝できなかったら、カイオを引き留めることができなかったフロントの責任だろう。

 

 出て行ったカイオ、ジネイ、山村、豊川と、入ってきた永木、三竿、櫛引、ファブリシオを比較すると、少なくとも得点力に関しては戦力ダ

ウンになっている。昨日の永木は悪くなく、中盤でいい攻撃のリズムを作っていたが、昨年の山村には鋭い縦パスや、ゴール前での高さや

シュート力もあって、アントラーズのサッカーにはむしろ山村を残しておいた方が得点力はあったと思う。昨日の永木は、試合後に、「90分

を通していい対応ができた」と述べたようだが、小笠原、柴崎に匹敵するような仕事はまだできていないように思う。それくらいアントラーズ

のボランチは高い水準が要求されている。

 

 遠藤、中村が怪我をしているために二列目に入っている土居も最近いま一つだ。昨日の前半に優磨のクロスに滑り込んで合わせたプレーのよ

うな得点の匂いのするプレーが少なくなってきている。金崎と土居の得点力が期待できないと、アントラーズは複数得点は難しい。今の金崎、

赤崎のFWでは、2点、3点は取れる気がしない。やはり右サイドハーフで遠藤が攻撃の起点になって、ゴール前にいいクロスが入ってくるよ

うになるまで、しばらく我慢するしかない。優磨は右サイドハーフでの仕事がどんどんうまくなっているが、如何せん、ゴール前へのラストパ

スは遠藤のようにうまくはない。しかし、昨日のPKかと思われたプレーを、素早く続けた判断力は見事だった。これでリーグ戦6点目。赤崎

などに比べれば、はるかに決定力はある。赤崎はセカンドステージは残り8試合で5点以上取るくらいじゃないと、来年の契約更新は難しいく

らいの危機感を持ってほしい。

 

 今、年間勝ち点差で首位の川崎フロンターレとは8開いている。2位のレッズとは、3差。フロンターレに追いつくのはかなり難しいだろう

が、レッズに追いつくのは十分に可能だ。年間順位2位くらいでフィニッシュして、CSの時にチーム状態がいいような方向性でチーム作りを

進めてほしい。とにかく、リーグ優勝、そして天皇杯の優勝を逃してほしくない。次のマリノス戦は勝つのは簡単ではないが、ここで負けると

また沈んでいきそうだ。必勝を期待する。

 

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湘南ベルマーレ戦

2016-08-20 20:27:02 | 日記

 正直、オリンピックで世界レベルのアスリートを観ている眼には、レベルの低い低調な試合だった。両チームとも状態が良くないのが出ていた

試合だったが、何とか勝てて、良かった。後半、35分の優磨の得点がなかったら、見るべきものがほとんどない試合だった。

 

 優磨は前半から右サイドで良く攻撃の起点にはなっていたが、最後のラストパスの精度が良くない。前半は左サイドからゴール前に切れ込んで

打った土居のシュートが一番惜しかったが、相手GKのファインセーブに防がれた。そこそこ形は作れているが、やはりいい時の連係やパスワー

クの良さは見られなかった。絶好調時に比べると50パーセントくらいの出来だと思う。

 

 CBの昌子とファン・ソッコが安定して以外は、優磨以外はほとんどの選手があまりよくなかった。永木もいい動きもあったが、FKやシュー

トの精度が悪く、決して褒められたものでなかった。金崎は得点がないのでフラストレーションがたまるのはわかるが、ファブリシオとの交代で

腹を立て、監督につっかかって荒れていたのは、いただけない。頑張っているのだろうが、金崎の調子はいい時に比べるとかなり落ちている。

ファブリシオがいいとは思わないが、もっと謙虚に自分の状態を見つめるべきだろう。金崎は反省して欲しい。

 

 唯一の得点シーンだった、優磨のゴールは、PA内で優磨が倒され、明らかにPKに見えたシーンで全選手が審判の判定に気を取られ、プ

レーを止めてしまった時に、優磨が素早く起き上がって、プレーを続けて、左足でシュートを決めたもの。優磨だけが、審判がファウルを取ら

なかったのにすぐに反応した。あそこで審判に異議を唱えたりしていたら、あのゴールはなかった。優磨の瞬間的な判断力が素晴らしかったと

言える。前節に続いて右サイドハーフで評価できるプレーをした。

 

