飛んで飛んで回って回って

2007年01月30日 | 航空祭

 

tomitoshiブログへようこそおいでくださいました。今日は久々登場、本来のフライトインプレッションページです。

 

飛びましたよ! 実に4ケ月ぶりに・・

 

数日前の週間予報では雨マーク。今回こそはと思っていた願いが通じたようで、いいお天気に恵まれました 

 

 

久しぶりに握った操縦輪。P型のそれはR型のゴツイ作りのものと比較すると握り部分が細く、手にしっくりときますね。 操縦輪ってこんなにちっちゃかったかなと改めて思いました。

そんな感覚的なことさえ忘れそうになるくらい飛んでなかったって事です。

この日は県央空港から飛び立って2500フィートの高度に達した後、スローフライトをやってみました。60ノットを維持するためにパワーを絞りながらトリムを上げ舵方向に操作してその高度・速度を維持できるピッチ姿勢にします。

不用意に荒い操縦をすると例の失速警報機が発する

ピョエーぷえー

を聞くことになるので慎重に。

姿勢指示器を見ると10度くらいのピッチ姿勢まで機首を上げた姿勢になっていました。

なっていましたと言っても、となりに乗ってた機長の手助けがあればこそ。一発でスローフライトを決められるほどの技量などもちろん持ち合わせてはいません。あしからず

セスナ172は一定の高度まで上がって一旦安定したらほとんど手放しでもいいくらい安定性のいい飛行機です。トリムを合わせたらほとんど何もすることはありません。

あまりに天気がいいので我が家の上空へも飛んで行きました。たまたま仲間が我が家の畑に集まってきていて、下から手を振ってくれました。

よっしゃー今日はなんかやったるでぇーとあたりを見回す私・・・

 

通常の飛行状態に戻し、大分空港へとヘディングを合わせます。ここで前から一度触ってみたいと思ってたVORを使ってみました。

周波数を合わせて指針をセンターに合わせると30度を示しました。これはつまり逆に言えば、飛行機そのものは空港から210度の方向に位置しているということになります。

まぁ極端に言えば、何も考えずともヘディングを30度に合わせて飛んでいけば空港に到達することになります。実際のフライトでこの計器を使ってみたのは初めてだったのでけっこう感激的でした 

 

 

後に並ぶはALL  NIPPON  AIRWAYSのライン機。われらが搭乗機はもちろんセスナ172型、 このブログの主人公です。

 

 

それにしても今年は全然寒くありませんね。僕達の冬はいったいどこへ行っちゃったの?って

バリバリのタッチアンドゴーやったわけでもありません。ただ飛んだだけ。でも、とっても爽やかな気分になりました。うっかり八兵衛は今回は最初だけちょこっと顔出したものの、本来の食いしん坊グセが出て寄り道しまくり。訓練は二の次でした。

うっかり八兵衛の訓練はまた今度。でも

 

やっぱ、飛行機はええですわあ

 

                      

 

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うっかり八兵衛登場予告

2007年01月21日 | 航空祭

 

画像は大分空港のタキシーウエイから滑走路に出て行くところです。 

 

 

 

実はこの日、290度から15ノットの風が吹いてます。これはセスナの横風限界ギリギリ一杯の風。機体の軸を左に取って、クラブで進入している様子がよくわかる写真です。

もちろん私には完全にお手上げの風です。でもこういう時こそパイロットの技量の見せ所ですよね。

ベテランが見せるその手綱さばき?(操縦輪さばきと足さばき)の見事さには、ほれぼれしました。 

 

 

 

来たる28日の日曜日、飛べる気象条件であれば

 

うっかり八兵衛の訓練日記

 

が更新できる予定です。実に4ヶ月ぶりの訓練が・・・ 

 

 

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硫黄島からの手紙

2007年01月18日 | 航空祭

現在、劇場公開中で話題の映画『硫黄島からの手紙』を見ました。いろんな事を考えさせられる映画です。

私の父母は実際に戦争を体験した世代。映画を見ながらけして人事ではないような気がしてきました。 

 

