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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ナショナル•シアター•ライブ 「ヤングマルクス」

2018-12-15 10:48:56 | 日記
東宝川崎で上映された「ヤングマルクス」です。
「資本論」を書いたマルクスの若き日を描いたコメディ。
「ナショナル•シアター•ライブ」の作品です。
マルクスを演じたロリー•キリエ 盟友エンゲルスを演じたオリヴァー•クリスという俳優さん 共に「ローレンス•オリヴィエ賞」に輝いた名優です。

舞台に現れるのは、32歳のマルクス。貧乏のどん底にいます。
家宝のアーガイルを質に入れようとするマルクス。が、盗品だと思い 質屋の主人が警察に通報。慌てて逃げるマルクス。盗品じゃないから逃げる必要は、ないんですけどね。
なにしろ このマルクス 思想にかけては天才的なんですが、人格はメチャクチャ。
この舞台で描かれるマルクスのエピソード ほとんど実話ということですが、凄まじいの一言。
妻の不貞を疑い、その相手と邪推する男と決闘。
その癖 自分は 家族同様のメイドと出来てしまい、子供が出来たと知ると、盟友のエンゲルスとの間の子と、妻に言い繕う。
自分勝手 ここに極まれりという感じ。

それでも 皆に見捨てられないのは、その天才的才能があるから。
ラストは、皆で「資本論」を仕上げていくシーン。
良いラストシーンでした。