ひねもす のたりのたり かな

映画やら舞台やら日常やらお仕事やら

試写会で「山形スクリーム」を観てきました

2009年07月18日 00時42分07秒 | 映画
バカバカしい映画が作りたい……と言っただけに、お馬鹿映画でした。
もう思いっきり、馬鹿だぁって笑ってばっかりいたよ。絶対っ!ありえないっ!バカバカしすぎるよ。全部が全部竹中ワールドの力技の連続で、最後の最後まで押し切って終わらせてるの。竹中直人じゃなきゃ作れないし、だいたいにおいて竹中直人じゃなきゃこんなホラー映画作ろうなんて思わない。極めて「竹中直人」な映画。なんとなく、こう一人エスカレートしがちな竹中直人のカラーそのまま。
バカバカしい映画、変な映画。(心から誉めてます)
落ち武者狩りの農民が「だだちゃ、だだちゃ、だだちゃ」ってざわざわ言ってるのからして、もう変。
殺しておいて、殺生は好まないからこれで勘弁ってゾンビになるのも変。んでもって「ギョイ」「ギョイ」って言うのも変。ぬっくんのロンゲは、変。みんな落ち武者も、変。登場人物が歌いながら出てくるのも、変。
本当に、最後まで、変!
役者も、変。っていうか「濃い」です。個性派をこんなに集めてどうするんですかって、ぐらいに個性派ばっかり。監督竹中直人を筆頭に、生瀬勝久、沢村一樹、温水洋一、六平直政、田中要次、赤井秀和、石橋蓮司、デビット伊東、斉木しげる、岩松了、クリスタル・ケイ(役柄が濃かった、そして怖いぐらいにぴったりだった)、由紀さおり(この人も役柄がぶっとんでいた)、篠原ともえ(外人並にホラー映画にぴってりな叫び方する人だ)って、凄くないかい?フラットなのが成海璃子ちゃんだけでは、とてもバランス取れません。マイコもフラットタイプだと思っていたら、ちゃっかり個性派軍団に入っちゃってる。
あのねマイコが、本当に凄いんです。あれは事務所的にOKなの?凄い女優だと思うけど、本当にあの役でOKなの???「怪」演でした。「山のあなた」の時は楚々とした昭和初期的な役がぴったりで、あんなにキレイな人なのに……。ここまでできちゃう役者だとは思わなかった。素晴らしい。これやったら、もう怖いもんは無いよね。どんな役だって、どーんっとOKだよ。最後の方のマイコには、度肝抜かれっぱにしだったよ。あー、本当にびっくりした。

竹中直人は流石にホラー映画好きで、大ファンなんだなぁってのも、映画を観ていてつくづく思った。笑えるんだけど、怖いの。私はホラー映画が大嫌いで、怖がりだからかも知れないが、怖かったよ。
廃校とかどうしようってぐらいに怖いし、追っかけられるのも怖い、逃げて隠れてるのが見つかりそうなのも、本当にたまんなく怖いの。それに武者の動きとか、出てくるタイミングとかが怖かった。
ホラー映画では、鉄板のシーンが多かったからか、怖く感じた。あっ、出てきそう、出てきそう、出て……ぎゃぁぁ出たぁぁぁっ!ってのが満載で、その度にひゃぁぁぁっ!ってなっていた。つまりお化け屋敷的なのは、絶対にダメ。
でもグロは平気なので、生首とか内臓系のぐちゃぐちゃも、平気な方。
普通にホラー映画をテレビで見れる人なら、怖くない程度のものだと思う。
まぁ、それでも全体的に変だったから、笑って見れました。
ホラー好きで、バカなのが好きな方には、お薦め。

