ひねもす のたりのたり かな

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犬顔家の一族の陰謀 ~金田真一耕助之介の事件です。ノート

2007年08月27日 18時37分18秒 | 観劇
見てきましたよー「犬顔家の一族の陰謀 ~金田真一耕助之介の事件です。ノート」を、23日に。

もう時系列バラバラだけど、いいの。
忙しいの、いっぱい遊んでいるからっ!

笑いのビリーズ・ブートキャンプよね、これはっ!
毎日見ていたら、二週間後には笑いで腹筋が割れると思うよ。目尻に笑いジワも出来ると思うけどね。
とにかく、本気で笑い続ける劇だった。
やっぱりチャンピオン祭だねっ!スキが無いよ。畳み掛けるように次から次へと、怒涛の笑い波。酸欠か過呼吸になりそう。
フランス人の古ちん……古ちんがフランス人……いかん、これだけで思い出し笑いが出る。
橋じゅんも、あっちこっちに出て、出ただけで笑ったけど、なんか意味無く居るだけで笑っちゃったけど、素晴らしかった。
池田先輩には、やっぱり勝てませんか??
池田先輩は…………凄い……ですもんね。うん、本当に……凄い。他に何て表現して良いのか分からないぐらいに、あの人はアレで完結していて、本当に凄い。
役者の力量にも笑ったけど、シナリオにもいつぱい笑えた。
パンフレットに、笑いは引き出しの多い分面白いってあったが、本当に引き出しいっぱい出して笑いました。
ネタが広いんだもん、今回のは。
横溝シリーズ全域に広がってるし、なまかもいるし、デスノもいる。コーラスラインも出れば、オペラ座の怪人もある。いろんな事を知るって事は、面白いことも広がるって事だった。
本当に面白かったよ。

今回は演出も凝っていて、新感線って凄いなぁって思った。
計算づくなのだ。こうゆう映像を途中で使うから、こんな脚本にして、こう演出する。脚本ギリギリで内容と台詞を頭に突っ込んで、練習したらハイ舞台……ではない。こうゆう演出をするので、その下準備にこうゆう映像を作る、そして撮影をしておく。凄いなぁ……本当に。
こんな計算づくなのに……内容は徹底的な笑いの追及なのだ。
人を笑わせるためだけに、あれだけの準備をかける。演出をする。
凄いなぁ……

パンフレットも、細心まで凝っていた。文庫本は巻末の言葉まで、ちゃんと作りこんでいるし。手を抜かない。
これだけされたらね、値段が高くても納得しちゃうのよね。
三時間みっちり笑う、その場の勢いじゃない、計算し尽くされた糸の上で、心地よく笑う。しかも、昨今の安いお笑いやテレビのバラエティにある人を嘲笑うのではなく、自分の引き出しの中で笑えるのだ。
至福の時間だと思う。

あと一回行ける。
また三時間、じっくり笑ってくる。

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