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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

西田敏行 寺尾聰 鈴木京香 3人の名演が光った「琥珀」

2017-09-16 11:36:17 | 日記
今日から3連休。天気も悪そうですから、ちょっとのんびりしようという事で、昨夜は久々にテレビ東京のスペシャルドラマ 浅田次郎原作の「琥珀」楽しみました。西田敏行 寺尾聰 鈴木京香の3人が織りなすドラマです。
定年間近の刑事米田(西田)が、25年前に起きた迷宮入りの放火殺人事件の犯人を追い、富山県魚津市に行くというお話。と言って、この刑事 決して敏腕という訳ではない。むしろ窓際。今回の件も、たまたまいつも行ってる喫茶店で読んだ小冊子がヒントになったというもの。いわば棚ボタ。
さて、米田が向かった先は、田舎の寂れたスナック「琥珀」荒井(寺尾)という老年の男が一人でやっている、お世辞にも流行っているとは言えない店。ほとんど客の来ない店ですが、常連客に、漁協で働く人妻幸子(京香)がいます。幸子という名前とは裏腹に、ちょっと陰のある女性。さらに、地元の巡査悟志(工藤阿須加)その恋人の敦美(川島海荷)が絡んでドラマは進みます。
ラスト近く 3人が淡々と、己の過去を話すシーンは見応えありました。一方、重苦しさだけでなく、冒頭では、バツイチの米田に対して、年下の上司役の春風亭昇太が「いつまでも一人者ではダメだよ」と諭すなど、笑いを取る場面もある。また、近年のヒットドラマには不可欠の決め台詞 このドラマでは「田舎舐めるなよ」と、幸子と敦美が繰り返す場面など、色々アクセントをつけています。さすがヒットメーカー岡田惠和の脚本でした。