……でも、私は怖いから、もう見ない。う~~ぶるぶる。

試写会で「GOEMON」を観てきました

2009年04月13日 19時11分52秒 | 映画
O嬢に誘って貰って、「GOEMON」を観てきました

紀里谷氏の映画を観たのは、キャシャーンに続いて二本目なんだけど、どっちも「やっちゃった」感のある映画だった。いまいち感が残るのだ。
映像はやたらめってら凝っていて、凄くてキレイなんだけど……説得力が薄いの。キレイに纏めすぎて勢いが無い。最終的に何がしたいのか分かりにくくて、共感しにくい。

隣の女の子が客電点いた時「戦国無双みたい」って言っていたけど、本当にそんな感じのストーリーだったなぁ。(サイト見てみたら、戦国BASARAとコラボしていた。なんか納得)

役者に罪は一つも無いと思う。
役者はとにかく、台本以上の演技をしていたと思うの。江口くんも大沢くんも広末ちゃんもゴリも。役者は良いのになぁぁぁぁぁ。
CGも凄いけど、前の方で見ていたからか、CGになると途端に画面が荒いのよ。ゲームの世界みたい。五右衛門と才蔵の戦うシーンなんて、バーチャファイターみたいなの。草原ステージに二人を持って来て置いた感がある。
跳ぶ、着地、駆けるの動きに、タメが無いのですんごい軽くて違和感あるし。
ストーリーも無理とか無茶とか、ご都合主義に溢れ過ぎてる。
すいません、こんなんじゃ騙されたくても騙されなです。
映画なんて、騙される気満々で行ってるんだから、ちゃんと騙して下さい。

役者は本当に頑張っていたよ。江口くん、殺陣頑張っていた。アクションも頑張っていた、本当にいっぱい頑張っていた。大沢くん……才蔵が救出されて目覚めたシーンが、この映画の中で無駄に一番キレイでした。才蔵の最後のシーンは、本当に良かった。五右衛門のシーンより良かった。
玉鉄も、無闇矢鱈と無駄にかっこよかった。別にかっこよくなくていいのに、かっこいいんだもん。
奥田さんは、本当に嫌らしいおじさんだし、信長の踊りは本家本元ですばらしかったし、家康はタヌキだし、半蔵は「影となれ」って言っているのに全軍命令出すし、青年五右衛門と才蔵は暑苦しいおっさん直前に比べて爽やか過ぎだし、ウドちゃんも頑張っていたよ。
役者良いのにねぇ……

CGとアクションとストーリーがペラペラに薄くて、役者と映像だ良い映画でした。

O嬢、本当に試写会に誘ってくれてありがとうっ!


鈍い獣

2009年04月04日 01時33分17秒 | 映画
思わず、えーーっ!っとびっくりした。
鈍獣」が映画化ですってぇっ!
しかもねずみ三銃士が浅野忠信・北村一輝・ユースケ・サンタマリアとなっ!
なんか想像出来そうでできないっ。

でも、きっと駅売のおばちゃんは出ないんだろうなぁ~。
ぼんじゅーるぼんじゅーる、どんじゅ~る♪の歌も無いんだろうなぁ……
しかし、気になるっ!
ものすごーーく気になる。

ちょっと、どうするよっ!S子っ!もちろん一緒に観に行くよなっ!

「小森生活向上クラブ」の初日舞台挨拶に行ってきました

2008年11月10日 19時10分29秒 | 映画
ふふふふふ……古ちんの「小森生活向上クラブ」の舞台挨拶に行ってきました。

席が良すぎで、前から二列目で拝んできました。
生古チン、最高っ!(口に出してこれを言うと、怒られます)
古ちんはサングラスしていたので、一体どこを見ているの分からなくて困っちゃった。
でも、相変わらずの格好で、安心。なーんでいのうえさんと古ちんは、おっさんメタルな格好が同じなんだろう。顔隠すと格好だけじゃ分からないよね、あの二人。
栗山千明ちゃんと忍成修吾君も来ていましたが、二人とも顔ちっちゃーーーいっ!古ちんの2/3以下だよ。
後は監督と、原作者の人も来てくれて、挨拶して下さいました。

