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北朝鮮問題ペーパー

2006年07月13日 | 政治学


最近のニュースやマガジンを見ていると、北朝鮮のミサイル発射の記事がゴロゴロありますな。
(↑左から:U.S.News, TIME, Newsweek)

この北朝鮮の平和を脅かす威圧的行動はかなり気になるところですが、海洋に落ちたミサイル、ちゃんと拾って片付けてくれるんだろうね?


北朝鮮で思い出すのが、進学してすぐに履修したAmerican Foreign Policyのクラスで(←すごく大変でした(汗))、課題の一つであったリサーチペーパーとして北朝鮮:核問題について調べたことがあります。リサーチペーパートピックは、当時(2004年)アメリカ外交政策対象として扱われていた国々がリストに挙げられ、その中から各自一つ選び出し、トピックの概要は自分で決めるというもの。確か20ほどの国や地域、はたまた大雑把な問題そのもの(Environmental Issueとか)がリストに並んでいたと思うのですが、進学したばかりの私にとっては、本格的な国際関係リサーチは初めてだったので、どれを選んだとしても苦労は間違いない。ということで、昔から妙に気になっていた北朝鮮問題に取り組むことにしました。(←Proposalを書いて提出し、教授の了解を得たあとやっとリサーチに取り掛かれます)

さて、リサーチは北朝鮮問題ならばなんでもいいというわけではなく、American Foreign Policyに関るものでなければなりません。がしかし、まずは日本語Webで大まかな問題を把握しようにも、当時見つけられた日本語情報はほとんど拉致問題に関するもので、American Foreign Policyには無関係・・・。こりゃー、頑張って英語だけで理解するしかないな。と、そりゃも~必死にリサーチ致しました。それに、それまでに一般教養でリサーチペーパーの経験はありましたが、それはENG101とモロ初歩のクラスで、Upper Divisionでのリサーチペーパー、しかも外交政策について調べるというのは、当時の私にしたらほぼ手探りで進めて行く作業でした。が、幸い同時に履修していた他のクラスでLiterature Reviewについて習っていたので(学者の書いたArticleを検索する方法とか)、リサーチペーパーに使える北朝鮮がらみの国際関係記事をかき集めることができ、なんとかペーパーを無事完成することができましたが、いやはや、Literature Reviewのことを知らなかったら一体どうなっていたことやらです。というのも、ネット情報を使ってペーパーを書くことは好ましくないのと、図書館にあった書籍だけではとても充分な情報は集められなかったと思うので・・。

でもって、自分の書いたリサーチペーパーを読み直してみると、あらあら、北朝鮮核問題がすごーくわかりやすい。(爆)細かい部分はもちろん?すっかり頭から抜けておりましたが、2年前に調べたことですから記憶に新しいものでもあります。そこにはアメリカと北朝鮮:核問題の一連の流れが(大雑把に)書かれてあり、まるでマガジンの北朝鮮問題特集みたいだったりして。でもそう考えると、大学レベルのペーパーってのはそれほど専門的ではないことになりますな。(私が書くペーパーだから尚更か?!)しっかし、ペーパーに書かれてあった、ブッシュ政権のPreemptive Actionとか、ブッシュの北朝鮮に対する命名axis of evilとかは、なんだか歴史を感じます。(もうですか?)

ちなみにですね、こういったアメリカと北朝鮮の核問題情報には日本のことは全くと言っていいほど触れられてませんでした。日本人側からすると、北朝鮮とくれば日本、という気がしますが、アメリカにとったら日本と北朝鮮の関係はどうでもいいことなんでしょうかねぇ。ちゅうか、外交政策ってそんなもんか。まずは自国の利益よね。


ファイナル結果(5)

2006年06月05日 | 政治学
Spring Semesterは5クラス履修していたので、本日5個目のファイナル報告で最後となります。
そしてその5つ目の成績は・・・・





A―――――――――――――――マイナス。ボソ





つまり留学最後の学期の成績には、正真正銘のAはひとつもありませんでした。
というか、大学のUpper CourseでAを取ったのは過去1度きりなんですけどね。
レベルの高い大学でもないのにねぇ・・・・(呆)


さて、最後の報告となったクラスは何かと言うと、政治学:European Politicsです。
このクラスは二つのIn-Class Essayで成績が付けられ、
パーフェクト・アテンダンスの場合10%成績が押し上げられます。

評価の40%を占めるMid-TermではBプラスをもらい、
パーフェクト・アテンダンスをゲットしたことを計算すると、
評価の60%を占めるファイナルのIn-Class EssayはもしやAマイナスはあった?

だとしたら・・・・



嬉しすぎるーーーーーーー!!!!!



