行ったのは先週なんだけど、今更の感想
全体的に、普通に面白かった。
ちゃんと映画館で見ても良いかなって思った。
韓国の事、歴史の事、ちっとも知りません。
だから、燕山君(ヨンサングン)の事もまったく知りませんでした。
なので、ああ、こうゆう歴史の人物の見方もあるのね……って感想もありません。
それはちょっと勿体無かったかなぁ。
観た後に、「王の男」のサイトで見て、どうゆう評価をされていた人なのか知りました。
歴史を知っていたら、もっと面白かったのかなぁ。
でも、充分堪能しました。
何時も思うのですが、コピーってのは当たり外れあるなぁ。
それより奥は見てはならない
色々な国の長い歴史の中で、コピーにある「見てはならない」って秘密は、さほどショッキングな事ではなく、ある程度続いた専制君主制度の中ではありふれた事だと思った。
それよりも、サイトで見た本人のしでかした事の方がよっぽどショッキングな事だと思ったのだが、どうなんだろう?
この映画の見所は、そんなとこじゃ無かった。
王のお抱えまで上り詰めた芸人の話。
まあ、それに付随して、韓国ではタブーとそれているゲイの話。
私が見る前に、この映画について知っていたのはこの程度だった。
なので、ゲイの関係ったら権力者と非権力者?って思っていたのだが、丸々とひっくり返された。
作った人がそうゆう意図を持っていたのかもしれないが、あの二人にはそうゆう意識は無かったと思うのだ。
王がコンギルを1人呼び出して遊ぼうと言った時、そうゆう意味も含んでいたのだろうが、困惑しながらふと取り出した指人形で小さな芝居をした途端つるんとその顔から「欲」が抜けた。
さびしいだけの子供が、そこにいた。
母を求めて泣く子供と、それを哀れに思って慰める男。
泣いて縋る子の手を、どうして解けようか……そんな顔で始終王を見つめているのだ。
王を前にしたコンギル役のイ・ジュンギがね、菩薩のような顔をするんだもの。
この時、イ・ジュンギってもしかして少しだけ太っていた?お腹とか、頬のあたりがほんのりふっくらしていて、立ち姿が本当に菩薩のような感じだった。
この二人の間にあるのは、コンギルの慈愛。
コンギルの幼馴染というか、相方である主人公のチャンセンがそんな二人の事を疑って毎夜毎夜の呼び出しに、イライラした気持ちになる。
離れよう離れようと思っても、最終的にはどうしても離れられない。
こっちの感情の方が、恋という情愛だと思う。
それを、はっきりした言葉では語らずに、状況と感情だけで語っていたと思う。
元妓生だったノスクと王の間も、最後は母子みたいだったなぁ。
母親のスカートの中に隠れて泣く子と、本当にしょうがないわねぇって許す母。
暴君と呼ばれていた男は、幼い幼い恋愛しか出来ない子供だった。
ぎこちなく不器用な四人だったなぁ。
愛憎劇といったら、確かに愛憎劇だったが、激しくねっとりと薄暗いものではなく、どこか痛々しい愛憎劇だった。
それに大人の思惑やら、陰謀やら、達観やらが入り混じっていた。
最後もね、良い終わり方だった。
この四人がねクーデター勃発という状況を知っていながらも、ふわりと浮いた世界にいて、四人とも笑っていたのが良かった。
その後がどうなったのか知らないが、彼らの人生にあの一瞬があったなら、それで良いと思った。
全体的に、普通に面白かった。
ちゃんと映画館で見ても良いかなって思った。
韓国の事、歴史の事、ちっとも知りません。
だから、燕山君(ヨンサングン)の事もまったく知りませんでした。
なので、ああ、こうゆう歴史の人物の見方もあるのね……って感想もありません。
それはちょっと勿体無かったかなぁ。
観た後に、「王の男」のサイトで見て、どうゆう評価をされていた人なのか知りました。
歴史を知っていたら、もっと面白かったのかなぁ。
でも、充分堪能しました。
何時も思うのですが、コピーってのは当たり外れあるなぁ。
それより奥は見てはならない
色々な国の長い歴史の中で、コピーにある「見てはならない」って秘密は、さほどショッキングな事ではなく、ある程度続いた専制君主制度の中ではありふれた事だと思った。
それよりも、サイトで見た本人のしでかした事の方がよっぽどショッキングな事だと思ったのだが、どうなんだろう?
この映画の見所は、そんなとこじゃ無かった。
王のお抱えまで上り詰めた芸人の話。
まあ、それに付随して、韓国ではタブーとそれているゲイの話。
私が見る前に、この映画について知っていたのはこの程度だった。
なので、ゲイの関係ったら権力者と非権力者?って思っていたのだが、丸々とひっくり返された。
作った人がそうゆう意図を持っていたのかもしれないが、あの二人にはそうゆう意識は無かったと思うのだ。
王がコンギルを1人呼び出して遊ぼうと言った時、そうゆう意味も含んでいたのだろうが、困惑しながらふと取り出した指人形で小さな芝居をした途端つるんとその顔から「欲」が抜けた。
さびしいだけの子供が、そこにいた。
母を求めて泣く子供と、それを哀れに思って慰める男。
泣いて縋る子の手を、どうして解けようか……そんな顔で始終王を見つめているのだ。
王を前にしたコンギル役のイ・ジュンギがね、菩薩のような顔をするんだもの。
この時、イ・ジュンギってもしかして少しだけ太っていた?お腹とか、頬のあたりがほんのりふっくらしていて、立ち姿が本当に菩薩のような感じだった。
この二人の間にあるのは、コンギルの慈愛。
コンギルの幼馴染というか、相方である主人公のチャンセンがそんな二人の事を疑って毎夜毎夜の呼び出しに、イライラした気持ちになる。
離れよう離れようと思っても、最終的にはどうしても離れられない。
こっちの感情の方が、恋という情愛だと思う。
それを、はっきりした言葉では語らずに、状況と感情だけで語っていたと思う。
元妓生だったノスクと王の間も、最後は母子みたいだったなぁ。
母親のスカートの中に隠れて泣く子と、本当にしょうがないわねぇって許す母。
暴君と呼ばれていた男は、幼い幼い恋愛しか出来ない子供だった。
ぎこちなく不器用な四人だったなぁ。
愛憎劇といったら、確かに愛憎劇だったが、激しくねっとりと薄暗いものではなく、どこか痛々しい愛憎劇だった。
それに大人の思惑やら、陰謀やら、達観やらが入り混じっていた。
最後もね、良い終わり方だった。
この四人がねクーデター勃発という状況を知っていながらも、ふわりと浮いた世界にいて、四人とも笑っていたのが良かった。
その後がどうなったのか知らないが、彼らの人生にあの一瞬があったなら、それで良いと思った。