 怪我していた中村や柴崎も戻ってきて、あとは遠藤とブエノくらいか。次第に態勢は戻りつつある。ファブリシオはまだ活躍らしい活躍はな

い。ボールコントロールはカイオのような正確さはない。スピードはある程度あるようだが、ドリブルもそんなにうまそうでもないし、カイオ

の突破力は今のところ期待できそうもない。

 

 久しぶりに見た、ジネイは相変わらず、ボールを落とすのがうまい。ポストプレーでは使えるが、それ以上の怖さはなかった。優磨と仲が良

かったとは知らなかった。ジネイとファブリシオがどっちがいいかと言われても判断がつかない感じだ。ファブリシオは前線で赤崎のように

ボールを追い回すことはほとんどなく、ディフェンスはさぼり気味のタイプに見えた。

 

 こういう見るべき内容のない試合でも勝ち点3を取れたことは非常に大きかった。勝ち点3を取れたこと以外はほとんど見るべきものがない

低調な試合だったと思う。局面局面での戦いも物足りないし、攻撃にも創造性を感じない。アントラーズが本来のサッカーを取り戻すにはもう

少し時間がかかりそうだ。

 

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アビスパ福岡戦

2016-08-14 21:09:53 | 日記

 久しぶりのリーグ戦の勝利。今夜は関東は涼しかったが、福岡は猛暑で湿度が高かったらしい。そんな中、かなりのハードワークを90分間で

きたと思う。柴崎、遠藤、中村、ブエノが怪我。二列目には右に優磨、左に土居を入れて、FWは、金崎、赤崎。今日は、二列目でパッとしな

かった優磨が攻守で非常に頑張った。ラストパスに精度を欠いた以外は、二列目で使われた中では一番良かった。足を吊っても必死に走る姿に気

持ちを感じた。遠藤ほどボールは収まらないものの、いいポジションに走りこんでいたと思う。試合を決めた二点目は、相手GKを横に倒してか

ら落ち着いて蹴りこんだ。

 

 前半27分の先制点は、金崎がセンターサークル付近から、綺麗な縦のスルーパス。受けた赤崎は、ワンタッチでループシュート。これは赤

崎の技術が光った。赤崎は今日はよく動いてチャンスに顔を出していたと思う。金崎はアシストはあったものの、決定力は落ちたまま。柴崎の代

わりに入った永木は、良かったと思う。運動量が多く、プレスキックの精度も高かった。柴崎の怪我の程度はどのようなものかわからないが、永

木でもそれほど遜色ないと思う。最近の柴崎がそれほどいい出来だとは思わないので。

 

 ディフェンスでは昌子が素晴らしいポジション取りと気迫のプレーで何度もピンチを断ち切った。昌子の対応能力の高さは今日は光ってい

た。ファン・ソッコもいい出来だったと思う。今日は無失点で切り抜けられそうだったが、後半アディショナルタイムに垣田がオウンゴール。

もったいなかった。頑張っていた昌子は頭に来ただろう。次節から植田も戻ってくるのだろう。オリンピックでは活躍したとはいい難かった植

田だが、植田が戻ってくると攻撃にも厚みが出てきそうに思う。

 

 まだ、安心して見ていられるほど、アントラーズの強さは戻っていないが、局面局面で戦えるようになってきたとは感じる。ファブリシオが

どの程度使えるのかまだ不明だが、夏を乗り切れば、また勝ち続けるようになると思う。とにかく年間順位三位以内が具体的な目標だと思う。

取りあえず今日勝てて本当にホッとしている。九州まで行かれたサポの皆さま、お疲れ様でした。

 

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スルガ銀行チャンピョンシップ 2

2016-08-11 16:16:35 | 日記

 サッカーとは関係ないが、日本体操男子が団体総合に続き、個人総合でも内村航平が金メダルを取った。終わって、「出し切れるものはすべて

出し切った」と言っていたが、素人目に見ても、内村はほとんど限界状況で演技しているのがわかった。そして凄まじいまでの集中力。疲労の限

界でもミスは全く出なかった。あれほどプレッシャーのかかる状況で完璧な演技をしてしまうメンタルの強さは、もの凄い練習量に支えられてい

るはずだ。ワールドカップでも、オリンピックでもサッカー男子を見ていると日本の男はスポーツでは勝てないのか?という錯覚に襲われるのだ

が、日本の男子の体操を見ると、その技術力と美しさはやはり世界のトップで、日本の男が運動能力に劣るなどということはないとわかる。

全く誇らしい限りだ。

 

