なんとかしてきてなんとかなった

つれづれなるままに、つぅつぅれろれろ

ひとつの時代が終わろうとしてるのは仕方がないけど。

2014-11-03 21:31:22 | 日記
絶好調の日立、なぜ年功序列廃止?首相も異例の後押しで、企業に守られる時代の終焉か

9月29日に開かれた政労使会議の席上で安倍晋三首相が「年功序列の見直し」に言及したことが話題となっています

この記事を一昨日から書こうとしてて、忙しくてなにもできなかった。
視点とはだいたいがひとつの位置からあることを見た場合に使われる。
この記事にあるように、日立のような好調企業までが年功序列廃止したということは、グローバル化において必然であるということも理解できる。
だけど、それはあくまでも企業側から見た視点であり、企業のシステム上の話だけのことである。
それに対して、政治家のトップが後押しすること、その意味がわからない、というか、はっきりと言えば

安倍晋三の頭の中身はネトウヨ並の低レベルだ

としか言いようが無い。
戦後、日本の会社組織は年功序列で終身雇用を守ってきた。
それはそれでもちろん弊害もあるが、ある意味、国が守ってこなかった普通レベルの労働者や普通以下の労働者たちを、仕方なくとはいえ会社で面倒を見てきた事と同義である。
問題は、セイフティネットとして年功序列とか終身雇用とかが機能してきたことを、代替え策も無しに取っ払う事のリスクを政治家が考えなくてどうするのか?って事だ。
終身雇用も年功序列もすでに有名無実な話である。日本企業は90パーセント以上が中小企業で、その中では年功序列や終身雇用を堅持してるところの方が少ないだろう。
いまさら、日立が止めたところで日本企業の0,数パーセントの労働者の話だ。
企業見守ってもらえると、ほとんどの会社員は思ってもいないだろう。

だから今の景気のどん底感が払拭できない。
将来が見えないのに、どうして消費行動に移れる?
貯蓄をせずにローンで消費するアメリカ人とは違うのだけど・・・。

そして、もう一つの記事

三代目総理の三百代言  「風吹けば、桶屋が儲かる」(盛田常夫 サイトちきゅう座)

物価上昇目標を明確にすれば、消費者は購買意欲を高める?

いままで「デフレ脱却」とか「インフレターゲット」とか言い続けたアベノミクス。
二三日前追加の緩和策を発表して株が高騰円が下落、という事になった。
自分は経済のことがあまり詳しくはないので、ずっと不思議に思っていた。
インフレになれば景気がよくなる、という話に。
この記事でやっと理解できた。
消費税が上がる前の駆け込み需要と同じ事が起きると思ってるわけね・・・・・馬っ鹿じゃない?

学生時代の授業で、需要と供給のバランスでモノの価格が決まる。いわゆる「見えざる神の手」によって、と古典経済を習った。
で、だからインフレになるように、ってそもそも需要が低いから、供給量が多いからモノが安いのであって、そこが直接庶民生活に直結してるのじゃないの?って思ってた。
あくまでも株や金利でマネーゲームをしてるところとは、あまり関係ないところで景気の上げ下げはおこなわれてるのじゃないだろうか。と。
まぁ、素人考えだけど、いくら株が上がっても、株を持ってない人の方が大多数だし、円が安くなっても輸出入関連で儲かってる人も一握りじゃないの?と。

上記記事を読んで少しわかったのは、実体経済とマネーゲームの経済とをごっちゃにして政策を立ててるのだ、という印象だ。
アベノミクスが庶民ではなく、株や為替で稼ぐ企業や投資家と呼ばれる富裕層のためにあるのだとも確信した。
そもそもが、富裕層をもっと稼がせて、そのおこぼれが庶民に行き渡って景気を回復する、というような骨子だったのだけど、おこぼれを貰う庶民をバサバサ切り捨てておこぼれにもありつけないようにしているのも、安倍晋三内閣だ。
庶民に将来の展望すらもてないような政策が目白押しなところにつけて、企業を太りあがらせるだけのアベノミクスは、このままでは消費がどんどん下がって取り返しのつかないことになりそうでもある。
しかも悪いことに、バサバサ切られるであろう底辺層に大人気である。
あの、小泉内閣での純ちゃんフィーバーを見てるくらいの馬鹿さ加減の再来だ。

ただ、彼らの言い分にもひとつだけ同意できるところがある。
「民主がだらしなかったから」





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