男の背中

2007年06月24日 | 航空祭

 

なんたって梅雨まっただなかですね

 

家の中はジメジメむしむし。外に出たって風は無し。湿気をたっぷりと含んだ空気が体にまとわりついて・・・

ただ、今年の梅雨は今のところ全国的には少雨傾向のようです。また関東甲信地方では梅雨入り発表修正?とも聞いてます。

わが地方も曇りベースの日ばかりでまとまった雨は降りきれない日が多く、ダムの貯水量がいまだに30%以下なんてところも発生しており、梅雨入りしたにもかかわらず九州各地では給水制限されてるところさえ出ている始末です

洪水になるほど降ってもらっても困りますがやはり雨の時期にはしっかり降ってもらいたいですね。

 

 

 

敬礼

われわれ一般人が日常生活の中で敬礼することはありませんが、こんなシーンを見ていると気が引き締まります 航空祭で行われるブルーインパルス展示飛行の一部として行われる『ウォークダウン』開始直後の一コマです

 

 

 

この写真はそのブルーインパルスの演技科目

ファンブレイク』 です。

その名のとおり、航空祭会場に訪れたファンのために、低空かつノンスモークで唯一T-4ジェット機の背中を見せ続ける演技です。それはまさに輝いている

 

男の背中

 

この時、それこそ隣の機体に手が届きそうなほどタイトな編隊を組んで飛んでいます。

2番機以降は隊長機を指標として、前は見ずに真横の機体を見ながら飛ぶそうですが高度な操縦技術を駆使しているのはもちろん、相互の確固たる信頼関係がなければ絶対にできない技です。あらためてスゴイなと思わざるをえません。

 

今年も楽しみにしてまっせブルーインパルス


ヘリコプターの巻 =続編=

2007年06月15日 | 航空祭

 

窓越しに見るヘリコプターのコクピット。

こういう雰囲気って好きなんですよ

 

それがどうした』って言われるような画像かもしれませんけど・・・ 

 

 

 

固定翼機では左が機長席ですが、ヘリの場合は右。

画面左中央部、自動車のサイドブレーキを大きくしたようなレバーが付いていますがこれがコレクティブピッチレバーです。

手前に引けばメインローターのピッチ角が大きくなって機体を上昇させ、押し込めばその逆で機体を降下させる操縦装置です。

ヘリパイは左手でこれを握り、右手で股鞍に挟んだサイクリックコントロールスティック(メインローターの回転面を制御)を握って機体をコントロールします。

つまり飛行中は常に両手両足がふさがっているわけですね。

 

 

私がヘリコプターのことを少しだけかじったことがあるということを知って、ヘリパイがサービスしてくれました。

写真左下前方に見える出発点、くじゅうあざみ台に着陸すべく最終降下中の写真ですが実はこの時

 

オートローテーションに入れてます。

 

オートローテーションとは降下していく時の風圧を利用してメインローターを空転させながら滑空し、着陸する飛行技術のことです。

この時、コレクティブピッチレバーは最も押し込んだ位置、つまりメインローターのピッチ角を最低の状態にしてあります。

このベル206というヘリコプターの場合、このレバーを最も奥に押し込んだ時、オートロに最適なピッチ角となるようセッティングされているようです。ヘリパイが実際に降下しながらそのことを教えてくれました。 

固定翼機では万一上空でエンジンがストップし、プロペラが回らなくなったとしても、そのままグライダーのように滑空して降りていくことができます。

しかし、回転翼機の場合はヘタな操作をすると最悪の場合メインローターの回転が完全に止まってしまい、そうなるとアウトです。

そうならないためにヘリパイは繰り返し繰り返し、このオートローテーションランディングの訓練を行います。ライセンス取得の過程で当然その技術をマスターしなければならないようになっているのです。

 

また一つ、私の飛行経験日記帳に新たなページが加わりました 

 


ミヤマキリシマとヘリコプターの巻

2007年06月11日 | 航空祭

 

タービンヘリの ベル206Bジェットレンジャーです

 

