ひねもす のたりのたり かな

映画やら舞台やら日常やらお仕事やら

チョコ禁

2009年04月27日 15時33分57秒 | つれづれ
先日バーゲンに行ってまいりました。
買った物は、白と黒のスカート、白バック、ピンクと緑のクッションカバー。

………まあまあだね!
春夏生地のクッションで、お部屋は爽やかだ。


で、バーゲンとかバーゲンとかバーゲンとか、最近の出来事とかでね、ちょっと思うとこがありまして、しばらくの間チョコを断つコトにしました。甘いものじゃなくて、チョコレートだけね。
だって、チョコってうっかり一枚ペロリと食べちゃうんだもの、私は。そして、二枚目にもすぐ手が出ちゃうんだもの……。そして、チョコは恐いんだもの、カロリーもニキビも……。
甘い物全部ダメってしちゃうと、ストレス溜まりまくりそうなので、チョコだけ。いっちばん大好きな、チョコだけにしときます。


解除宣言までに、もし私が食べてるの見たら、ガーナ一枚請求かしっぺ五回して良いです。

靴を買った

2009年04月17日 00時46分00秒 | つれづれ
二足購入しました。
私は比較的に何か買う時は、一度にまとめて買い物をします。
買いたいと、買おうと決めたものしか買わない。
っていうか、必要不可欠になって、慌てて買い物をする。だからまとめ買いになっちゃうし、まとめ買いだと金額がかかるので必要なものしか買えないわけだ。
今日も春夏用の靴が無くて、慌てて買いに走っただけだ。

買い物も、靴や服やバック等の身に付けるものを買う時は、一人で買い物に行く。ほとんど人と一緒に買い物をしたりしない。
頑固者なので、自分の欲しいもの、気に入るものしか買わないし、人にああだこうだ言われるのも好きじゃないからだ。
人の客観的な視点とかあった方が、服装にもバリエーションが出て良いんだろうけど、どうしても嫌なんだよなぁ。
人の意見は好意だから、無視しきれなくて困ったりするのが、多分嫌なんだろうなぁ。小学校中学校高校と、出資者の母親の好みを素直に聞いて買い物していたから、その時のもやもや感が後を引いてるのかも。
自分のお金で買い物するようになったら、途端に好きなものしか買わなくなった。おかげでワードロープの中が、真っ黒になったり緑だらけだったり茶色と紺色になったり、ネクタイ持ちになったりベストだらけになったりした。今は黒と茶色とカーキ色だ。
でもね、私はそれはそれで楽しいわけよ。おんなじものばっかりでも良いの、たまーーに冒険もしてみてるしね。
自分の意見で決めて、自分で買えばう~んってなっても、仕方無いって思えるからね。
自業自得の状態が、私には一番気楽なんだろう。

来週は某所のバーゲンに行くつもりだ。もちろん、一人でね。また散財しちゃうかもしれないけど、気に入るものがあれば良いなぁ。

試写会で「GOEMON」を観てきました

2009年04月13日 19時11分52秒 | 映画
O嬢に誘って貰って、「GOEMON」を観てきました

紀里谷氏の映画を観たのは、キャシャーンに続いて二本目なんだけど、どっちも「やっちゃった」感のある映画だった。いまいち感が残るのだ。
映像はやたらめってら凝っていて、凄くてキレイなんだけど……説得力が薄いの。キレイに纏めすぎて勢いが無い。最終的に何がしたいのか分かりにくくて、共感しにくい。

隣の女の子が客電点いた時「戦国無双みたい」って言っていたけど、本当にそんな感じのストーリーだったなぁ。(サイト見てみたら、戦国BASARAとコラボしていた。なんか納得)

役者に罪は一つも無いと思う。
役者はとにかく、台本以上の演技をしていたと思うの。江口くんも大沢くんも広末ちゃんもゴリも。役者は良いのになぁぁぁぁぁ。
CGも凄いけど、前の方で見ていたからか、CGになると途端に画面が荒いのよ。ゲームの世界みたい。五右衛門と才蔵の戦うシーンなんて、バーチャファイターみたいなの。草原ステージに二人を持って来て置いた感がある。
跳ぶ、着地、駆けるの動きに、タメが無いのですんごい軽くて違和感あるし。
ストーリーも無理とか無茶とか、ご都合主義に溢れ過ぎてる。
すいません、こんなんじゃ騙されたくても騙されなです。
映画なんて、騙される気満々で行ってるんだから、ちゃんと騙して下さい。

役者は本当に頑張っていたよ。江口くん、殺陣頑張っていた。アクションも頑張っていた、本当にいっぱい頑張っていた。大沢くん……才蔵が救出されて目覚めたシーンが、この映画の中で無駄に一番キレイでした。才蔵の最後のシーンは、本当に良かった。五右衛門のシーンより良かった。
玉鉄も、無闇矢鱈と無駄にかっこよかった。別にかっこよくなくていいのに、かっこいいんだもん。
奥田さんは、本当に嫌らしいおじさんだし、信長の踊りは本家本元ですばらしかったし、家康はタヌキだし、半蔵は「影となれ」って言っているのに全軍命令出すし、青年五右衛門と才蔵は暑苦しいおっさん直前に比べて爽やか過ぎだし、ウドちゃんも頑張っていたよ。
役者良いのにねぇ……

CGとアクションとストーリーがペラペラに薄くて、役者と映像だ良い映画でした。

O嬢、本当に試写会に誘ってくれてありがとうっ!


