食糧支援で米朝協議、進展あれば核問題でも

　アメリカと北朝鮮が１５日、北朝鮮への食糧支援について、中国・北京で協議を始めた。協議の進展具合によっては、来週にも核問題に関する米朝協議が行われる見通し。

　北朝鮮の人権問題を担当するアメリカのロバート・キング特使と、北朝鮮・李根米州局長は１５日、北京で約２時間にわたり、食糧支援に関する協議を行った。アメリカ側は、支援する食糧が軍部などに横流しされないよう監視要員の受け入れなどを求めたとみられる。

　協議は１６日も行われ、進展があった場合、アメリカは食糧支援を再開する他、来週にも核問題をめぐる米朝協議に応じる見通し。

　一方、外務省の杉山アジア大洋州局長は１５日、訪問先の韓国で会見し、「米朝間でさらに何らかの動きがあるかもしれない」とした上で「対話の動きを歓迎する」と述べた。

　北朝鮮相手に大変でしょうが頑張って下さい。