ひねもす のたりのたり かな

映画やら舞台やら日常やらお仕事やら

イン・ザ・プールを観ました

2005年06月30日 00時05分31秒 | 映画
テレビでやった空中ブランコの方も見たんですが、同じキャラを扱った作品とは思えなかったなぁ。
キャラの特化の仕方が違ったら、こうなってしまったって感じ。
うちの会社の人は原作を読んでいて、伊良部はどっちかというともっと子供っぽい阿部は阿部だがサダオちゃんの方のイメージだったそうだ。
テレビ版の方は、各自の病はなんだかんだで治ったってなっているが、映画は治ったのか治ってないのかはっきりしない人がいた。心の病が相手なので、完治ってのは難しいもんだとは思いますが。すっきり感はテレビの方に軍配が上がる。
でも、逆に収まり過ぎって気もする。
映画には、こうゆう強引さき似合わないのかもしれないので、これはこれで良い。
むちゃくちゃだけど、伊良部はやさしい人だ。人を否定しない人って、私はけっこう好きです。
まあ否定したら、心療医としては失格なんだろうけどね。
作品としては、面白かったです。かなり笑ったし、役者見てるだけでも良かったし。最後に何か残るのか?って言われたら、まぁどっか変でも良いじゃんって、なんて感想を持ったぐらいだったけど。
そうそう、プールの描写はとても気持ち良い。あ~プール行きたいって思う。海や川には無いねあの独特の水色の世界、水の中のゆらめき。プールの底から水面を見た感じとか、本当に気持ち良さそうだった。あの中でずっとたゆたっていたいわ。

オダジョーは、仕事を選んでこれのオファーを受けたのだろうか???(笑)
だって出演中の1/6はフルチンですよっ!!股間にボカシ入り満載ですよっ!!
オダジョーのエピソードは、女の子よりも男の子の方が見ていて絶対に面白い作品だと思います。
だって分らないものっ!持っていないモノの痛みやら悩みやらって(笑)蹴られたり、指で弾かれたり、辞書が落ちて来たりしても、ああ痛いのねってぐらいしか。のたうち回る、その気持ちがわからない。だから笑えても、男の人みたいには笑えないし、同情も出来ない。
女の人の多い劇場内で、オダジョー関連で本気で面白がって笑っていたのは、やっぱり男の人ばっかりだった。
……オダジョーの体って、思ったよりもなんかふにふにね。ほんのり胸もあるし。もっと筋肉の浮き上がったような体をしているのかと思っていたけど、ちょっと意外。でもお尻は小さい(笑)
男の人の情けない部分や、可愛い部分がけっこうあって、それにオダジョーの表情が上手に乗っていて、良い役者やのぉって思いました。

松尾スズキは……ぷかぷか伊良部のホンモノが見れて良かった。なーーんか可愛いいんだよね、この人。大きな表情の変化は無くて飄々としているんだけど、なんか可愛い。全身が可愛い。
荒川良々と同じく、なんか不気味だけど可愛い生き物系。
注射シーンではぁはぁしているのが一回だったので、もうちょっと欲しかったなぁ。私も、逆流しているとこが好き。

市川実和子は、神経質そうなところが良く出ている。決して可愛い顔とかきれいな顔じゃ無いけど、動きや表情が上手に決まる役者さんだ。
そういえば、オダジョー、松尾スズキ、市川実和子…どれも飄々とした部分を持ってる役者だなぁ。
っていうか、出てる人みんな独特の雰囲気を持ってる役者ばかりだ。
テレビドラマだったら、こんな癖の強い役者揃えたら、お茶の間で軽く見るようなドラマは作れないけど、映画は基本的に集中してみるもんだから、これぐらいアクが強いの揃えても大丈夫なのかもなぁ。

逆境ナインの試写会に行ってきました

2005年06月29日 11時18分57秒 | 映画
行ったのは、ちょっと前なんですが……。

正直な感想は、最高にバカだぁぁ~~っ!!(笑)

だって何もあのマンガの世界をそこまで追求しなくても良いんではないか?ってぐらいに、忠実に再現していました。本当に島本和彦ワールド。あれをアニメ化しようとは思っても、実写化しようなんてアホな事考える人がいるなんて、思いもしなかったわ。

