ヘリコプターの巻 =続編=

2007年06月15日 | 航空祭

 

窓越しに見るヘリコプターのコクピット。

こういう雰囲気って好きなんですよ

 

それがどうした』って言われるような画像かもしれませんけど・・・ 

 

 

 

固定翼機では左が機長席ですが、ヘリの場合は右。

画面左中央部、自動車のサイドブレーキを大きくしたようなレバーが付いていますがこれがコレクティブピッチレバーです。

手前に引けばメインローターのピッチ角が大きくなって機体を上昇させ、押し込めばその逆で機体を降下させる操縦装置です。

ヘリパイは左手でこれを握り、右手で股鞍に挟んだサイクリックコントロールスティック(メインローターの回転面を制御)を握って機体をコントロールします。

つまり飛行中は常に両手両足がふさがっているわけですね。

 

 

私がヘリコプターのことを少しだけかじったことがあるということを知って、ヘリパイがサービスしてくれました。

写真左下前方に見える出発点、くじゅうあざみ台に着陸すべく最終降下中の写真ですが実はこの時

 

オートローテーションに入れてます。

 

オートローテーションとは降下していく時の風圧を利用してメインローターを空転させながら滑空し、着陸する飛行技術のことです。

この時、コレクティブピッチレバーは最も押し込んだ位置、つまりメインローターのピッチ角を最低の状態にしてあります。

このベル206というヘリコプターの場合、このレバーを最も奥に押し込んだ時、オートロに最適なピッチ角となるようセッティングされているようです。ヘリパイが実際に降下しながらそのことを教えてくれました。 

固定翼機では万一上空でエンジンがストップし、プロペラが回らなくなったとしても、そのままグライダーのように滑空して降りていくことができます。

しかし、回転翼機の場合はヘタな操作をすると最悪の場合メインローターの回転が完全に止まってしまい、そうなるとアウトです。

そうならないためにヘリパイは繰り返し繰り返し、このオートローテーションランディングの訓練を行います。ライセンス取得の過程で当然その技術をマスターしなければならないようになっているのです。

 

また一つ、私の飛行経験日記帳に新たなページが加わりました 

 



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