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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ヒッチコック「舞台恐怖症」

2020-07-10 09:47:39 | 日記
シネマヴェーラ渋谷で上映した「ヒッチコック特集」より、もう1本。
「舞台恐怖症」です。
1950年の作品。

夫を殺した女優のシャーロット。
愛人のジョナサンに助けを求める。
ジョナサンは、後始末をしているところを
女中に見つかってしまい、警察に追われる羽目に。
彼の告白を聴いて、匿う事にしたのが、友人のイヴ。
彼女は、ジョナサンの容疑を晴らす為に、シャーロットに近づく。
さらに、イヴに好意を抱く刑事も登場。
人間関係が絡れるなか、徐々に真相に迫っていく
というお話。

演劇学院生のイヴが、色々な役を演じ、それがバレそうになるところなどは
結構ハラハラドキドキします。
そして、ラストのイヴとシャーロットの対決シーン。
目に焦点を当てての撮影は、なかなか迫力ある。
さらに、劇場内での追跡シーンから犯人が命を落とすまで。
ここら辺も面白い。

イヴを演じたジェーン•ワイマンは、ビリー•ワイルダー監督の
「失われた週末」に出演していた女優さん。
そして、シャーロットを演じたマレーネ•デートリッヒは
同じくワイルダー監督の「情婦」で名演を見せた方。
私にとっては、ワイルダーつながりの映画でした。