電気自動車レンタルサービス開始 仏・パリ

　フランス・パリで５日、電気自動車を３０分単位で貸し出す、世界で初めてのサービスが始まった。渋滞緩和と環境対策が目的で、観光客も利用できる。

　電気自動車のレンタルサービスは「オートリブ」と呼ばれ、５日、記念式典が行われた。パリ市とその周辺２５０か所に充電設備を備えたステーションを設置し、２４時間どこでも車を借りて、どこでも返却することができる。車を借りる場合は登録が必要だが、パスポートと国際免許証を提示すれば、観光客も利用できる。

　一回の充電で走れる距離は最大で２５０キロで、３０分ごとに料金が加算される。来年末までにステーションの数を１１００か所、車を３０００台に増やす計画。

　タクシーなどに変わる新しい交通手段として、渋滞緩和に役立つことが期待されている。

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