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やはり名作!宮本亜門演出 鹿賀丈史 市村正親主演「ミュージカル 生きる」

2018-10-24 10:23:44 | 日記
赤坂ACTシアターで上演中の「ミュージカル 生きる」です。もちろん、あの黒澤明監督の名作をミュージカル化したもの。
宮本亜門演出 主役の市民課課長 渡辺勘治は、鹿賀丈史 市村正親のWキャストです。他に 狂言回しの小説家に新納慎也(小西遼生とWキャスト) 息子•光男に市原隼人。元市役所職員の若い女性•小田切とよに唯月ふうか(Maynと光男の妻一枝役を交互に演じる) 助役に山西惇さらにアンサンブルに川口竜也 治田敦ら実力派が顔を揃える豪華メンバー。

物語は、もうご存知の方が多いでしょう。
主人公の渡辺勘治。定年間近。毎日を事なかれ主義で過ごしている。が、検査に行った病院で、自分の死期を知る。後 半年。夜の街で知り合った小説家 役所を辞めたとよの応援を受け 市民から陳情のあった公園造りに邁進する。非協力的な助役のところにも日参。
ようやく 公園が完成した時、彼の寿命も尽きる。

「生きる」といえば、やはり「命短し」の名シーンが 鮮烈に印象に残ります。このミュージカル観て 改めて気づいたんですが、あの歌 2回歌われてるんですね。あまりにも、ラストの公園のシーンが強烈だったので、つい勘違いしてしまいます。
この作品の話を聞いた時には、なぜあの名作を わざわざミュージカルにするのかと、違和感感じたのですが、1幕終わりの 主人公のソロナンバー「第2の誕生日」を筆頭に、なかなかの名曲揃いで、納得しました。あえて注文つければ、ブロードウェイミュージカルのようなナンバーばかりだったので、もう少し「和」のテイストを入れた曲があっても良かった。
感心したのは、舞台美術。「勘治の家」「市役所」「病院」「公園」と 次々とチェンジしていくセットはお見事でした。


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