ヒュイーン  ドー、ボボー ヒュンヒュンヒュン バタバタバタバタ ドコドコドコ バタバタバタ・・・ 

タービンエンジンのこの始動音が好きなんですよー 

写真だけ撮って帰るつもりが結局乗ってしまいました。天気も良かったもんで

 

 

 

ヘリパイが左手に持ったコレクティブピッチレバーを引き上げると機体は浮き上がりました 

 

 

それを外から見たのがこの画像の状態 

 

 

 

次にアンチ・トルク・コントロール・ペダル(ラダー)を左に踏み込んで機首を西へ。

さらにサイクリックコントロールスティックを前に倒し、頭をグッと下げた後、前進しながら高度を上げていく・・・

姿勢指示器を見るとノーズを水平より下げている状態が読み取れます。ブランコに乗ってて後ろへ上がっていく時の状態に似た感覚があります。

これはへリ独特の飛び方ですセスナでは離陸上昇中、ノーズを下げることはあり得ません。

 

 

その、機首を下げて上昇に移る状態です。メインローターの回転面を前に倒し、ローターのピッチを同時に増加させてやるわけです 

 

 

 

こうしてヘリコプターで飛んで行って上空から見た久住山頂付近一帯はミヤマキリシマが満開でした。

うーんやっぱり空を飛ぶって素晴らしいですね

 


気がつけばエアポート

2007年06月09日 | 航空祭

 

今日の舞台はまたまた登場、熊本空港です。

わが故郷から見れば地元大分空港の次に近い大型空港は熊本空港ですから、こっち方面へ来れば自然と足が向いてしまうのです 

そして今日も来ました

 

 

この日熊本地方の気温は31度。 6月上旬の気温としてはやはり高いですよね。強い日射にジリジリ焼かれて滑走路から陽炎がゆらゆら上がっている様子が見えます。

Runway-07へ全日空機が進入してきました。いわゆる返し操作によって機首を起こし、今まさに主車輪から接地しようという瞬間です。

主翼が機体重量を支えている状態だからでしょうか? 翼端がずいぶん上へグニっと反りあがっているように見えます 

 

 

 

接地の瞬間。ノーズギアはまだ接地していませんがこの写真を見ると、パイロットの操作により、この時点ですでにグランドスポイラーが立ち上がっていることがわかります。

グランドスポイラーとは、主翼に働いている揚力を断ち切る、すなわちスポイルする。という意味からその名が付いたそうです。

この画像を良く見て下さい。主翼の揚力を一気に減少させたことにより、さっきまでの翼端の反り上がりがなくなっています。

カメラで撮影すると知らないうちにこういう状況写真を克明に記録することができていたりするんですね。

 

セスナ172??もタッチアンドゴーで頑張ってました

うん? 良く見るとちょっと172と型が違うような

 

 


航空学生になった日のこと

2007年06月03日 | 航空祭

 

航空学生』になったを見ました

 

この投稿記事を書いている本日6/3(日)は航空自衛隊の航空学生が最初に入隊する山口県防府市の防府北基地で年に一度の航空祭が行われる日です。

夢の中での出来事と気づいたのは今朝の5時過ぎ。いつもより早めに目が覚めてしばらくしてからの事でした

 

起床直後はまだ基地の鉄棒で懸垂をやってた余韻が残っており、ヨダレをぬぐいながら手を上げ下げしていました。

 

しばらくして我に返った私・・・何やってんだろ・・??

 

結局は出発時、わが地方の天候が悪かったので遠征はやめたんですが、北の方は曇りベースで大崩れはしなかったもようなのでたぶん航空祭は予定通り行われたはずです。(写真は昨年の新田原基地祭で撮影したT-7)

どうやらここ数日この航空祭見学をもくろみ、H.Pを見たりして準備していたせいでこうなったようです。

この防府北基地で同期の学生たちと座学を受けたり、体力作りに励んでいるシーンは夕方になって冷静さを取り戻した今もわりとはっきりと覚えています。

 

みなさんはこんな経験ありませんか  

 

ははっ