……ちなみに、この日の司会の人は今回で三回目。「ヨコヅナ・マドンナ」の時と「山のあなた」のオールナイトで監督作品を観ようイベントの時の司会もこの方でした。映画への話の振り方や、仕切り方がとても上手で、安心できる方でした。

映画の内容は、好きな人と嫌いな人が確かに真っ二つに分かれるストーリーです。
私は好きまではいかないけど、楽しめる方でした。
古ちん主演なので、古ちん好きな人は、間違いなく楽しめると思う。
色んな古ちん満載なんだもん。可愛いのから怖いのまで、盛り沢山。
けっこう無茶苦茶さに笑いました。
後から友達に、私しか笑ってないとこがあったよって言われたけど、周り関係なく自分の可笑しい時に遠慮なく笑うので、分からなかったよ。

有森さんが、良かったよ。だんだん変わっていく過程が、面白い。
最終的にオチが、あっさり笑えたなぁ。あれもあっさり笑えるような人じゃないと、無理だな。

なのでこの映画は、好きだったら見てね、としか言えない。
でも古ちん好きなら、観て欲しいなぁ。映像的な古ちんが、あっさりと凝縮している映画だもん。映像的って区切るのは、舞台の古ちんではまったく無いと思うから。
舞台の古ちんは、映像には決して収まらない。
とにかく映像的古ちんを、充分に楽しめる映画だと思います。

「ハッピーフライト」の試写会にいきました

2008年11月10日 18時42分48秒 | 映画
O嬢に誘ってもらって、「ハッピーフライト」の試写会に行ってきました。

いやぁ~楽しかった。
ストーリーも楽しかったんだけど、飛行機が飛ぶまでの裏側がとっても楽しかったよ。
私は「GOOD LUCK!!」のドラマも観て無かったので、裏側を見るのは初見だったから余計に楽しめました。
管制官とかレーダー室とか、整備関係、燃えるね。
朝、飛行機が整備室から出てくるシーンで、もう燃えたよ。
わくわくするよ。
飛行機って、素晴らしく美しい乗り物じゃないですか。それがゆっくりと機体を現していくとこなんか、ドキドキわくわくして仕方無いの。
良いなぁ、ジェット機。

ホノルル行きの飛行機が機体トラブル起こして、戻ってくるって設定なんだけど、飛行機の中の人、管制官の人、地上勤務の人が一体になって頑張るのが美しいね。
最終的に、戻ってきちゃうってのはハッピーじゃないんだろうけど、無事にけが人一人出さずに戻れた事が、ハッピーなのだろう。

しかし管制官の人、プロだなぁ。
バードさんってのがいるのも、知らなかった。
主演が綾瀬はるかだったので、もっと「綾瀬はるか主演でござる」って感じかと思ったら、そうでもない。ちゃんと群衆劇で誰もが、それぞれ主役。
ぱりっと、自分の人生生きてます。
田辺くん、まだプリンス行けるんじゃないかってぐらいに可愛かった。男の人の可愛らしさって、それぞれなんだけど田辺君の可愛らしさは、ちょっと押しの弱い可愛らしさで、そこがとても良い。もうちょっと頑張ってって、言いたくなっちゃうのよね。そんな部分が、とっても出ていて楽しかった。
時任さんが最後に書類にサインする手が良い。ずーっと冷静に見えたのに、あの手の演技が、良い。
本当にどの役者も生き生きしていて、見ていて楽しかったです。
いっぱい笑っちゃったよ。
観終わった後も、すごいすっきり。

事故はあってはならない事だけど、人のやることだし、自然はもっと大きくて、完璧なんていうのはありえない。
それでも飛行機は、起こった時の惨事が大きいので、特に完璧であることを求められる。
そしてその求められる完璧の裏には、たくさんの人の日々の努力がある。
…………当たり前なんだけど、改めて観ると本当に頭が下がります。
中央線は、もっと見習うべきだね。