校庭に、タンブルウィード(西部劇とかで風に吹かれてころころ転がってる草)の転がる学校なんて、ありえねーーっ!
しかも校長は藤岡弘、だし。……でかい…。この校長ったら崖に立ってる姿がもう良くお似合いで、今にも「へーんしんっっトゥッ」って飛びそう。
野球部の監督はココリコの田中。
この人は何もしないでいると普通にどこにでもいる「いいひと」っぽいキャラなのに、髪型や眼鏡などの小物一つで常識から逸脱した「キャラ」になれる。ここでもその威力を発揮して、完全に漫画の国でしかありえない人間になっている。しかも殆どいても役立たずだし。
玉山鉄二君は、とんでもない役を本当に熱演していました。ルックスは本当に良いんだけど、ちっともそのルックスが生かされてない。とんでもない顔はさせられるし、キャラの強烈さに、ルックスは埋もれるし。でも、楽しそうだったなぁ。
堀北真希は殆どまったくというぐらいに知らないんだけど、あの役はけっこう合っていたと思う。いや下手なんだけどね、その下手さ加減というかわざとらしさが、大映ドラマ的なクサイ演技みたいで島本和彦ワールドに合っていたのよ。
脇がねインパクト薄い俳優が多くて、ちょっと残念。
敵チームのキャプテンが、妙にナイナイの岡村みたいで気になったがそれまでだし。敵キャラも、もうちょっとどっかを特化してあげれば良かったのになぁっと思う。

でも宇宙から「自業自得」は飛んでくるし、「これは……」は逆に宇宙に向かって浮いて行く。
次は甲子園っ!っていう予選決勝で「●●ランナー」ってのも、もの凄い反則技。このルール聞いたのは、小学校の時にゴムボールとバット使って田んぼでやった草野球以来。笑い死ぬかと思った。
原作者の島本和彦が、あの自画像のまま出ていたのには笑った。しかも、出ていても違和感ないし。
ほんっとバカ映画っ!
徹底的に、意味も意義も何も求めずに、バカだけを求めた作品。もうそれがたまらないっ!!
女の人より、絶対に男の人が楽しい。少年漫画のバカな世界なんだもん。
島本和彦が好きな人には、もう間違いなく楽しめる。野球が好きなら、もっと楽しめる……かも。
ただ終わりに締りが無いのは、ちょっと残念。

ところでエンドロールに古田新太の名前があったような気がするが、古ちんLOVEの私が見過ごしていたなんて、もの凄い不覚っ!!
これを確認するたけだけに、また映画観に行っちゃうかも。

うわーーー久しぶり過ぎ

2005年06月23日 12時00分49秒 | つれづれ
もうちょっとこまめに出来るかと思っていたら、仕事やらプライベートやらですっかりご無沙汰。
ダメですね、一回ご無沙汰しちゃうと書きにくくなる。
ちょっと間が開いたくらいならともかく、一ヶ月も開くと何か書こうと思った時に「今更なぁ~」ってなってしまって書かなくなっちゃう。
何度かこの新規投稿画面を、開いて閉じた。
今度こそちゃんと書くぞーーっ!!の勢いだ。

ブログを書かなくなってから、いくつか映画や芝居を見た。
今更だけど、感想書いてみようかな。
見た映画
「交渉人 真下正義」
「阿修羅城の瞳」
「逆境ナイン」試写会
観た芝居
「桜姫」

観たい映画
「皇帝ペンギン」絶対に観るっ!
「スターウォーズ エピソード3」やっぱり最後まで見届けないと
「ダディ フライ ダディ」堤好き
「妖怪大戦争」予告のろくろっ首の愛らしさにやられた
「姑獲鳥の夏」原作ファンなもんで……
「イン ザ プール」終わっちゃう終わっちゃう
「亡国のイージス」福井繋がりで……でも戦国は観ない
「容疑者 室井慎次」ここまできたらなぁ

観る劇
「ラスト・ファイヴ・イヤーズ」
「吉原御免状」新感線好き好き好き
観たい劇
「天保十二年のシェイクスピア」観たかった題目
「12人の優しい日本人」ぬっくん目当て
「ラストショウ」古ちん目当て
「十二夜」なんか12って数字多いなぁ

どんだけ達成できるかなぁ