 

映画の冒頭に一式陸攻という双発の軍用機が硫黄島に降り立つシーンがありました。60年以上も前のことを回顧したシーンであるのに、まるで昨日のことのような気がしてそれはとても不思議な感覚でした。

スクリーンに映し出されたそのセピア色の映像がそのリアリティを一層高めていました。硫黄島に着陸するためファイナルターンに入った一式陸攻の雄姿。今も昔も飛行機の飛ぶ姿は変わりません。

 

時々、飛行機を見てる人からあんな鉄のかたまりがなんで空を飛ぶの って聞かれることがありますが飛行機は鉄のカタマリではありません。

飛行機には主としてアルミニウム軽合金、別名超ジュラルミンと呼ばれる材料が外板等に使われています。

鉄で出来ていたら重過ぎて飛ぶことは出来ないでしょう。 最新鋭の航空機には部分的にケブラーなどの複合素材なども使われているそうです。

 

 

電車は空を飛ぶ必要がないので、それこそ鉄のカタマリなのかなと思っていたら、最近の電車は軽量化のために鉄以外の材料も使われてきているようです。

この世の中、いろんな乗り物がありますが私には飛行機が空を飛ぶ不思議さより、それこそ鉄のカタマリである

船がなぜ海に浮かんでいられるのか

ということのほうがもっと不思議です。

 

 

 

 

結局、寝ても覚めても飛行機のことが頭から離れない今日この頃です 

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夢の中へ

2007年01月14日 | 航空祭

 

あるお店のガラス越に見えたようすです。こういうのを見てるとなんか安らぐ気がいたします 

 

 

 

 

太陽も上がってしまえばまぶしいばかりですが、水平線から昇ってくる前にはこんなきれいな朝焼けを見せてくれます。

画像が小さいので見づらいと思いますが画像左奥には日鉱佐賀関の煙突が見えています。 そう、佐賀関といえばなんと言っても

関アジ・関サバ』です。

 

このブログは九州東部、大分県より発信しています。大分? 別府温泉?っていうくらい全国的には別府の方が名が通っているかと思いますが。

お隣の熊本県などでは小型機による飛行訓練は以前から行われていたようですが、わが町に飛行クラブが発足したのは今から2年ちょっと前の事。

ちなみに現在の県央空港は農道空港と呼ばれた時代から発展して現在に至ったようです。クラブ発足については私達のクラブ会長、県の関係者、そして航空会社の方々の尽力により出来たクラブです。

そうした方々のおかげで今があるわけで、皆さんの努力に感謝しながら今後も楽しませていただこうかと思ってます。

 

 

 

今日は最高のお天気で、お出かけ日和となってます。冬時期は空気が澄んでいて空の青さもひときわ鮮やかです。皆様方の今年の

 

交通安全と飛行安全

 

を願って、また今年も九州の地からこのブログを引き続き発信してまいりたいと思います

 

 

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桃栗3年飛行機?年

2007年01月07日 | 航空祭

                                                                            

 

この機体はセスナ172R型なのでキャブヒートがついてません。キャブヒートとエンジンの始動性については関連性がないと思いますが私はこの飛行機のエンジンを一発で掛けたことがありません。少々コツがいるように思います。

 

私が一回目でエンジンを掛け損なった時、2回目は教官がミクスチャーを操作して手助けをしてくれます。 

 

 

親に『勉強しなさい』なんて言われると逆にやる気をなくし、『早く寝なさい』なんて言われると、いつまでも起きてるような全然素直じゃない子供だったので、そのなごりでいまだに『立ち入り禁止』なんて看板を見るとつい入ってみたくなります。

『見ないで下さい』なんて言われると、逆に見たくなったりしませんか? でもさすがに飛行機の決まり事、既定に関しては厳格なものと受けとめてます。

したがいまして主脚に書かれたふむな』 の文字を見て踏もうなんて思ったことは一度もありません。

いつもハイ、わかりました』と言いながらちゃんとステップを踏んで飛行機に乗り込むようにしています

 