これを観て、無性に観た後に飛行機に乗りたくなりました。
乗り物好きには、たまらない映画だと思う。

「ヨコヅナ・マドンナ」の試写会に行ってきました。

2008年09月12日 18時59分21秒 | 映画
「ヨコヅナ・マドンナ」の試写会に行ってきました。
結構楽しく観れた映画だった。
性同一障害ではなくて、女の子になりたい男の子の話でした。
主人公のドンクが、本当に妙に可愛かったなぁ。
ちょっとはにかみながわ笑う顔とか、振り向いたり何かを取ろうとしたささいな顔の表情が、可愛らしいの。
夢で好きな人の夢見た時に起きてからパンツを洗う。洗いながら泣くんだけど、確かに泣きたくなるよなぁ。恥ずかしいからとか情けないから泣いているんじゃなくて、女の子じゃ無い自分に泣いてるんだと思う。女の子になりたいのに、そうじゃない自分の体。それをまざまざと突きつけられて、泣いている背中が可哀想で、いじらしくて可愛らしかった。

シムル(韓国のお相撲)は全然知らなかったんだけど、相撲って括るにはちょっと違う感じだったなぁ。持ち上げられた後にかわす技とか全然違うんだもん。なんとなく腰に何か巻いて、がっぷりと組んで行う競技なんで、日本人に分かりやすく相撲って括ったんだろうね。とっても複雑で、ある意味アクロバティックだった。

高校生の時、何を夢見ていたのか。
もう随分昔のことなので忘れてしまったけど、主人公の友達のようにあれになりたいこれになりたいと色々と夢は見ていた。
でも、それは全部どんな職業になりたいかだったなぁ。
ドンクの夢は「女の子」。職業じゃなくて、生き方を夢見ている。
ドンクのお母さんが、とても素敵な人で、分からないし理解はしにくいけど、ドンクの夢をきちんと受け止めてくれていた。
誰かに「あなたの夢を応援するよ」と言われる事は、本当に嬉しい事だ。
たった一人、それが親ならば、どんなに幸せなことか。
どんな職業に就くかより、どんな生き方をするかの方がずっと難しいのに、それを応援して認めてくれる人がいれば、頑張っていける。
母親が父親の一番嫌いなところを語るのも、凄く納得した。
あなたは自分を憎んでいる。それが一番嫌い。
確かにね、自分自身を憎んでいる人を、愛して行くのは辛いよなぁ。

軽いコメディのつもりで観に行ったんだが、色んな大切なものがありました。
全体的にね、シチュエーションにはインパクトがあったんだけど、ストーリーには奇抜なところは無くて、安心して観れました。
ドンクの両親も、上手かったなぁ。
この二人が、この映画の骨子を支えていたんじゃないかと私は思った。

ラストのドンクは可愛かった。
スリムな女装もいいけど、ちょいむちの男の人の女装の方が、私は好きだなぁ。
ぽちゃってしていて、可愛いんだ。
肩とか腕とか脚とかね、柔らかい線が出ているのが可愛いと感じているんだと思う。

まぁ、いろいろどうなの?ってとこはあるんだけど、面白かったです。

ところで、韓国の学校ってトイレットペーパー事情はどうなっているの?
ペーパー持参なの?
やたらトイレシーンがあるんだが、トイレットペーパーを手で持っているのよね。それが凄い気になっちゃったよ。

「パンダフルライフ」の試写会に行ってきました

2008年08月26日 00時58分09秒 | 映画
土曜日に「パンダフルライフ」の試写会に行ってきました。

本気でパンダ「フル」っ!
パンダ盛りですよ、この映画は。
うはーうはーうはーーーっ!
たまらーーーんっ!
一時間半パンダ漬けっ!
パンダフルーーっ!

