別の世界 2005年06月10日 | HAPPY SONG 鏡に映らない悲しい目をしている いつの間にか闇の虜になっている 少しだけ開かれた扉の隙間から白い光の筋が伸びてきた 君はそれをマフラーみたいにクルクルと首に巻いて 汗も溶けるような暑い時間に出ていった 僕は時計が次の時刻を指すのを待ちながら老いてゆく 君の残像をいつまでも思い出していた 別の世界を何処かで落としてきた 声を出したらもうガラガラだ 息が白い 気が付けば僕は震えている . . . 本文を読む