 

 

これはファイナルアプローチ中、教官が座っている右席から見た画像ですが滑走路のセンターラインを体の真ん中に見据えたところで滑走路の中心線と機軸とが一致すると教わっています。

 

 

 

訓練中は左側席で操縦しているのでちょうどこの画像を左右入れ替えた格好になりますが、多少の個人差はあるにせよ見え方はこんな感じになろうかと思います。

ファイナルアプローチでは滑走路がどんどん迫ってくるのですが、今のレベルではこのセンターラインに体を持ってくる、ということがなかなか難しく感じます。

始めの頃は足が思うように動かず、エルロンだけで合わせようとするものだからアドバースヨーが出てしっちゃかめっちゃかになってました。

まして横風でもあろうものなら偏流修正どころではなく、あっちふらふらこっちふらふら・・・

 

 

中年訓練生の飛行機珍道中

 

は今年も笑いを誘う内容で推移していくのではないかと思われます。たぶん・・・

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男達のセスナ

2007年01月03日 | 航空祭

  

飛行機との最初の出会い 

 

は小学校低学年の頃。わが町にセスナがビラをまきに飛んできた時だった。

若い人にはビラって何?と言われるかもしれないがチラシの事である。あるいは大分だけの方言かもしれない。記憶もあいまいだが薄い黄色とかピンクの紙に黒の文字だけのシンプルな広告だったような気がする。 

自分にしてみればほんとはビラなどどうでもよかった。飛行機が低空で飛んできてその姿を見せてくれるだけで十分だった  

 

 

飛行機のもとに集まる人は形は違うにしても、多かれ少なかれそうした思い出を心のどこかに残しているのではないだろうか。 

今はゴミ問題などで間違ってもそんなことはできないだろう。まさに古き良き時代だったと言える。

後年になってビラを追いかけた子供が交通事故にあうという痛ましい事故が起きたため、航空法で禁止されたらしいという話を聞いた 

 

 

当時は小学校6年の時まで自宅から約5kmほどの場所に大分空港はあった。昨年ついに引退してしまったYS-11が全盛時代の話である。              

着陸した飛行機のタラップから降りてきたパイロット達は制帽をかぶり片手に黒色のカバンを持ち、制服の胸にはウイングマーク、そしてその肩と袖口には金色のラインが入っていた。 

制服に身を固めたパイロットの、その凛々しい姿を見て素朴な気持ちで

パイロットになりたい』

子供心にそう、思った。そして今、先輩達に囲まれて・・・

 

                                                

              

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謹賀新年

2007年01月01日 | 航空祭

                     

 

新年あけましておめでとうございます

 

今年初の投稿となるページの冒頭を飾るのは昨年末12/29(金)に撮った写真で、寒風吹き抜ける別府湾を北側から望んだものです。

初日の出の写真の代わりに逆光にきらめく別府湾と高崎山を御覧いただいております。

この山は毎度お馴染み、おサルで有名な高崎山です。この日、寒波襲来による強風と寒さのため、今期初めて猿が身を寄せ合って作る『サルだんご』が見られたそうです。

 

 

 

早いものでセスナ172による操縦訓練を始めてもうすぐ2年。振り返ってみますと、ここまで技量は思ったように伸びませんでしたが、独学でかじった航空力学を実証するかのように飛行機が反応することに感動を覚えた2年間でもありました。

 

 

こちら、このブログにも度々登場しています『由布岳』です。わが町大分県を象徴する山の一つに数えられます。 

 

洋風に造られたワイン工場の一角から見た由布の双峰。標高1584mの頂上が二つあるという特徴的な山。その姿は優雅で美しく、叙情的でもあります。

 

 

 

今年の干支は猪ですが野生の猪の写真は撮れないので猫君に代理出演してもらって新年のご挨拶を申し上げます

 

 

 

今年もまた小型機の世界へようこそといったページの作成に努めてまいりたいと思います。

 

今年もよろしくお願いいたします  

 

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