田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

GWの旅15

2009-06-28 21:34:00 | 飯田線の旅
 鴬巣を超えると、平岡迄の間は付け替えによる廃線跡がある。線路の付け替えは新しく直線で長いトンネルを掘ったから、谷沿いだった短いトンネルや鉄橋を廃止した事による。鉄橋やトンネルがほぼそのまま残っているので、一度は見て歩きたい場所だ。今回僕らは車で移動しつつ、ポイント毎に停まって写真を撮ったが、歩いてもそれ程距離はないが、思いの外交通量が多いから車に気をつけて歩いてみるのもいい。

 写真手前が旧線、奥が現在使われている新線。トンネルによるルートの小変更だから、新旧の線路は暫く並行して進む。この鉄橋は多分車内からでもよく見えるはずだ。



 こうして見ると、旧線の方は単に線路を撤去しただけに見える。写真奥が平岡方向で、このあと少しずつ両者の間隔が開いて、新線の方はトンネルに入る。



 歩いて渡るのは危険だから遠慮するとして、この鉄橋の袂あたりまで入り込めないだろうか。



 雨ざらしで、ペンキの塗り直しもしていないだろうが、結構残骸化しないで残っている。夏場のこの時期は繁茂する葉に覆われて見えにくい。



 見上げるほどに高かった路面も、平岡に近づくにつれて低くなってくる。この場所ではごらんの通り平屋の建物の屋根とほぼ同じレベルだ。



 平岡駅目前では、道路のすぐ脇にロックシェードの壁面がある。かつて道のすぐ横のこの場所を飯田線が走っていたのだと、その姿を想像する。



 かつての保線のための物か、階段があって登れるようになっている。一応上には柵があって、扉もあるのだが隙間だらけで簡単に中に入れる。



 中はこんなです。一部の線路は残っているし、路面の保存状態もいいです。



 さて、ここを過ぎると平岡の町。こんな山の中なのに突然賑やかで大きな町が現れるのに驚く。何せ旅館や食堂は当たり前で、パチンコ屋もあります。