田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

GWの旅14

2009-06-22 21:47:00 | 飯田線の旅
 暫くずる休みしてたら、すっかり局長においてかれてるではないか!
まだGWの旅は終わっていない。
 大嵐を出て、一度夏焼きトンネルを佐久間方向に通り夏焼集落を見に行く。トンネルの先は今は廃道となっていて通行止めだ。かつて飯田線の鉄道トンネルだった夏焼トンネルは全長が1キロ以上ある。トンネルを抜けた先に何軒かの民家が残っていて、そこが夏焼集落だ。人が住んでいるのでこのトンネルも維持されている。その辺は小和田駅と事情が似ている。夏焼まで行って、集落を見ようかと思ったら繋がれてない犬がうろうろしている。かまれたり変な病気がうつったりしては旅が続かないので車を降りるのはあきらめて引き返す。トンネルの中はひんやりとして気持ちがいい。

 大嵐駅まで戻り、駅前の吊り橋を渡る。渡った先は愛知県、手前の駅がある側は静岡県だ。飯田線は佐久間湖の右岸に沿って北上するが、自動車道は左岸を北上する。従ってこの先、小和田~中井侍と川の対岸に見下ろすルートになる。

 山肌に沿ってぐねぐねと県道1号を北上しつつ、対岸に駅が見える場所を探す。暫く行くと小和田が眼下に見えた。車を少し広くなった場所に停めて、三脚を担いで降りる。カメラを三脚に据えて最大望遠で狙う。この写真は息子のカメラを使って撮った。息子のカメラは光学12倍で、400ミリ以上まで寄れるのだ。
 春~夏は木の葉が繁茂して見通しが悪いが、駅の機械室と保線小屋が見える。



 葉の陰に隠れているが、駅舎の赤い屋根がかろうじて見える。これが冬で葉が落ちた後ならもっと全体が見えるのだろう。
 小和田は自動車道が全く通じていない。駅には電車で行くか、山のかなり上を通っている細い道から1時間程度歩かなければならない。



 車に戻り、さらに進む。川を渡る橋があって対岸に道がある。それを進むと中井侍に至のは知っているが、とにかく道が狭い。軽自動車でないと踏み込むのがはばかられるので、このまま左岸を進む。そのうち局長の軽で入り込むとしよう。
 程なく中井侍が見えてくる。この辺りはすでに長野県で、中井侍駅は長野県内最南端の駅だ。片面ホームに現在は開放型の待合いがあるだけ。かつてこの待合いは扉のある密閉型だった。駅のすぐ上には民家が見える。ここに細い道が通っているのだ。



 少し広角寄りに引くと、駅はこんな感じ。民家が2~3件ある。ホーム下の急斜面は茶畑だ。この遙か上の方に広い道があって、その道沿いに少し大きな集落がある。



 望遠撮影はブレが大敵だ。レンズの焦点距離が大きくなると、シャッター速度が遅いことによるブレの危険性が高くなる。一般に「1/焦点距離」よりシャッタースピードが遅いとブレると言われている。最近のデジタルカメラは手ぶれ補正機能があるので、多少は大丈夫だが、さすがに400ミリを超えると手持ちではブレが出やすい。今回は一眼レフ用のごっつい三脚を使ったので大丈夫だった。それでも、シャッターを押すときに力を入れすぎるとブレてしまうので、動かないモノを取る場合は、セルフタイマーを使うのが有効だ。

 さて次は伊那小沢~鴬巣とパスして、鴬巣~平岡間に残る飯田線の廃線跡を・・・局長が先にUPしてるけど・・紹介します。