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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

昨夜も京橋で山田洋次作品「なつかしい風来坊」

2016-05-11 00:06:05 | 日記
昨日に続き京橋の「近代フィルムセンター」で観た映画の話です。1966年の山田洋次作品 ハナ肇主演「なつかしい風来坊」有島一郎 倍賞千恵子らが脇を固めています。主人公の港湾労働者•伴源五郎は、後の寅さんの原型ともいうべき人物。「男はつらいよ」のテレビ放映が68年ということですから、まさに寅さん前夜の作品です。
物語は、有島一郎扮するお役人の課長がふとしたことで源五郎と知り合うところから始まります。課長にしてみれば、中年過ぎて、今迄の人生で出会ったことのないような人物に出会ったわけですから、興味があったんでしょう。粗野ですが、意外と頼りになる源五郎に、いつしか課長の家族達も親近感を抱くようになります。そんなある日、いつものように課長宅に遊びに来ていた源五郎 近くの海岸で入水自殺を図った愛子という若い女性を助けます。山田組のマドンナと言えばこの人 倍賞千恵子が演じます。
源五郎は、彼女に恋心を抱きますが、色恋には全く弱い源五郎と自殺の原因には男の影も見える愛子では、関係が進展するわけもありません。ようようの思いでデートに誘った源五郎 しかし、その帰りに事件は起こります。
90分という上映時間の中で、テンポよくまとめられている面白い作品でした。ラストは、かなり強引ですが、娯楽作品です 良しとしましょう。