 体操とサッカーは比べられないけれど、やはりミスをいかに少なくするかということが勝負に直結する。勝負事では必ずミスは出る。しかし、

ミスを広げないこと、ミスを直接の敗因に結び付けない勝負術とか運のようなものが作用してくる。将棋の言葉で、「勝ちに不思議の勝ちあり、

負けに不思議の負けなし」という言葉があるが、いくら内容が良くても、「負け」という結果がでているのは、やはり理由があって、必然的な

ことなのだ。将棋よりはサッカーは運とかツキが作用する部分は大きいけれど、公式戦四連敗するのには、そうなる理由がある。

 

 昨日の、後半34分の失点シーンでも、柴崎と永木が交代したばかりで、誰がマークにつくのかはっきりしない時間帯にやられてしまった。

仙台戦よりは明らかに前からボールを奪いに行って、試合の主導権を握っていた。前半10分の山本のポストに当たった強烈なシュート、金崎

の完全な一対一のシュートが入らないのが、今のアントラーズ。ファーストステージの金崎ならなんなく決めていただろう。最後まで決め切っ

た金崎、打てば枠内にシュートが飛んでいった金崎は今はいない。アシストもうまくできなくなっているので、カイオが抜けた後、得点力はど

んどん落ちるばかりだ。

 

 昨日、デビューしたファブリシオは、石井監督は、「個人的な能力は非常に高い」というものの、アントラーズのサッカーにフィットするの

か、チームメイトの信頼を得られるのかはまだ不明。顔つきだけからすると、ワイルドなタイプで、得点し始めると調子に乗って取り出すかも

しれないが、意外に鳴かず飛ばずで終わってしまう可能性も感じる。アントラーズの細かいパスワークにうまくはまる感じはしない。どっちか

というと、一発大砲タイプというか、時折ズドーンと凄いシュートが決まるようなタイプに見えた。

 

  内容的には確かに悪くはない。悲観して下を向くようなサッカーではない。しかし、一発のミスやFKで沈んでしまうこの流れを何とか断ち

切らないといけない。体操の内村航平のようなメンタルの強さが欲しい。赤崎も優磨も中村も先発した時は、もうフラフラになるくらい力を出

し切ってもらいたい。いつもそこそこはやっているが、どこか不完全燃焼。ワンチャンスでやられるのはやはり集中力の欠如としか言いようが

ない。一回勝ち始めれば、また流れも変わってくだろう。そういう意味で、次節のアビスパ福岡戦は絶対に勝たないといけない。

 

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スルガ銀行チャンピョンシップ

2016-08-10 22:12:59 | 日記

 両チーム、本気でタイトルを取りに行っているのは伝わってきた。特にアントラーズはベストメンバーを全員使ってしまった。局面局面で戦う

気持ちはあった。内容的にも押し込んでいたのに、セットプレーからの失点での敗戦はタイトルを逃した以上に、リーグ戦への悪影響が心配な結

果になってしまった。前半の山本のポスト直撃のシュート、完全に一対一になった金崎のシュート・・・・どっちかが決まっていたら別の試合に

なっていただろうが、惜しいシュートが決まらず、ワンチャンスで失点する最近の悪い流れは、この試合でも変わらなかった。

 

 途中から見たので最初の時間帯、どれくらいのプレッシャーで押し込んだのかわからなかったが、気持ちはかなり入っていたのではないか?恐

らくゲームを支配してチャンスを作っていたのはアントラーズだったと思う。スカパーの放送がないのに気が付かず、しかもライブアントラーズ

も何度やっても聞こえないので、やむなくフジテレビNEXTに申し込んでしまった。負けるとわかっていたら申し込まなかったが、南米の強豪

チームに不調のアントラーズがどんな戦い方をするのか観てみたくて、思わず申し込んでしまった。

 

