世界文学:Sappho

2007年07月15日 | 一般教養
コミカレ時代、大学進学に必要だった一般教養ENG(2年生レベル)として、World Literature I (世界文学I)を履修しました。その履修した学期は留学2年目のFall Semester、ENGは前学期のSpringでENG101を履修したばかりという、あまりにも、あ~まりにも英語で文学を読むには未熟なまま世界文学に飛び込んでしまいました。(汗)そんなわけで、当然このクラスでは泣きを見ることになったんですが、最終グレードは奇跡的にBをゲット・・・。(ほんとうに奇跡です)こういったクラスはある程度読み書きの経験を積んでから履修するほうがいいに決まってますが、当時は進学を急いでいたため、履修できるときに履修する!しなけりゃならん!という考えで文学のクラスを取りました。そのころはそうするしかなかったので、後悔というほどの後悔はしてないんですけども、決してお薦めする進学準備方法ではございません。

で、その世界文学Iで課題となった文学のひとつは、世界最古女性文学と言われるらしい「Sapphoのポエム」でした。このクラスは世界文学の前期ということで、世界最古文学「ギルガメッシュ」から始まり、その次がギリシャのSapphoだったんです。テキストとして与えられたギルガメッシュは薄手の本で、Sapphoの場合テキスト自体は厚めだったものの内容はポエムということで、読む量は再び少なかったです。でも文字数が少ないからと言って、ペーパーがラクとは限りません。ポエムについてのエッセーは私には相当きつかったです。(涙)

進学後のポリサイ・ペーパーを書くに辺り、大学図書館の書籍を大いに利用した私でありますが、コミカレ時代は学校でネットサーチをしてペーパーの参考になるものを探していました。(図書館の書籍数も少ないし)そしてささっと読める日本語Webでサーチしても日本でSapphoはほとんど知られていないのか、参考になる情報は一切ない。ガーン それに山ほどある英語のネット情報を利用しようにも、書かされるペーパーはリサーチペーパーではないため、それら情報をどのように活用したらいいのかもわからない。なのでペーパーを書くのに頼れたのは無理矢理書き取ったレクチャー・ノートのみでありました。いやはや、恐るべし世界文学ですわ。(文学はどの系統も大変だと思います)

本日この話題を出したのは、実は、大学から借りたEducational Policy関連の本を読んでいて、古代ギリシャの影響がちらっと出てきたことから、留学中毎学期関ってきたギリシャ関連のことを思い出し(PlatoとかDemocracyとか)、その流れでコミカレ時代に履修した、世界文学のSapphoが蘇ってきたんです~。Sapphoは文学を扱う世界では欠かせない存在だと思いますが、教育分野にこじつけようと思えばこじつけられる。というのも、彼女は当時教育者の一人でもあったんですよね。(あぁ、こじつけ)

とりあえず、「Sapphoのポエムを読む方法。」みたいな書籍を大学で見つけたので、現在それをちびちび読んでます。レクチャーで聞いたことのあるような、ないような、そんな内容ではありますが、履修してから何年も経ったあと、再びSapphoについて学べることに幸せすら感じてます。学校で習ったことはこうやって後に個人的趣味としても使えるんですよね~。一般教養ってほんとステキです♪