ペーパーでAマイナスなんてのはこの私でもありえることですが、
In-Class EssayでAマイナスって、



ウソみたいーーーーーーー!!!!(叫)



こんな(すばらしい)評価がもらえたのも、Essay Topicが前もってもらえたからなんですけどね・・・。
あぁ、前もってトピックがもらえるEssay Examってステキ・・・(準備は死にそうだが)
リーディングの積み重ねが効をなすEssay Examってステキ・・・(それでも準備は死にそうだが)

でもこういうExamは、元々賢く、特に必死に勉強しなくてもよい成績を取ってきた生徒に限って
イマイチな評価をもらうような気がします。
ってのも、Mid-TermのExam戻しのとき、以前も私と同じクラスにいた、発言が活発で、
確実にAスチューデントだろうな~ってな生徒が、
Exam評価を手にものすごい形相をしていたのを見て、

今までではありえなかった予想外の評価をもらったんだな~

ってのが伝わってきましたし(←何を観察してるんだか)、
クラスで友達になったR君は、私なんかよりよっぽどよっぽど賢く、
政治経済もはるかに理解している子なのですが、
彼はテキストをきちんと読まずにペーパーやEssayをさらっと書いてしまう子で、
その結果成績は私より悪かったんです。

いやはやそう考えると、学校の評価ってほんと当てになりませんよね?(汗)
だって私なんて前もってトピックをもらった上で、必死に準備してAマイナスが取れただけであって、
実際頭の中身はR君のほうが上なのに、成績は私のほうがいいなんて、なんか間違ってるような・・・・(滝汗)


ま、こういう子は学校の成績に頼らず、社会で生き抜く能力で、しっかり人生を歩みそうです。
(実際まだ大学生なのにビジネス始めちゃってるし)強いなぁ
私は成績にも頼れず、能力も実力もないので、ヨロヨロ生きて行くわけか。あぁ・・・

続く。


ファイナル結果(3)

2006年06月01日 | 政治学
3番目のファイナル報告です。


政治学:Building DemocracyはAマイナスーーーーー!!!!

やったーーーーー・・・・・・



と、大喜びするほどの感動はございません。なぜか

これはやはり、このクラスではあまり苦労しなかったからだと思います。
やらされたことはペーパー2つだけだったし、ページ数も少なめ。(7Pと13Pほど)
そりゃ私にしたらペーパーを書くのは大変でしたけど、でも他のクラスのものと比べると、
結構ラクしたかなぁ~と。

このペーパーはグラマーチェックをやってもらわずに提出したので(未だにチェックが必要なんです、私の英文は)
グラマー・エラーがたくさんあったせいでAマイナスなのかなとか思ったり・・・。
実は私のペーパーってたいていAマイナスなんすよ。
なんとなくですが、いつもグラマー・エラーで「マイナス」がつけられてる気がします。

ってことは、ペーパーの内容に自信あり?ってなことになりますが、
出来の悪い私ではありますが、留学生活長いですから、コミカレ時代とは違いますから、
Undergraduate Levelの普通のペーパーであれば、時間をかければそれなりに書けるようになったんで・・・。
(直接自分に関係ないような政治経済Theoryとなるとかなりキツイが)
(少しでも自分の感情が入れられるペーパーは書きやすいかもですね)

それにですね、脳みそがダサダサ私ですから、特別斬新なことが書けるわけではないんですけど、
政治学でたくさんの論文たちを読まされ、そこから政治学ペーパーの書き方みたいなものをしっかり学んだので、
パラグラフの運びとか表現方法含め、数年前と比べるとはるかにそれなりのものが書けるようになったと思うんです。
なのでたとえ内容が地味でも、イカしたことが書けてなくても(古)、それらし~いペーパーにできるので、
評価はそこそこよいものがもらえたんだと思います、はい。

ま、実際ファイナルグレードを見るまではどういう評価が付けられるか不安ではありましたが、
いざAマイナスという評価を見て、やっぱこのクラスはラクだったかも。なんて思いました。


さて、ペーパーの話はここまでにして、このクラスの感想をひとつ。
このクラスではドキュメンタリー・フィルムばかり見せられたため、とても飽き飽きしたクラスではありましたが、
振り返ってみるとフィルムたちから学んだことはたくさんあったと思います。
フィルムの内容はほとんど「歴史」だったので、そういう点、Democracyを中心とした西洋史の復習みたいなもんでした。
ということで、西洋史大好きな私にはなかなかよい経験だったかなと。(再び)
それに何にしても、物事の再確認って大事ですよね。
一度習っただけのものって意外とすぐに忘れちゃいますし。(私は)

それから、日本は民主主義国家でありますが、以前の私は何がどう民主主義なのか実感したことがありませんでした。
しかし、アメリカで履修したクラスたちでそれらを意識するようになり、そしてこのクラスBuilding Democracyを通じ、
「自由」や「民主」の意味をやっと確認することができたような気がします。(西洋からの視点ですけど)
Democracyって奥深い!


