ひねもす のたりのたり かな

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劇「写楽考」を観てきました

2007年04月27日 21時32分06秒 | 観劇
昨日「写楽考」を観てきました。
選んだポイントは、チラシの堤さん。色っぽいんだもん、観劇の友のS嬢とNODA MAPのロープを観た帰りに決めました。

役者が光ってる劇だったなぁ~って思いました。
なんていうかね、久々に独白の多い劇だった。どこかしらその独白も、「青く」て「甘く」てね、こしょばゆい感じ。主人公が37歳なんだけどね、老成していなくて青春の香りをムンムンと漂わせているんだよ。
それを堤さんが、男の色気と情けなさとを加えて、もう本当にどーしよーもなさムンムンにしちゃっていた。うはーーたまらーーん。女は、絶対こうゆう男に引っかかったらダメだよ、もう世話するしか無いの、母性本能擽られまくって貢ぐしかなくなる。男らしいのが女を骨抜きにするフェロモンなら、この情けなさも女を惑わすフェロモンだよ。
堤さんは舞台上で、どっちのフェロモンも自在に操るフェロモン男だわ。ホント、顔まで良いから、タチ悪い。

西岡さんも、高橋かっつみーも上手さ抜群だし。ドリさんも色っぽい。何でドリさんの溜息と一緒に出される台詞って、きゅんってなるんだろう。可愛らしくあどけなく、それでいて毒含んでて、切なくて。胸がきゅーんってなる。M.O.P.はまたエンジェルアイズを演じるらしいから、観に行こうかなぁ……初演のチラシがまだ家にあって、ちょっとびっくりした。
七瀬さんも、変に一本調子なとこが役に合っている。わざとそうしているんだろうけど、その一本調子なとこが、おヨネの一本気な感じになっていて、本当に可愛らしかった。
長塚さん……うすっ!紙かと思ったよ。正座する場面とか、折り紙折ったのかと思ったよ。洋服の時も薄いなぁっておもったけど、着物だと薄っ!長っ!ってびっくりしちゃうぐらいだった。横に手を広げたら、衣桁だよ。堤さんが熱く語れば語るほど、長塚さんが冷たくなっててね、そのバランスも良かった。しかし、本当にうすっ!

昨日はラッキーな事に、私の愛する古チンが観劇に来ていた。丁度私がチケット出す時に後ろから追い抜いて行ったでかくて悪そうな怪しい人が古チンで、ついつい関係者でもないのに関係者列に並んでしまいそうになっちゃった。後は、升さんもいて、うん年前の関西小劇場一派だなぁ~っと思った。
さーて、次は「薮原検校」に「魔法の万年筆」だー。楽しみぃぃ~。

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