営業妨害になるかもしれないけど、言っちゃう。
パンダが本気で好きな人は、この映画を映画館で静かに観ることは出来ません。
呻くし、じたばたするよ、この映画。
可愛いぃぃっ!って言わずにはいられないよ。
子パンダが木登りしていて落ちそうになったり、玩具から落ちちゃったりしたら、あぁぁ~っ危ないっ!って言っちゃうよ。

実際に試写会はかなり騒がしい方だった。
今までこんなに騒がしい試写会は無かった。
でも、それを咎める気にはちっともなれない。
だって、私だってうっかり言っちゃったもん。うはーっかわいーって。

もう良いよね、これはさ、普通の映画じゃなくてさ、パンダ好きが集まって、可愛いパンダを観賞する集まりだと思えばさ。
お隣の人と「可愛いねー」「ねー可愛いよ」って言い合いながら、ほわーんって観るのが正しい見方のような気がする。

癒されまくります。
それなりに色々とストーリーはあるんだけど、寂しいシーンとかもあるんだけど、パンダは可愛いの。
だからね、こんな可愛いパンダの生きていける未来を作りましょうって話なのですよ。
こんなに可愛いんだもん、いなくなったら悲しいよ。
大事にしよう。

……ああ、本当にパンダ可愛かったぁ。



「パコと魔法の絵本」の試写会に行ってきました

2008年07月30日 02時10分51秒 | 映画
「パコと魔法の絵本」の試写会に行ってきました。

凄い見た目が毒々しいんだけど、正統派のメルヘンだったなぁ。
とてもとても良い話です。
半分以上泣きっぱなしだった。
前半でえぇぇっ!ここで泣いて良いの??と思いながら泣いて、その後随所随所で、ずっと泣かされるの。しかも、途中で声出して笑ったまんま泣いたりもしたよ。
大きな捻りとか、暗喩とかも無く、ストレートな話でした。
自分の幸せよりも誰かの幸せを願い、そのために一生懸命になる話。
通り魔だのなんだのが多い昨今には、ぴったりだと思う。
観て下さい。観て下さい。
ちょっとでも興味を持ったら、観て下さい。
お子様がいたら、是非一緒に観て下さい。
とてもとても素敵なお話です。


「おじさんの名前は、大貫だ」
「ゲロゲーロ。ゲロゲーロ、ガマの王子はわがまま王子」
役所さんのこの台詞が、本当に切ない。
たった一つの願いが、この台詞にもの凄く込められているのだ。
本当に、なんて素敵な役者さんなんだろう。けったいなガマ王子の格好をしていても、違和感なく見れて素敵だし、可愛らしい。

阿部サダヲ。……That's サダヲワールド、万歳っ!
「せ~~い ちゅうっ!」に、くらくらするぐらいにヤられました。
得体の知れない怪しく壊れた大人達の中で、一番得体の知れない大人。怪演っぷりがとんでも無いんだけど、この世界では決して突出はしていない。それだけ他の人も怪演ばかり。シンデレラの格好しちゃう上川さんに、男がコーヒー女はミルク混ぜて混ざって私はカフェ・オ・レな國村さん、豊かな谷間ぐらいしか小池栄子か分からなくなるぐらいに変わっちゃってる小池栄子、えらく可愛い加瀬亮、エグさ満載土屋アンナに、壊れまくってる妻夫木くん、意外にイイひと山内チンピラ、やっぱり包帯劇団ひとり、そして何故そこにいるんだ彦摩呂。
とにもかくにもヘンテコリンでギトギトの世界。

原色と赤系の色のきついそんなギトギトの世界に、怪の字がひしめきあう大人達。
その中で一番異彩を放つのが、パコの無垢な笑顔だった。
ぐだぐだとした説明がいらないぐらいに、可愛いんだよ、パコが。
私だって、この子が笑うためなら何でもしてあげたくなるよ。

アニメと実写の融合も、とても良かった。
人でしかできない事、アニメでしか表現できない事を、ちゃんと役割分担しながらまとめていて、説得力があった。
中島監督の力技が、良く生きている。


