今日は、人事コンサルタント 川上真史さん(ワトソンワイアット 組織人事部門ディレクター)の話を聴く機会があった。
川上さんは、人事コンサルタントの中では珍しく(?)心理学的アプローチでこれからの人材マネジメントについて持論を展開されている。
先日のブログで「心理学は経営のスパイス」と書いたが、たしかに、効能を知って活用するととても有効に違いない。
川上さんの持論は、
「世の中がどんなに変化し、複雑になり、多様になっても、常に自分の能力(=強み)を最大限に発揮するためには、『異質性に対するポジティブ・マインドセット』が重要である」
というもの。
1980年代の「知識・スキル・ノウハウを習得するだけで強みが発揮できた時代」は終わり、
1990年代の「知識・スキルをコンピテンシーとして発揮する時代」も終わり、
2000年代以降は、「世の中がどんなに変化し、複雑になり、多様になっても、常に自分の能力(=強み)を最大限に発揮する時代」になっている、と言う。
そこで有効となるのが、ポジティブ・マインドセット。
ポジティブ・マインドセットとは、
「異質性(自分の常識や言葉が通じない相手)に対して、Negativeに否定したり拒否したりするのではなく、『どうしてこんなに違うのだろう?』と興味を持つことで、相手を受けいれることができ、自分にも相手にもPositiveな感情が生まれ、個々の能力(=強み)が発揮できる」
というもの。
川上さんの話で面白かったのは、
「日本人はポジティブ・マインドセットが特異ではない。それは、日本人は真面目すぎる故に常識にとらわれすぎてしまい、小さな頃から子供が新しいこと・違うことをやっていると叱ってしまう。そうやって子供からにネガティブ・マインドセットを植え付けられてしまっている」
とコメントしていたこと。
たしかに、日本人の多くは子供時代に「みんなと一緒に」「みんな仲良く」と言われて育ってきている。だから、個性は小さな頃に封印されてしまっているのかもしれない。
...ふと、自分の幼少時代を思い出した。
私があるTV番組が観たい、と母親に言うと必ず理由を聞かれた。
私が「みんなも観てるから」という回答をすると、必ず、TVは観させてもらえなかった。
母親がよく言っていた言葉。
「みんなが観るから貴女もTVを観るの?自分が観たいのでなければ観る必要はないでしょ」
そう考えると、私がいかに小さな頃から、個性を大切にして育ててもらったか、改めて、母親の偉大さを感じた。
そして、物心ついたころから今まで、日本にいても海外に行っても「貴女は普通の日本人と違う」と言われる背景が、少し分かった気がした。
川上さんは、人事コンサルタントの中では珍しく(?)心理学的アプローチでこれからの人材マネジメントについて持論を展開されている。
先日のブログで「心理学は経営のスパイス」と書いたが、たしかに、効能を知って活用するととても有効に違いない。
川上さんの持論は、
「世の中がどんなに変化し、複雑になり、多様になっても、常に自分の能力(=強み)を最大限に発揮するためには、『異質性に対するポジティブ・マインドセット』が重要である」
というもの。
1980年代の「知識・スキル・ノウハウを習得するだけで強みが発揮できた時代」は終わり、
1990年代の「知識・スキルをコンピテンシーとして発揮する時代」も終わり、
2000年代以降は、「世の中がどんなに変化し、複雑になり、多様になっても、常に自分の能力(=強み)を最大限に発揮する時代」になっている、と言う。
そこで有効となるのが、ポジティブ・マインドセット。
ポジティブ・マインドセットとは、
「異質性(自分の常識や言葉が通じない相手)に対して、Negativeに否定したり拒否したりするのではなく、『どうしてこんなに違うのだろう?』と興味を持つことで、相手を受けいれることができ、自分にも相手にもPositiveな感情が生まれ、個々の能力(=強み)が発揮できる」
というもの。
川上さんの話で面白かったのは、
「日本人はポジティブ・マインドセットが特異ではない。それは、日本人は真面目すぎる故に常識にとらわれすぎてしまい、小さな頃から子供が新しいこと・違うことをやっていると叱ってしまう。そうやって子供からにネガティブ・マインドセットを植え付けられてしまっている」
とコメントしていたこと。
たしかに、日本人の多くは子供時代に「みんなと一緒に」「みんな仲良く」と言われて育ってきている。だから、個性は小さな頃に封印されてしまっているのかもしれない。
...ふと、自分の幼少時代を思い出した。
私があるTV番組が観たい、と母親に言うと必ず理由を聞かれた。
私が「みんなも観てるから」という回答をすると、必ず、TVは観させてもらえなかった。
母親がよく言っていた言葉。
「みんなが観るから貴女もTVを観るの?自分が観たいのでなければ観る必要はないでしょ」
そう考えると、私がいかに小さな頃から、個性を大切にして育ててもらったか、改めて、母親の偉大さを感じた。
そして、物心ついたころから今まで、日本にいても海外に行っても「貴女は普通の日本人と違う」と言われる背景が、少し分かった気がした。