 内容的には南米のハードな当たりに負けないだけの気迫は感じた。インデペンディエンテ・サンタフェは手を使ったり、かなりハードいうよ

りダーティーなプレーも多く、相手に怪我をさせても何とも思わないような当たりの激しさ。怪我をした西だけでなく、危険なプレーが多かっ

た。79分のセットプレーからの失点は、後半サンタフェがチャンスらしいチャンスがなかっただけに、残念だった。ファン・ソッコと昌子の

ちょうど間あたりにボールが入ったのだろうか?二人ともちゃんと競れなかった。この程度のFKの正確さは世界レベルでは当然だろう。アン

トラーズにこういう正確なFKを蹴れる選手はいない。

 

 初めて見たファブリシオは、なんかごつくてコワモテの選手。温顔で仏さまのようだったジネイとは正反対の印象。まだよくわからないが、

ドリブルなどはそれほどうまくないような印象を受けた。パワーはありそうだが、カイオのような器用さはないのではないか?試合終了近く、

中村がPA内で倒されて、PKをもらった。うまく倒されたという印象だった。しかし、金崎が・・・・。一番止めやすい場所に蹴ってしまっ

た。アントラーズの選手は本当にPKが下手だ。高校生だってもっとうまいPKを蹴る。最後はファン・ソッコの惜しいヘディングシュートも

あったが決まらず。

 

 この試合、ほぼフルメンバーを使って、それも相当エネルギーを使って、しかも勝てなかったので、全く得るものがなかった。西も怪我をし

たが、柴崎も足を痛めたようで、リーグ戦に与える悪影響だけが残ってしまった。内容的には見るべき部分も多かっただけに、この結果は残念

だ。明日のオリンピックのサッカーのスウェーデン戦に勝って決勝トーナメント進出を期待するしかない。

今日はとにかくお疲れ様でした・・・・・

 

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ベガルタ仙台戦 2

2016-08-07 13:11:57 | 日記

 チームが上り調子のベガルタ仙台と、今や暗黒のトンネルの中にずっぽり入っているアントラーズの差はミスの差になって表れている。たっ

た一つのミスが失点につながってしまう傾向が、jリーグでもオリンピックでも続いていて、アントラーズの選手はお祓いでもした方がいいの

かもしれない。オリンピックでは、3失点目には植田がクリヤーミス。5失点目は櫛引のミスキックからとアントラーズの選手が失点に絡んで

しまった。サガン鳥栖戦では山本のクリヤーがちょうど相手に渡ってしまい、昨日は、西のバックパスが相手へのアシストになるミス。

 

 今や、サッカーの神様はアントラーズを見放したのか、試練を与えているのか?いつもつまらない不用意なミスで失点し、追いつくことがで

きない。昨日のサッカーの前半を観ていて、勝てる気がしなかった。最近の失点の多さは、攻撃時に前掛かりになり過ぎているという石井監督

の考えから、「攻撃時の守備のリスクマネジメント」をしようと、SBの山本と西にいつもほど高い位置を取らせず、守備にエネルギーを使っ

た。それが逆にいつもの感覚を狂わせて、西の守備でのミスにつながったように見えた。

 

 この日は西は、キャプテンを自分から志願して、「チームのためにやらせてもらった」と言うが、バックパスでの失点シーンは明らかに判

断ミスで、周囲の状況が良く見えていなかった。チームの状態が良くない時はやることが悪い方悪い方へ出るもので、前線からのプレッ

シャーをかけなかったために、ベガルタ仙台は余裕をもってボールをキープできた。やはりアントラーズの基本は前線から厳しいプレスをか

けて激しく球際で戦うことだと思う。その要素が全くなかったこの前半は、ゴール前でのチャンスがほとんど作れなかった。

 

 杉本も一人でドリブルで切れ込んでシュートへ持っていく場面も、安易に味方にパスしてしまい、しかもそれがつながらない。若いのだか

らもっと強引に思い切りよくやってほしい。遠藤に代わって投入された優磨も最近は何をやっているのか、何をやりたいのかさっぱりわから

ない。かつてのギラギラ感もなく、なんか自信なさそう。杉本に代わった中村も相変わらず、もう少しの惜しいプレーで終わってしまう。

こうなってくると新加入のファブリシオが活躍できるかどうかにすべてがかかってきそうだ。いいプレーをしてくれればいいんですけど。

 

