錫 杖 流

我流を貫く自由人です。

奄美大島 民泊「ほおらしゃ家」 2019.9 旅の想い出

2020-09-06 | 岳沢起点で穂高周回

昨日に続き昨年2019に旅しました奄美紀行第二弾です。

 

奄美大島では、民泊の宿を探しました。

奄美大島の第一の市街地は名瀬でホテルなど宿泊施設はたくさんあります。

そこで泊まって外食しつつ、奄美の伝統文化(三味線を弾く店)を楽しむ事がトラベラーのブログに多々出ています。

そこで私が宿を選んだのは

『五感で感じる奄美のくらし ほうらしゃ家』

奄美大島でも山間地区、奄美大島の文化を学べる、宿の方とたくさんの話ができる民宿

 

住用地区に奄美三味線体験の民宿があることを知りました。

早速、電話してこちらの意向を伝えると

天気次第ですが、一度調整して見ますとの回答をいただきました。

電話の向こうから

温ったかなおもてなしの声を聞いてこの宿は間違いないと確信

1泊よろしくお願いします。となった訳です。

 

 

 

夕食は、マグロのお刺身

お酒は、基本持ち込みOKです。

 

ちなみに「作」は三重県の地酒

ワインの様な飲み口です。

 

 

奄美大島のご馳走

鶏飯(けいはん)

ご飯の上に鶏・卵・薬味を乗せてだし汁をかけて食べます。

緑物はツルムラサキです。

豚肉の煮込みもおつまみに最高でした。

 

すっかりいい気分になったところで

女将さん姉妹が山間地区の浜辺に車で送っていただきました。

 

案内されたのは

山間地区の入り江にある

浜辺でした。

すでに浜に打ち上げられた流木に火がついて

いい感じの雰囲気に包まれていました。

 

この日は満月に向かっていてとても明るい月夜

住用地区の「ゆらおう会」のメンバーが温かく迎えていただきました。

「ゆらう」とは島言葉で「集う」の意

 

 

浜辺で聞く奄美三味線と島唄

なんとも言えぬ柔らかい三味線の音色と島唄

静かな波の音

 

こんな体験が叶うとは夢にも思っていなかったので

最高の夜になりました。

 

 

 

 

市集落の出身 用稲工巳さんの三味線が流れる

 

 

 

秋の海風に伴い寄せてはかえす波。パチパチと火の粉をあげる焚火。

弦の調子を整えながら奏で始めた工巳さんの三味線に、お兄さんの用稲 博隆(ひろたか)さんの唄が加わります。

島唄の始めに唄う「朝花節」です。宿の女将さん姉妹も加わって、男女でかけあいの唄になっていきました。

 

 

島の歓迎民謡「朝花節」で始まり

くるだんど節、むちゃ加那節など恋の島唄が止まることなく続きます。

 

こちらは何を言ってるのかわからないけど

なんとなく男女の掛け合いから恋歌だなと

五感で感じ取ります。

 

自分で言うのも何ですが

いい旅してるなあと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿に帰ってからも

奄美民謡や島の歴史についてたくさんの史実を聞かせていただきました。

 

焼酎を頂きながら

女将さんの三線(アイ加奈節)も飛び出して

 

奄美大島のことがかなり深掘り出来て

大好きな島になりました。

 

この宿はぜひ再訪したくなりました。