最近のニュースやマガジンを見ていると、北朝鮮のミサイル発射の記事がゴロゴロありますな。
(↑左から:U.S.News, TIME, Newsweek)
この北朝鮮の平和を脅かす威圧的行動はかなり気になるところですが、海洋に落ちたミサイル、ちゃんと拾って片付けてくれるんだろうね?
北朝鮮で思い出すのが、進学してすぐに履修したAmerican Foreign Policyのクラスで(←すごく大変でした(汗))、課題の一つであったリサーチペーパーとして北朝鮮:核問題について調べたことがあります。リサーチペーパートピックは、当時(2004年)アメリカ外交政策対象として扱われていた国々がリストに挙げられ、その中から各自一つ選び出し、トピックの概要は自分で決めるというもの。確か20ほどの国や地域、はたまた大雑把な問題そのもの(Environmental Issueとか)がリストに並んでいたと思うのですが、進学したばかりの私にとっては、本格的な国際関係リサーチは初めてだったので、どれを選んだとしても苦労は間違いない。ということで、昔から妙に気になっていた北朝鮮問題に取り組むことにしました。(←Proposalを書いて提出し、教授の了解を得たあとやっとリサーチに取り掛かれます)
さて、リサーチは北朝鮮問題ならばなんでもいいというわけではなく、American Foreign Policyに関るものでなければなりません。がしかし、まずは日本語Webで大まかな問題を把握しようにも、当時見つけられた日本語情報はほとんど拉致問題に関するもので、American Foreign Policyには無関係・・・。こりゃー、頑張って英語だけで理解するしかないな。と、そりゃも~必死にリサーチ致しました。それに、それまでに一般教養でリサーチペーパーの経験はありましたが、それはENG101とモロ初歩のクラスで、Upper Divisionでのリサーチペーパー、しかも外交政策について調べるというのは、当時の私にしたらほぼ手探りで進めて行く作業でした。が、幸い同時に履修していた他のクラスでLiterature Reviewについて習っていたので(学者の書いたArticleを検索する方法とか)、リサーチペーパーに使える北朝鮮がらみの国際関係記事をかき集めることができ、なんとかペーパーを無事完成することができましたが、いやはや、Literature Reviewのことを知らなかったら一体どうなっていたことやらです。というのも、ネット情報を使ってペーパーを書くことは好ましくないのと、図書館にあった書籍だけではとても充分な情報は集められなかったと思うので・・。
でもって、自分の書いたリサーチペーパーを読み直してみると、あらあら、北朝鮮核問題がすごーくわかりやすい。(爆)細かい部分はもちろん?すっかり頭から抜けておりましたが、2年前に調べたことですから記憶に新しいものでもあります。そこにはアメリカと北朝鮮:核問題の一連の流れが(大雑把に)書かれてあり、まるでマガジンの北朝鮮問題特集みたいだったりして。でもそう考えると、大学レベルのペーパーってのはそれほど専門的ではないことになりますな。(私が書くペーパーだから尚更か?!)しっかし、ペーパーに書かれてあった、ブッシュ政権のPreemptive Actionとか、ブッシュの北朝鮮に対する命名axis of evilとかは、なんだか歴史を感じます。(もうですか?)
ちなみにですね、こういったアメリカと北朝鮮の核問題情報には日本のことは全くと言っていいほど触れられてませんでした。日本人側からすると、北朝鮮とくれば日本、という気がしますが、アメリカにとったら日本と北朝鮮の関係はどうでもいいことなんでしょうかねぇ。ちゅうか、外交政策ってそんなもんか。まずは自国の利益よね。