乗ってしまうとわずかに一駅なので、ものの数分で着いてしまう。久しぶりの小和田に下車する。
さて、小和田といえば自動車で乗り入れる道がない陸の孤島の秘境駅として、一部では大変有名な場所だ。徒歩なら1時間ほど山道を歩けば県道に出ることはできるが、もちろん軽だろうと四駆だろうと車は駅には入れない。駅近傍には林業を営む農家が1軒だけあり、事実上「一個人の為の駅」といった様相をていしている。そのくせ2面ホームの交換駅で、木造の立派な駅舎もある。ここがかつては有人駅だったといわれても、にわかには信じられない。
しかしそれほど前のことではなく、平成の世になってから俄然脚光を浴びたことがあった。それは皇太子殿下ご成婚のおりで、妃殿下の旧姓が「小和田」であったことから同じ漢字表記の駅として話題になったのだ。まあ、読みは「おわだ」と「こわだ」で違うんだけどね。僕が目撃したのはこの頃からで、短い時間での栄枯盛衰を目の当たりにしてちょっと心わびたりしたのだ。
さて、小和田といえば自動車で乗り入れる道がない陸の孤島の秘境駅として、一部では大変有名な場所だ。徒歩なら1時間ほど山道を歩けば県道に出ることはできるが、もちろん軽だろうと四駆だろうと車は駅には入れない。駅近傍には林業を営む農家が1軒だけあり、事実上「一個人の為の駅」といった様相をていしている。そのくせ2面ホームの交換駅で、木造の立派な駅舎もある。ここがかつては有人駅だったといわれても、にわかには信じられない。
しかしそれほど前のことではなく、平成の世になってから俄然脚光を浴びたことがあった。それは皇太子殿下ご成婚のおりで、妃殿下の旧姓が「小和田」であったことから同じ漢字表記の駅として話題になったのだ。まあ、読みは「おわだ」と「こわだ」で違うんだけどね。僕が目撃したのはこの頃からで、短い時間での栄枯盛衰を目の当たりにしてちょっと心わびたりしたのだ。