 この日は相手GKの関が大当たりの日で後半の金崎などの決定的なチャンスは見事に防がれた。サガン鳥栖戦といい、アントラーズ戦にな

ると相手GKが燃えて素晴らしいプレーを見せるのも不運。観ていて勝てない原因はまず第二列目にあって、それにつられてFWもいい連係

が作れなくなっているのが、得点できない原因だろう。ファーストステージにはあった前線での連係をどう取り戻すかが大きな課題だ。あと

はやはり柴崎が本来の力を出してくれることだ。もっと前線にいい縦パスを出したり、自分でも攻撃参加して欲しい。

 

 これで今季初の三連敗になったが、サッカーも人生も苦しい時期にどう耐えしのぐのかが重要だ。この程度で気落ちして下を向いてはいけ

ない。セカンドステージの上位はもう難しいので、年間勝ち点三位以内を確実に取ることと、CSの時期にチームの状態が最高になっていく

ようなコンディションのもっていき方を考えるべきだろう。フロンターレもレッズもそのうち負けだすだろうから、CSの時のチーム状態が

重要になってきそうに思う。

 

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ベガルタ仙台戦

2016-08-06 20:34:13 | 日記

 確かにチームの状態は良くない。何が良くないかというと、まず、何としても勝たなければという真剣な気持ちが伝わってこない。今日は前半

は前線からプレスをかけずに、守備はいつもより重心を後ろにして守ったが、何せ攻撃の形が全く作れない。この暑さとは言え、前線に全くプ

レッシャーをかけないというのは戦い方としてはどうだろう?解説の奥野はお互いに手堅く戦っているとか言っていたが、戦う意思に欠けている

としか見えなかった。

 

 前半の35分の失点シーンは、西の不用意なバックパスから。左側に出すか、コーナーキックに逃げれば良かったのだが、ハモン・ロペスに気

に取られて、奧埜が入ってきているのに気がつかなかったのだろうか?あそこでGKに返そうとしたのは完全な判断ミスだった。前半のシュート

はわずかに2本?攻撃の重心が下がっているために、第二列目とFWに連動性がない。特に杉本がチャンスメイクできないのが大きいと思った。

ボールコントロールも正確さに欠ける。遠藤は前半のうちに怪我で優磨と交代し、杉本は後半から中村に代えた。結局、抜けたカイオの後を埋め

る、中村、優磨、杉本がいい仕事ができていないのが大きい。今度入団したファブリシオがこのポジションでいい仕事ができるのかどうか?それ

が無理だとセカンドステージは相当苦しいだろう。今日の遠藤の怪我がどれくらいかわからないが、遠藤が出られないようだと、アントラーズの

攻撃を組み立てるいい二列目が見当たらない。それくらいカイオの役割は大きかったということだ。

 

 今日は、土居も暑さのせいか動きに切れがなく、シュートがなかった。というよりゴール前にいいボールがほとんど入ってこないのだから

しょうがないが。金崎も決定的なシーンがあったが、相手GKの関のファインセーブにあってシュートが決まらず。今日は関が当たりまくって

3点くらい防がれてしまった。ベガルタ仙台は後半アントラーズに押し込まれても、慌てることなく、要所要所は締めていた。やはりアント

ラーズのチーム状態が良くないのは相手には伝わっていて、脅威には感じなかったのだろう。金崎は単発のシュートもそうだが、ファーストス

テージに多かった周囲を生かしたチャンスメイクもうまくできていない。

 

 昌子はいい守備で決定的なピンチを防いだが、ファン・ソッコは、細かいボール扱いでミスが多く、はやり私はブエノの方がいいと思った。

ブエノの怪我がどの程度のものか気になる。柴崎もFKの精度は相変わらず。得点につながるような縦パスなどは全くない。ファブリシオが使

えないようなら、土居は2列目でFWは赤崎か垣田あたりを使うしかないだろう。やはりジネイはいてくれた方が助かったと思う。

 

 正直言って、このままだと年間勝ち点3位は危うい。福岡や湘南にも勝てないようだとセカンドステージは10位以下も覚悟しなくてはいけ

ないだろう。たぶん、今が最悪の状態なのだと思う。選手たちにはそれくらいの危機感をもって必死にやってほしい。何か本当の真剣さが伝

わってこないのが、非常にもどかしく、イライラする。この程度で降参するのは早すぎる。

 

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