ひねもす のたりのたり かな

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「49日後…」を観てきました

2008年04月28日 01時15分41秒 | 観劇
先日、マイヒーロー古ちんの舞台「49日後…」を観てきました。

部分エグくてグロでした。
なんていうか、悪趣味なとこを攻めるよなぁ。
ゴミ袋いっぱいのゴキ…(フルネームでなんか言えないっ!)とか、腐乱死体に、切断された肉体とか、リアルなモノは出してこなかったけど、言葉とかイメージがむんむんでした。
苦手な人は、とことん苦手なんだろうね。
私は、ゴ…(だから言えないってっ!)はダメだけど、後は臭いの再現は無いので大丈夫。腐乱さんは、ミドリ色のスライムでろでろで代用だったしね。

役者も、みんな好みでした。
松重さんは、もう昔っから好きなんだけど、脛むき出しのつんつるてんの浴衣姿が拝めて、うはうはでした。にょきーんって、一人で背高さんだったわ。
そしてその背高さんの周りで、くるくるくるくるとコマのように忙しく回っていた八嶋さんが、大変可愛らしゅうございました。なんていうかね、どっちかっていうとぐーたらで動かない古ちんや松重さんの分も、一人でくるくると精力的に動いていてね、もうこの人は10分舞台で動かないでいたら、ストレスで死んじゃうんじゃないかってぐらいだった。ヤッシーに、動かない芝居をやらせてみたいーーっ!観てみたいーっ!(笑)
古チンは……また痩せた??なんか、細くない?白ムチは?って思っていたんだけど、脱いだら腹がちゃんと白ムチでした、あ~安心。でも、痩せたのは確か。白ムチのムチムチが好きなんだけど……我慢します。今回は、ある意味「普通」の人の役だった。ホモ…いや、バイだったけど、普通の人間だった。久々の普通の人だったので、普通に怒ったりすると、怖さ抜群。怒られたく無いです、この人に。もの凄く怖くて、張り合えません。
でも、小田茜ちゃんは、張り合っていた。すげーっ!声はとても細かったのが、ちょっと残念だったけど、でも張り合う姿はきれいだった。背のしゃんとしている女の人は、とても好きです。立ち姿が、絵になる人っていいよね。
池田さん……もっと観たかったです。演出もしているからか、出番が少なくて残念。
っていうか、全体的に全員の場面が少ないのが、残念。
二人、三人の組み合わせで、話を進めていくパターンだったから仕方ないんだけど、全員でガシガシと火花散らすような場面が観たかったなぁ。……全員出たら、一人サボる人がいるけどね。
五人の劇なんだし、全員が出たら舞台が狭くなるって事も無いんだから、全員の場面がもっと欲しかった。勿体無いです。良い役者いっぱいなんだもん、役者全員のパワーで、劇場を席巻して欲しかった。それを全身で、たんまりと味わいたかった。

でも、贅沢な舞台ではあったと思います。
台詞のいいまつがいを、さらりと流してくれる人いなかったしね。
独特のエグ味はあったけど、それが癖になるような、そんな劇でした。



しかし、あんな部屋でも、どんどこ捨てると片付くものなのね。
私の部屋もきっと、捨てればもっとすっきりするんだろうなぁ。


ここから先は、余談の上にとてもグロなので、どんなんでも大丈夫だって人以外は。絶対に読まないように。腐乱関連です。



キーワードってのは、重なるもんだなぁって、この劇を見ていて思った。キーワードは死体、腐乱。
ちょっと前に、猟奇的な彼女のエキストラに行ったんですが、その現場が本屋だったのです。そこで最初に振り当てられたのが、本を物色している人でした。何度も繰り返すカメラテストの最中、物色しなきゃいけないのに、ついつい読み込んでしまった本がありました。
題名は忘れてしまったんだけど、死体処理業者の話でした。しかも、破損の激しい死体専門らしい。最初の数ページぐらいしか読んで無いので、本当にそうなのかは不明。でも読んでいた部分は、風呂場で無くなった女性の死体の処理でした。夏場、湯の入った風呂で亡くなって、発見が一ヶ月後近く。もう、ここまできたら、それがどんなものだったか想像できると思います。周囲に腐臭が立ち込め、浴槽の中にはもう形というものを留めていない、どろどろの液体と骨。
その死体の処理(といっても、液体から骨を掬い出し、密閉された容器にその液体を入れて廃棄するってだけだけど)が終わった場面まで読み終わったところで、ADさんに、ちょっとバランスが悪いので、あなたはやっぱりこっちに来て来て下さいと、別の場所に移動させられちゃったのだ。
あんなグロくてエグい場面が、この後にどんな結末に続くのか、続きが気になるけど、これじっくり読んだらモノが食べられなくなりそうな、そんな話だった。
一ヶ月未満の間に、腐乱死体なんて、あんまり縁起良くない言葉に出会うなんて……かなり、いやん。
本当はもう一つあるんだけど、これ以上は私の胃もひっくり返りそうなので止めておく。それも推理?ホラー?小説だった。推理小説は良く読むけど、腐乱にぶち当たるのは、そんな無い。だって推理小説ってのは、大概取れたて出来たての新しい死体ってのが相場だ。
あ~~エグいの三つも思い出したから、胃がむかむかしてきた。
全然ダメってわけじゃないけど、好きではありませんよ。

ちなみに本を物色する人の次は、パンフを見る人でした。しかも移動した先は剛の正面。その後のテスト中は、ずっと剛に尻向けているという、ちょっと残念な場所でした。近くにいるのに…顔見れないんだもんよ。


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