映画の中でパコの持っていた「ガマ王子対ザリガニ魔人」の飛び出す絵本が、8/29に発売されるらしいんだが、是非欲しいよ。
そして買ったら、声を出して読むのだ。

ゲロゲーロ。ゲロゲーロ、ガマの王子はわがまま王子


「崖の上のポニョ」を観てきました

2008年07月24日 00時03分48秒 | 映画
ポーニョポーニョポニョ さかなの子
まんまるおなかの女の子♪
って、ついつい口ずさんでしまう映画でした。
あ~面白かった。
可愛かったぁぁ。
絵は本当に必要最低限しか直線のない、まあるくやさしい世界。
深い部分はいっぱいあるんだろうけど、考えないのがいいよ。
っていうか、考えなくても感じる部分で、いっぱい分かる事がある。
なーんにも考えないで構えないで、心をぽか~んと開いて観ると、とっても気持ち良く観れる。
素直に色んな事が、心に染みてくる。
理論武装なんかしないで、ぽんって浮いて来た事をそのまま受け止めるのがいい。
子供のために作った映画なんだから、子供に返って感じ取れば良いんじゃないかなぁ。
私なんか心開きすぎて、なんでもないような場面でボロボロ泣いてしまったわ。
年のせいか、最近本当に涙もろくていかん。

しかし、宮崎アニメの男の子ってのは本当に甲斐性あるよなぁ。
あんなに甲斐性のある五歳児はいない。
将来は、絶対にもてるよ。
だって惚れるしかないだろう、あんなに甲斐性のある男には。


写真は今日の戦利品。
キーチェーンアクセサリーの半魚人のポニョは、観た人しか可愛らしさは分からないだろうなぁ。この走り出しは、この世でたった一つのものに向かって行く、切ないぐらいに一途で愛おしい姿なんだよ。
あっ撮影協力はオリゼーです。

「ミラクル7号」の試写会に行ってきました。

2008年06月18日 01時13分01秒 | 映画
今日は何時もと同じく、O嬢に誘って頂いてミラクル7号の試写会に行ってきました。
チャウ・シンチーの映画だっていう前知識だけで望みました。
だから、うっかり何時ものカンフー映画だろうって思っていたのに……全然ちがーーーうっ!
わくわく映画を見に行ったつもりだったのに、本当に全然違うーーーっ!
チャウ・シンチーの映画で、ダダ泣きさせられるとは思いませんでしたわ。

大事なものがいっぱい詰まっている、とってもストレートな映画だった。
いまどきこんなにもストレートな映画って無いんじゃないかって思うぐらいに、ストレートだった。
大切な事、大事な事、わざとらしい飾った言葉じゃなくて、普通の言葉で語られている映画でした。
良かったよぉぉ。
ななちゃんも、妙な愛らしさがあったし。
ななちゃん触ってみたーーい。ふわふわの頭より、むにむにぶにぶにしていそうな、あの体がいいよ。

これはさ、大人が観るより子供が観た方が良い映画だと思う。
うんちや鼻くそとか子供が大好きな要素もいっぱい詰まってるし、何より子供に一番感じて欲しい事がいっぱいある。
教訓もしっかりあるしね。
吹替え版作って、夏休み子供映画にしちゃえば良いのに。チャウ・シンチーだって、きっとチャウ・シンチー好きの大人よりも、チャウ・シンチーを知らない子供に観て欲しくて作った映画だと思う。
字幕しかないなら、是非字幕に耐えられるような子供を連れて観に行って下さい。
西遊記やハットリくんは好きだけど、それよりも子供に観せたい映画です。

映画終了後に、17日はナナの日って事で、スペシャルゲストとしてななちゃんぬいぐるみ持って木ノ実ナナさんがいらっしゃいました。

……どうでも良い事なんだけどね、ゴキはさ、手で潰したら嫌よ。手が嫌だからって、足ならOKってわけでも無いのよ。きゃっきゃきゃっきゃとゴキ潰しっこしないでーーっ!