さいたま市のJR南浦和駅で22日、乗客の女性が電車とホームの隙間に転落して救出されるまでの約8分間の様子がJR東日本大宮支社などへの取材で明らかになった。
女性を引っ張り上げるため、車両を押し始めた駅員に、周囲にいた客らが協力の手を差し伸べた。
同支社などによると、転落したのは埼玉県西部に住む30代の女性。22日午前9時15分頃、京浜東北線の大宮発磯子行き普通電車の4両目から降りようとした際、足を踏み外し、右足が電車とホームの間の約10センチの隙間に入った。ホームにはい上がろうとしたが、左足も落ち、へその辺りまで隙間に入ってしまった。
転落に気付いた客がホームに設置された「列車非常停止ボタン」を押し、駅事務室から16人の駅員が駆けつけた。2人の駅員が女性を引っ張り出そうとしたが、うまくいかず、別の駅員がとっさに車両を両手で押したところ、周囲の乗客や別の駅員も一緒に押し始めた。その数は約40人に達した。
「押しますよ! せーの!」という駅員のかけ声に合わせて押すと、重さ約32トンの車両が傾き、ホームとの隙間が広がった。
2人の駅員が女性を引っ張り上げると乗客から拍手や歓声がわき起こり、万歳をして喜ぶ人も。女性に目立ったけがはなく、駅員に「自分の不注意で落ちてしまい、ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました」と話したという。
現場に立ち会ったベテラン駅員は「こんなに感動したのは初めて」と語ったという。翌23日午前中には同駅の階段や改札にはり紙をし、ホームで異例のアナウンスを流した。
「多数のお客様にご協力いただき、無事に救出することができました。ご協力いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます」
良かったですね、いい話ですね。
女性を引っ張り上げるため、車両を押し始めた駅員に、周囲にいた客らが協力の手を差し伸べた。
同支社などによると、転落したのは埼玉県西部に住む30代の女性。22日午前9時15分頃、京浜東北線の大宮発磯子行き普通電車の4両目から降りようとした際、足を踏み外し、右足が電車とホームの間の約10センチの隙間に入った。ホームにはい上がろうとしたが、左足も落ち、へその辺りまで隙間に入ってしまった。
転落に気付いた客がホームに設置された「列車非常停止ボタン」を押し、駅事務室から16人の駅員が駆けつけた。2人の駅員が女性を引っ張り出そうとしたが、うまくいかず、別の駅員がとっさに車両を両手で押したところ、周囲の乗客や別の駅員も一緒に押し始めた。その数は約40人に達した。
「押しますよ! せーの!」という駅員のかけ声に合わせて押すと、重さ約32トンの車両が傾き、ホームとの隙間が広がった。
2人の駅員が女性を引っ張り上げると乗客から拍手や歓声がわき起こり、万歳をして喜ぶ人も。女性に目立ったけがはなく、駅員に「自分の不注意で落ちてしまい、ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました」と話したという。
現場に立ち会ったベテラン駅員は「こんなに感動したのは初めて」と語ったという。翌23日午前中には同駅の階段や改札にはり紙をし、ホームで異例のアナウンスを流した。
「多数のお客様にご協力いただき、無事に救出することができました。ご協力いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます」
良かったですね、いい話ですね。