愛と美の女神:Aphrodite

2007年07月19日 | 一般教養
先日は進学のために履修した「World Literature I」について少しばかり書きましたが、本日は同じ学期に履修していたクラスたちについてちょろっと書きます。

▼まずは留学2年目に当たる、2003年Fallのクラス・スケジュールはこんな感じでした

ANT 103 (Physical Anthropology:形質人類学) 3単位
ART 111 (Western Art History I:西洋美術史) 3単位
ECO 201 (Principle of Macroeconomics:マクロ経済) 3単位
ENG 201 (World Literature I:世界文学) 3単位
GER 101 (Elementary German I:ドイツ語) 3単位
PSC 102 (State/Local Government:州政府) 3単位

世界文学Iは古代から中世まで、西洋美術史Iも古代から中世まで、そして形質人類学は最後に人類誕生にたどり着いたため、この学期はなにやら大昔のことばかり勉強していた感じです。この学期はたまたま歴史絡みのクラスを取ることになりましたけど、それぞれ選んだ理由はちゃんとあり、一般教養課程の必須分野にフィットさせるためです。(この学期から進学に向けたスケジュールを組んだため必須コースを埋めるのに必死でした(汗))

ちなみに世界文学はENGの2年生レベルコースの一つとして(←二つ必要)、西洋美術史はアートコースとして、そして形質人類学は夏に履修した生物学に続いて2個目のサイエンスコースとして履修しました。そういえば、この2個目のサイエンスコースとしてPhilosophy(哲学)も選べたんですが、当時は哲学なんて自分にはとんでもない、やっていけるわけがないとあえて避けたんですけども、その後専攻の政治学で哲学がやたら関ってきたことを思うと、イントロ哲学を履修しておけばよかったなと・・・。何でも基礎は大事です。(形質人類学はかなりツボでしたが)ぐふ


さて、ちょっと前からちびちび読んでいる「Sapphoのポエムの読み方」で、ギリシャ版:愛と美の女神Aphroditeが頻繁に出てきました。それはSapphoがAphroditeに関するポエムを書いていたからなんですが、Aphroditeかぁ~、そういやテキストにも出てきたなぁ~、なんて程度の記憶しか私はなかったんですけども(あぁ、バカすぎる)、愛の女神とくれば多くの人は有名な彫刻が頭に浮かぶと思います。で、私の場合、今も保持している「宝のWestern Art Historyテキスト」を開き、Aphroditeの彫刻を眺めてみました。履修当時、テキストを読んでどこまで理解していたかどうか怪しい文章も読んでみました。(なんだか懐かしい・・・)

なんと言いますか、中途半端にしか学ぶ能力しかなかった当時と比べ、多少なりともアカデミック経験を積んだ今では、テキストの文章の受け止め方も全然違う気がします。(当然か)あれやこれやと繋げて考えながら読むのは本当に楽しい♪生まれて初めて西洋美術を習っていた当時もそりゃ感動ものでしたけどね♪(←単純なので)


▼Aphrodite彫刻ページ



一部有名なAphrodite彫刻はパリのルーブル美術館に展示してあると思うんですが・・・・私は以前ヨーロッパ旅行をしたときにルーブル美術館に行ったので、自分はこの彫刻たちを目にしているはずです。というのもGreek彫刻をたくさん見た記憶がありますので。でもどういうわけだか、Aphrodite彫刻の記憶は全くない。ガーン バカは貴重なアートを見ても何も感じないってことでしょうか。自分はアートを見る目とかそういうのは全くないんですけども、どうせなら基礎知識を持ってこれらアートを見たかったなと。テキストの写真を見ただけで胸キュンキュンになるくらいですから、生を見れば嬉しくって天まで舞い上がってしまうかも。やはり勉強はまず若いうちにやっておくべきです。キッパリ 以前他の記事にも書きましたけど、ヨーロッパ旅行に出かける以前に、こういったことを何気にでも習っていれば、美術館訪問もより意味のあるものになったはずですから。あー、もったいないルーブル美術館経験だ。くぅ~

しばらくGreekものにはまりそうな30代でありました。