ケラが「チェーホフ四大戯曲」に挑戦するというシス•カンパニーのシリーズ。今回が第三弾。段田安則 宮沢りえらの「ワーニャ伯父さん」観てきました。
田舎で暮らす実直なワーニャ(段田) その姪ソーニャ(黒木) 大学教授を引退して都会から引き上げてきたソーニャの父セレブリャーコフ(山崎) その美しい後妻エレーナ(宮沢) そしてモテ男の医師アーストロフ(横田栄司)が織りなす物語。
チェーホフの戯曲を、基本そのまま活かしている作品だけに、特にケラらしさが出るわけではないのが、このシリーズの特徴。なだけに、「ウーン どこが面白いんだ」と思ってしまう自分がいるのも事実。私、基本的には、次から次へと、いろいろな事が起こる芝居が好きですから、そういう意味では、ちょっとシンドイ。
ただ、実直に生きてきたワーニャが、セレブリャーコフの身勝手に自分の人生を台無しにされたと思い、爆発するところ。或いは、これまた実直に、一途にアーストロフを愛するソーニャを気遣い、その橋渡しをしようとしながらも、自分も不貞に溺れるエレーナの苦悶のシーンなどは、面白かった。きちんと何度か観れば、その魅力に気づくのでしょうが、なかなか1度観ただけでは、分かりにくいのは、仕方ないところでしょうか。
田舎で暮らす実直なワーニャ(段田) その姪ソーニャ(黒木) 大学教授を引退して都会から引き上げてきたソーニャの父セレブリャーコフ(山崎) その美しい後妻エレーナ(宮沢) そしてモテ男の医師アーストロフ(横田栄司)が織りなす物語。
チェーホフの戯曲を、基本そのまま活かしている作品だけに、特にケラらしさが出るわけではないのが、このシリーズの特徴。なだけに、「ウーン どこが面白いんだ」と思ってしまう自分がいるのも事実。私、基本的には、次から次へと、いろいろな事が起こる芝居が好きですから、そういう意味では、ちょっとシンドイ。
ただ、実直に生きてきたワーニャが、セレブリャーコフの身勝手に自分の人生を台無しにされたと思い、爆発するところ。或いは、これまた実直に、一途にアーストロフを愛するソーニャを気遣い、その橋渡しをしようとしながらも、自分も不貞に溺れるエレーナの苦悶のシーンなどは、面白かった。きちんと何度か観れば、その魅力に気づくのでしょうが、なかなか1度観ただけでは、分かりにくいのは、仕方ないところでしょうか。