田切通信

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2020冬の田切駅大掃除の旅 08 最終回

2020-01-18 19:51:00 | 飯田線の旅
 大掃除が終わり、飯田線で伊那市に向かって北上する。
今宵の宿は最近伊那市での定宿にしている「エビスホテル」だ。駅からは少々離れいるが大きなお風呂があってくつろげる。大昔は駅のすぐ近くにあった「伊那ステーションホテル」が青春18きっぷ旅行者の定宿だった。もうだいぶ前に廃業したが、ビルはそのまま残っている。一時は幽霊が出ると噂が立ったのだそうだ。

 この夜は、ローメンの有名店「うしお」で新年会をやった。超大盛ローメンを肴にビールをぐいぐい飲んだ。しかもそのあとで2次会までやってしまった。楽しい伊那の夜だった。僕はビールを飲むのに余念がなかったので写真は一切ない。

5日(日)朝

 掃除は昨日済ませてしまったので、今日の朝は行動に余裕がある。そこでホテル近傍の春日公園を散策に行った。
 見ての通り春日城址に作られた公園で、飯田線を見下ろす高台一帯が広い公園になっている。


 この冬の時期だから葉っぱ1枚無いが大きな桜の木が多数ある。春は花見の名所になるのだ。


 園内には大小の石碑が多数建っている。これは「伊那の勘太郎碑」
勘太郎っていう人物は、江戸時代末期に活躍したという侠客でここ伊那市の出身とされているようです。詳しく知りたい人は検索して調べてください。


 城郭があったであろう台上は真っ平だが、縁は急角度に切り立っている。その縁に立つと伊那市の街が一望だ。


 木があって分かりにくいが、こっちが伊那市駅方面。


 これはまた別の石碑で、確か誰かの歌碑で俳句が刻んであった。
手前中央辺りの地面に何やら土盛りがあるのは「モグラ塚」
 モグラ塚と言うのは、モグラがトンネルの補修とか巣の拡張で掘り出した土を、地上に向かう上向きのトンネルから地表に押し出して捨てた跡が小山になったもの。
つまりこれがあればその下に元気なモグラの巣があるということだが、川の堤防とかに掘られると困ってしまうのだ。


 奥の方にはこんな大きな遊具もあった。ローラー滑り台だ。この程度大きいローラー滑り台は、段ボールなどを尻の下に敷かないで滑ると、尻がとても痒い~すごく痛いの内のどこかの状態になる。


 これはいったい何だろう?枝豆のような3つのふくらみがある。芋虫だと言われればそんな風にも見えるけど?


 この立派な屋根!土俵があるのかと思ったら単なる休憩所でベンチがあった。
 こうして春日公園の見学を一通り終えたら台の下に降りる。


 町中に出る前にこんな大きな古民家があった。
伊那部宿跡にある「旧井澤家住宅」だ。入館料は大人200円でした。


 豪農の家だったそうで、かなり広い室内に驚かされたが、こんな感じで雑多に物が置かれている。畳んだ屏風が重なって立てかけてあったり、何やら段ボール箱が積まれている場所もあった。貴重な資料だと思うんだけど、ちゃんと解説付けて展示したり、展示しきらないものは別な倉庫にしまうとかした方が良くはないかな?


 囲炉裏です。寒い午前中だったので、これに火が入っていたらありがたかっただろうな~。

 見学を終えて町中に戻り、田村食堂で昼食をとる。エビスホテルにほど近い食堂で「ソースカツ丼」が名物な店です。分厚いカツが感動モノでした。


 昼食後、予定の列車までまだだいぶ時間があるので伊那市創造館に向かう。何か面白い展示をしているかと思ったが、特別展は改装中でした。通常展示の見学は無料なので穴が開くほど見てしまうのだった。 


 いよいよ列車時間が迫り駅に向かう。正月の有人駅はこうして門松の飾りつけもあった。


 駅の皆さん手書きの年賀の挨拶も貼ってあった。やはり有人駅って、駅自体に活気があってうれしい。


 岡谷行きの列車が入ってきた。これに乗って伊那市を離れる。
これでレポートは終了。のんびりとしたいい旅でした。

 今回改めて感じたことがあった。それは「あ~、やっぱりカメラはいいなぁ」と言うことでした。何を今更って思われるかもしれないが、最近皆さんはスマホでばかり写真撮っていませんか?最近のスマホカメラの性能の良さは疑う余地もないし、持ち物が増えないのでも便利だろう。しかし今回は使い慣れていないオールドカメラを持って行ったので、空の天候具合も見てホワイトバランスを切り替えたり、露出を細かく補整しながらの撮影になった。そうやって写真を撮っていると「自分の写真を撮っている」と言う実感があった。

 さて、次の旅はどこになるだろうか。

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