先日、新感線の「蜉蝣峠」を観てきました

2009年04月13日 19時06分45秒 | 観劇
新感線の「蜉蝣峠」を観てきました。
いのうえ歌舞伎「壊」ってなっていた通り、クドカンの脚本が今までのいのうえさんとはちょっと違ったものになっていました。
歌舞伎なんて、言葉の発祥を考えると壊す事に意味があると思うので、良かったと思う。
新感線も、どんどん変わっていくのが面白いんだと思う。
エンタテーメンとに面白く、面白いもんなら何でも取り込んで、みっちみっちのぎっちぎっちに楽しませるための舞台。壊して壊して、新しいもん取り入れてガツガツ取り込んで、それでこそが、新感線なんだし思う。
本当に面白かったぁ。

新感線の舞台って、基本的に「わくわくと楽しむ」のを目的で観に行くので、今回も充分に楽しませて頂きました。
ごちそうさまでしたって言いたくなる、舞台だったよん。
特に、チケット取ってくれたS子が……最前列ゲットしてくれたので、久々に役者の表情まで全部見れて、本当に良かった。


堤さん…ステキ。軍鶏でもステキ。ってよりしょっぱらかに軍鶏だったし。染ちゃんと別の意味で、白の衣装がお似合いで。裾から伸びる足に悩殺。最前列ですので、ぐっと腰を下ろす度に筋肉の筋が動くのよ。がっつり脳に焼き付けましたよ。いっつも酒飲んで、酔っぱらっていないと、どこまでも血が冷えてしまいそうな天晴という男が、本当に良かった。
古チンもステキ。古チンったら、フルチンでもステキ。偽フルチンだったけど。(いや、偽じゃなかったらヤバかったんだけど)役柄も、今回は何時もとちょっと違った役柄だった。けっこういのうえ歌舞伎では、ちょっと冷めた感じで飄々と楽しく生きてる「かぶいた男」だったのに、ずっと底冷えしたような闇太郎という男だった。でも、なに演じても良いんだから、凄いよなぁ。
情けなくて熱い男は、橋じゅんにぴったり。暑苦しくて、弱虫でヘタレだけど、声がでかい。血の熱い男。劇団員内初のトリオ、心から応援します。本家の30倍濃いけど、応援するよっ!またやってっ!
聖子ちゃんは、相変わらず色っぽい。鉄火肌で、弟思い。コロコロと裏切っても、憎みきれないのが良いわ。
勝地くん、最初の方で踊りのシーンで目が覚めていた。観客ちろちろ観て、集中しているのかなぁって心配になったけど、どんどん集中していって、馴染んでいっていた。あいまいでどうにも悲しい役なのに、飄々として。
木村了くんは、線が細くて、役にぴったりだった。役柄の秘密も、納得できちゃったよ。
高岡さんは、最初はどーしよーって思うぐらいに声が細かったんだけど、時間とともに劇団の雰囲気に溶け込んで、良くなって行っていた。闇太郎を拒んで拒んで、でも抱きしめる腕が切なかった。
右近さんの、高いこえぇぇぇぇぇぇ(シャウト)やっぱり、すてきですぅぅぅぅぅぅっ!(シャウト)
善ちゃん。空回りしそうで、空回りしないのが、凄い。浮きそうで、浮かないのが凄い。上手いんだよなぁ。


最後の殺陣の場面で、今までずーっと天晴の表情の裏にあった冷めた部分が、闇太郎との殺陣の場面でさっと消えて無くなっているの。笑ってるの。あぁ、なんて顔するんだろう。
びょうびょうと吹く枯れた風の音、この二人の頭の中ではずっと絶えずに吹いていたのだろう。「人と生まれたかった、人でなし」の二人の中の、獣の叫ぶ声。獣が獣として生きるための戦い。その中で、燃えるような「生」を迸らせて笑う顔。天晴は、この時のためだけに生きていたのかもしれない。
短い時間の殺陣だったんだけど、長く感じられた。
女にだって女の戦いはあるが、男のこんな戦いはない。だから、私はこうやって相手の意地も見栄も生きざまも理解しながら、「生」と「生」をぶつけ合うような戦いのシーンが大好きだ。
それが大好きな役者なら、もうたまらない。
本当に本当に、新感線よ、ありがとーーっ!