ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

FC東京戦

2017-02-25 16:04:13 | 日記

 全体的に見て、内容的には互角の戦いだった。0-0で引き分けの試合かなと思って見ていたが、後半37分に中島の左サイドからのドリブル

からのシュートをクォン・スンテが中途半端な処理をしたこぼれ球に三竿雄がぶつかってしまいそのままオウン・ゴール。

 

 難しいバウンドで、クォン・スンテを責めるのは可哀想だが、もう少し大きくパンチングして欲しかった。キャッチは難しかったか?今まで

ファインセーブを続けてきたクォン・スンテに初めてのやや疑問のプレー。山本が左サイドに入ったままでいてくれれば、とも思うが・・・

 

 前半は、お互いシュートも少なく、しっかり守りあう展開。両チームとも手堅い戦い方が続いた。しかし、アントラーズの攻撃の展開が少な

い。FWに入った金崎とペドロ・ジュニオールの連携はまだまだという感じ。特に試合を通して感じたのは、ペドロ・ジュニオールが、ゴール

前での肝心なワンタッチの精度が良くないこと。体は強いが、チャンスの時の細かいプレーが不正確で、決め切れない。

 

 これはACL戦でのレアンドロもそうだったので、助っ人ブラジル人のうち、間違いなくいいのは今のところ、レオ・シルバだけだ。後半

14分の土居から出たパスにペドロ・ジュニオールが惜しいシュートを打って、林にファインセーブで防がれたが、あれは決めなければいけな

いシーン。ここでしっかりトラップしていい位置にボールを置ければ、シュートに行けるという場面で、ペドロ・ジュニオールはほぼ100

パーセント近く、失敗している。あれなら、金崎と土居のツートップの方が点は取れると思う。ペドロ・ジュニオールは期待されて入ったけれ

ど、レアンドロとともに今のところ疑問符?がついたままだ。

 

 西はどうしたのだろう?どこか故障でもしたのか?伊東がベンチに入っていなかったので三竿雄を左に入れて、山本を右に入れたが、結果的

にはこれは裏目に出た。西は効果的に永井の動きを抑えていただけに残念だった。

 

 とは言え、FC東京も攻撃面では大久保や永井があまりボールに触れず、攻撃をうまく組み立てていたとは言えなかった。中島のシュートが

なければ、それほど攻撃の脅威は感じなかった。引き分けが順当だが、ラッキーでFC東京が勝ったという試合に見えた。

 

 二試合ピンクユニで見たので、今日のネイビーを基調にしたファーストユニがすごく黒っぽく見える。背中から見るとほとんど黒に近い印象

で、基調はレッドにすべきだったのでは?と思ってしまった。今シーズンもホームゲームで勝てない展開が続くのかもしれない。シーズンは長

いとは言え、初戦を落としたのは気分が良くない。

 

 やっぱり負けるのは落ち込むなあ・・・・今年はピンクユニに救われる一年になるのかもしれない、と思った。

 

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FUJI ZEROX SUPER CUP 2017

2017-02-18 17:40:11 | 日記

 まずインパクトを受けたのは、ピンクのセカンドユニ。蛍光色かと思うほど、緑の芝生とのコントラストが鮮やかすぎる!若い選手はいいのだ

が、正直、小笠原はちょっと・・・という感じ。レッズの黄色も蛍光色のような色で、視覚的には鮮やかすぎた。ピッチのどこにいても見失わな

いだろう。

 

 そして、全体的な印象だが、攻撃力は明らかに上がった。どういう風に上がったかというと、いったん攻撃のスイッチが入った瞬間、いきな

り分厚い攻撃が始まる、という感じ。その起点は、明らかにレオ・シルバだ。ゴール前で守備していたかと思うと、中盤でボール奪取をして、

綺麗なスルーパスを通す。とにかくレオ・シルバは運動量が多く、全方位的にいいプレーができる。

 

 もう一人のボランチの小笠原は、いつものように相手の攻撃の芽は摘んでいたが、レオ・シルバの圧倒的な運動量はない。やはり司令塔として

声を出して、メンタル面でチームの支柱になる、という役割だろう。

 

 今日の前半を見る限り、3-0くらいでシャットアウトして欲しかった。前半、西川が金崎のシュートをファインセーブしたり、土居のクロ

スバー直撃のシュートがあったりして、3点くらい入ってもおかしくない内容だった。ペドロ・ジュニオールがゴール前でもっと正確な足元の

技術があったら得点できていたシーンがあった。ペドロ・ジュニオールはスプリントで頑張っていたが、ゴール前の細かいテクニックの精度を

上げて欲しい。今日くらいの出来だと、赤崎にも十分出場のチャンスはあるだろう。

 

 まだ始まったばかりなので何とも言えないのだが、例えば、前線で金崎とペドロ・ジュニオールがイマイチでも、二列目とボランチだけでも

得点してしまいそうな分厚さを予感させた。これだけの選手をうまく使い切れば、アントラーズの三冠とACL制覇は夢ではない。それだけに石

井監督の采配は昨年以上に大きな意味を持つ。

 

 今日は前半の39分と43分に遠藤が得点した。一点目のFKは、レオ・シルバが蹴ると西川は思ったのか、全く動けなかった。レオ・シル

バがいいFKを蹴れるのは大きい。オトリにもなれる。永木ですらスタメンで出られないのだから、柴崎がいたらボランチは完全に余ってし

まった。レオ・シルバは柴崎が抜けた穴を埋めるのに十分だ。タイプは違うけれど・・・

 

 レッズは相変わらずボールは保持できても、勝負所で決め切れない。湘南から移籍した菊池や、途中で入った関根は良かったが、ズラタンが

大事な時にはずしてくれて助かった。アントラーズとレッズの個々の選手の能力差はあまりないと思うが、試合全体の流れを読む力がアント

ラーズは上回っている。決めるべき時にキッチリ決める流れは、去年のまま。また決まらない時期は来るかもしれないけど。

 

 決勝ゴールになった、優磨の三点目も彼らしい貪欲さが光った。優磨はピンクが良く似合っていた。

 

後半、二失点したのは、やはり、レオ・シルバを下げた影響があったと思う。イエロー一枚もらっていたが、私だったら小笠原を下げて、レ

オ・シルバは残したかった。永木も使いたいし、今のところ、嬉しい悲鳴だが、ACLを勝ち抜くためにはこのくらい層は厚い必要がある。

 

 三竿雄斗は、最初は硬かったが、徐々に良くなって、取りあえず合格点。山本がいなくてもメドが立つのは大きい。山本一人を酷使し続けた

昨年、二冠を取れたのは、運も味方してくれていた。曽ヶ端がベンチで見守ってる状況も好ましいと思う。クォン・スンテの怪我もあり得る

し、試合全体をコントロールする力は曽ヶ端の力が上だろう。

 

 これだけの選手を揃えて、タイトルを取れなかったら、石井監督の責任だろう。今日見せた、攻撃のスイッチが入った時のパワーを見る限

り、昨年より得点力は相当アップするはず。後は、どれくらいしっかり守れるかだ。昌子と植田に頑張ってもらいたい。

 

 アントラーズの選手たち、勝っても冷静というか、勝って当たり前という顔をしていたのが印象に残った。点差以上に自分たちの方が上だと

感じていたのかもしれない。アントラーズとレッズの差は開いたように感じた一戦だった。

 

 火曜日にはすぐにACL。もうお試し期間は終わってしまった。是非、勝ってほしい。

 

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