勝利の花を咲かせるぞ!

東海大学山形高等学校ソフトボール部

行動で示すことの意味

2011-03-24 14:42:32 | 部員編
練習を再開してから3日目。この数日間の選手の詰めの甘さにミーティングを繰り返しています。
練習する以前に、チーム全体の緊張感に欠け、やるべきことすらも自分で見つけられない、そういう受身の態勢ばかりが目についてしまいます。
個人個人がそんな感じで、チーム全体に対する関心もなく、結果的にチームは『気』など全く感じられない、無気力集団になっています。
もしかしたら、当の選手達はそんなつもりはないのかもしれないけど、外から見て『気』が伝わってこない以上、そういうことです。
 
こんなことを考えながら、ここ最近頻繁に流れているACジャパンのCMを思い出しました。
気になる、この文言。まさに、今のうちのチームに必要なこと。
いろいろ調べてみたら、宮澤章二さんという方の『行為の意味』という詩の一節だということがわかりました。

『行為の意味』
―あなたの<こころ>はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど 本当に見えないのであろうか
 
確かに<こころ>はだれにも見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだ
 
それは 人間に対する積極的な行為だから
 
同じように胸の中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>は誰にでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
 
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
<心>も<思い>も 初めて美しく生きる
―それは 人が人として生きることだ 

 
私達もこの言葉が伝える思いを受け取るべきです。
『あたたかいこころも、やさしい思いも
おこないになって、はじめて見える。
その気持ちをカタチに』

思っていること、考えていることをいかに行動に移すか。おこないになって、はじめて見える。
この心を誰に伝えたいのか。一番はチームメイトに伝えたいのです。そしてはじめて気持ちがひとつになるのだと思う。