苫小牧市町内会連合会では、毎年、各担当者別の研修会を行っておりますが、今年度は防災担当者の研修会を開催しました。
東日本大震災から1年と7ヶ月となった先月に、苫町連では被災地の視察を行いましたが、その視察についての報告を視察研修特別委員会の大水委員長より行い、その後、苫小牧市市民生活部危機管理室の武田主査より、「津波災害にどう対処するか」という内容での講話をいただきました。
大水会長は、被災者の話を直接聴き、流された車がそのままにされている場所が未だにあることなど、被災地をみたことで、報道だけではわからないことを感じることができ、大変意味のある視察になったと報告されておりました。
武田主査は、津波の仕組みとして
(1)繰り返し襲ってくる
(2)弱い地震でも津波が発生することがある
(3)警報解除までは気を抜かないこと
(4)海や川に近づかないこと
(5)津波が引き波から起こるとは限らない
というポイントを紹介し、東日本大震災状況や苫小牧市での防災対策についてご説明いただきました。
防災対策については、太平洋沿岸の浸水予測図が見直されたことや、苫小牧の地形の特徴などにも触れ、避難ビルの指定や民間企業との連携などについても紹介がありました。
研修会には、各町内会から約80名の参加があり、みなさんメモをとるなどしながら、熱心にきいておられました。
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