異常に暑い日が続きます。
本日は、 朝からドビュッシーの「月の光」のレッスンは涼しげで湖に映る月を思わせ、午後のレッスンでも、田中カレンの「はくちょう」は北十字星の美しい夜空に輝く繊細な曲で、どうしても涼しげで、弱音の美しい夜っぽい 選曲になります。申し訳ないけど冷房 ガンガン かけても ベートーベンの熱情 ソナタ とか・・。
そんなさなか、
先日 、尾瀬に行ってまいりました。前回は 沼山峠から今回は 鳩待峠からのコースでした。
聞こえるのはうぐいすと、カッコーの鳴き声だけ。時々水が流れる音とか 木々が風に揺れる音しかきこえません。現代人はどれだけ作られた音に溢れているのか?私も若い時は音楽がないと寂しいと感じたことがありました。今はできるだけ音を聞かないようにしています。それは音を聞きすぎると、耳に新鮮な感動が伝わらないからです。休み中 ピアノを弾かないと、次に聞くピアノの音は大変 新鮮に感じます。時々休ませてあげないとと思っています。
ジョン・ケージの曲「 4分33秒」は音が鳴りません。無音です。ずっと休みの曲です。
ここまで行かなくても楽譜の中の休符は音楽 なのです。私の先生から言われた言葉で 、私も生徒の皆さんにいつも言っていることなのですが、現代人はせっかちなのか なかなか感じてもらえないのが残念に思ってるので しつこく? 唱えて?いきます!休符
を感じて!!