東京リサーチ日記

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これは学校だけではなく社会全体の問題であるように感じるが・・・

2013-04-08 00:00:00 | 情報・日記
 2013年4月8日、静岡県が生徒による万引きがあった高校の名前を公表し、波紋が広がっているのだ。これは静岡県西部の高校の生徒が起こした集団万引きの事である。2011年12月6日、この高校名が公表されたことが物議を醸しているのだ。静岡県の川勝平太知事は、2011年12月13日の定例会見で、今回の公表について、「当然のことだと思います。事実は隠すことができません」と述べた。公表したのは県の財務や事業について監査を行う、県の監査委員である。「公表は当然だ」とする川勝知事に対し、静岡県弁護士会「子どもの権利委員会」は「無関係の生徒も周囲からの偏見にさらされる」と、学校名公表は人権侵害のおそれがあるとしている。現地の高校生は、「悪いことだから、学校名を出すのは別にいいんじゃないですか」、「今後の入学生も、一緒に汚名を背負うことになるのはどうなのかと」などと語ったのだ。問題の万引き行為があったのは2009年度だという。生徒の1割にあたる72人が、校内の売店や近くのコンビニなどで万引きし、中には、1人で3万円分以上を盗んだ生徒もいたという。校名公表の理由について、監査委員は「内容があまりにも深刻、強く再発防止を求める必要がある」と説明した。学校側によると、校名公表を受け、学校には、「盗っ人養成学校」、「どんな指導をしているのか」などの苦情が寄せられているというが、これは学校だけではなく社会全体の問題であるように感じるが・・・(佐々木和夫)