山村 「柴崎さん、怪我のほうはどうですか?」
柴崎 「明日はちょっと無理かなあ・・・・」
山村 「まだ痛みます?」
柴崎 「太もものほうはたいしたことないんだけどね」
山村 「え?他にもどこか痛めたんですか?」
柴崎 「ハートの方をちょっと・・・・」
山村 「柴崎さんでも、ハートが傷つくことがあるんですか!」
柴崎 「俺はこう見えて、実は繊細なんだよ」
山村 「そうだと思ってました。ピッチではふてぶてしくして、陰で泣いているのかって・・・・」
柴崎 「ほら、川澄さんからの返事なんだけど」
山村 「何て書いてあったんです?」
柴崎 「リーグ戦で優勝したら、年末にデートしてもいいって・・・・・」
山村 「ええええ!!年末・・・・・まだ八ヶ月も先じゃないですか」
柴崎 「私のこと本当に好きならそのくらい待てるはずだって書いてあった」
山村 「あり得ないっすよ!柴崎さん、なめられてるんじゃないですか?」
柴崎 「ちょっとハードル高すぎない?」
山村 「女なら待つのかもしれないけど・・・・柴崎さん、男ですからね」
柴崎 「俺、けっこう待てる方なんだけど。男としては」
山村 「きっとじらす作戦なんですよ!サッカーのフェイントみたいなもんですって」
柴崎 「川澄さん、確かにフェイントうまいからなあ・・・・」
山村 「一点取ったらデートしましょうって、返事書いたほうがいいですよ。待てるわけないでしょうが・・・・」
柴崎 「いや、俺は待つ」
山村 「時間の無駄ですって!可愛い子は他にもいっぱいいるでしょう。さっきサインしてた子、良かったっすよ」
柴崎 「いや・・・・俺は待つんだ」
山村 「そういう悠長なこと言ってると、レギュラーの座を奪われますよ」
柴崎 「そういう問題じゃない」
山村 「柴崎さん、そんなに純粋だったとは思わなかったなあ・・・・女なんかいっぱいいるって」
柴崎 「明日も梅鉢出るんだろうな。ライバルはあいつだな」
山村 「やだなあ。妄想癖まであったんすか」
柴崎 「まずは優勝してからの話だけど・・・・」
山村 「やっぱ、東北の人って変わってますね」
柴崎 「気が長いとか、スケールが大きいとか言ってよ」
山村 「とにかく太もも早く治してくださいね」
柴崎 「川澄さんの写真、どうなった?」
山村 「あの・・・・僕はプロのサッカー選手なんで・・・・・」
柴崎 「レッズを叩くんだぞ」
山村 「わかってますって・・・・柴崎さんって意外な人格だ・・・・心配だなあ」
横浜マリノスと大宮アルディージャの状態が悪かったとはいえ、アントラーズは次第に上向きになっている。ここで好調のレッ
ズに勝つことは非常に重要だ。とにかく先制したい。一点取れば意外と大量点を取りそうな気もしている。柴崎が出られないと
なると増田にがんばってもらうしかない。増田は日本代表に呼ばれた後はどうも精彩がないように思う。柴崎に負けないように
必死になってもらいたい。
楽しみなのは、先日出たドゥトラだ。あの突破力は期待できる。特にジュニーニョとのコンビで、攻撃に新しい変化をつけて
くれそうだ。西、新井場の両サイドバックも何とか得点に絡んで欲しい。梅鉢がまた先発ならやはり注目だろう。
リーグ戦はまだ長い。レッズ戦から浮上していこう。
がんばれ!鹿島アントラーズ!!