ファイナル結果(4)に続く・・・


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ファイナル結果(2)

2006年05月31日 | 政治学
2番目に悪かった成績は・・・・・・





政治学:Global EconomyのBプラス!ガーーーーーーーーン





このクラスは卒業必須科目であるWriting Intensive Courseで、
学期中二度ペーパーを提出し(各12P)、ファイナルはIn-Class Essayでした。
二つのペーパーは、ドラフトチェックをもらい、再提出したものでグレードがつけられたので、
私にとって難しいクラスでありながらも、二つともAマイナスをもらうことができました。

が、最終成績はBプラス。イジイジ


パーフェクト・アテンダンスで10%も成績が押し上げられたはずなのに、
それでもBプラスってことは、In-class EssayはCだったのだろうか・・・(ありえる)

でもま~、このクラスはWriting Intensive Courseだったわけだから、
まともな英文が書けない私の場合は、Bプラスでも充分よい成績かな、なんて思います。イジイジ


このクラスの感想を軽く言うと、とにかく履修してよかった~~!の一言。
以前も書きましたが、
クラスの課題にならなければ決して読むことのなかった世界の本たちにかかわることができ、
そして学者たちの理論を理解しようと務め、それらをペーパーやEssayに表す機会が持てたことは
日々頭を使うことがほとんどなかったような私には、ズバリよい試練&拷問でありました。(おーい)
(拷問がよかっただけじゃなく、カリキュラム内容がツボに嵌ったってのもあると思う)

あと、めちゃめちゃ分かりにくい教授のレクチャーを聞いてノートを取るという作業も、
個人的にはよい英語の勉強になりました。(何)
こういう経験をすると、普通の英語がほんと分かりやすく感じるんですよねぇ。
もちろん、私のアメリカ歴は8月で丸4年になりますから、英語力は多少上がってて当然なんですけども。

あと、自分の学力レベルに見合わないクラスを取った場合、下手すると全てを無駄にしてしまう恐れがありますが、
せっかく大学に通うのならば「こりゃやばいんちゃいます?」ってな授業を取ることも必要だと思うので、
私はこのクラスで苦労できてよかったと思います。成績もそれほど悪かったわけじゃないですし。(←私にとっては)

とにかくこのクラスは全てにおいてよい経験でございました。大学ってステキ☆


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留学生の気持ち

2006年05月08日 | 政治学
今学期履修している政治学のクラスの教授、
Political Economyオタク教授は私にそこそこ優しいです。

以前Mid-TermのIn-Class Essayを受けるにあたり、
「私は書くのが遅いのでできたら余分な時間が欲しい」と伝えたところ、
頼んだ時期がギリギリすぎたためその手配ができないと断られましたが、
早く言ってくれれば本来50分ほどのExamを2時間受けさせてやったのにとか、
さらには辞書だって使わせてあげるとまで言われました。(過去ログ参照↓)
http://blog.goo.ne.jp/tomtom30_2004/e/dc878cd6b666849a4a60aa1abb7fcd5b

一見厳しそうな教授なので、この言葉には驚いたんですが、
話を聞いたところ、この教授はフランスのGraduate Schoolを出てるらしく
(Ph.Dはアメリカの大学だと思うけど)
つまりアメリカ人でフランスの大学に通っていた経験があることから、
外国語で教養を得る難しさや大変さがわかるとかで、
「だから僕は君にナイスなんだよ~」
と言われました。ナイスねぇ・・・

ついでにですが、この教授のクラスEuropean Politicsは経済中心なのですが、
そのレクチャーの中で教授が取り組んでいることの話しになり、
今の時代日本を気にする学者はいないと失礼なことを言われました。
(確かにその通りかもしれんが)
(アメリカ人は中国が気になって仕方ないみたいだし)
が、なぜかこの教授は
「日本がどうやったら過去の急成長時代のような勢いを取り戻せるか」
を研究しているとかで、そのせいか結構日本経済に詳しいのです。(その方法見つけて~!)
そしてヨーロッパ経済の説明の中で例として日本のことを出し、そういうときは必ず

「どや?」

という目で、クラスで唯一アジア人の私を見ます。
授業中発言なんて一切しない私なので、
たとえ日本のことを出されようがシラ~っとした顔でレクチャーを聞き続けているのですが、
(とりあえずノート取りに必死だし)
なんか特別な反応欲しいのかなぁ~なんて思ったりもします。

スンマセンねぇ、張り合いのない日本人留学生で。

でもま、ヨーロッパ経済の授業を裂いてまで日本の話してもアメリカ人は興味ないだろうし、
別にだまったままでもいいんじゃないかとも思います。
ちなみにコレは私の陰気性質の一つです。
たまに人の話を全然聞かず自分のことばかり話す人がいますが、
そういう人には私自分の話しはほとんどしません。
興味ないだろうな~、話聞かなさそう~、とひしひし感じる相手には、
自分の話を強引にできないタイプなので、話相手によっては、わたくし異様に無口になります。(陰)
(ブログ上は別)(レス長いし)


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