gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

海保潜水士、執念の捜索 大槌湾で遺体発見

2011-12-24 | 日記
 東日本大震災から9カ月半が過ぎた、三陸沖。まだがれきが広がる海底で、海上保安庁の潜水士たちは執念の行方不明者捜索を続けている。大分海上保安部所属の巡視船「やまくに」の潜水班は20日、釜石市の大槌湾で県内の海中では約3カ月ぶりとなる津波犠牲者の遺体を発見した。日増しに気温と水温が下がる中、切通(きづし)亮班長(34)は「不明者の帰りを待つ家族に応えたい」と、強い決意で任務に当たっている。

 水温は10度。訓練を積んだ潜水士にはそれほど厳しくはないが、海から出た後の気温の低さが体力を奪う。水深30メートルを超える潜水は次に潜るまで5時間程度の休憩が必要。1日に2度しか潜れない。

 遺体を見つけたのは、深さ30メートルの海底だった。「目標達成」は「死亡の確認」でもあり、複雑な思いから逃れることができない。遺体を傷つけないよう丁寧に袋に収め、警察に引き渡した。

 自身も小学生の子どもがいる。「同年代の子どもも大勢亡くなり、胸が痛む。命令があれば、何度でも懸命に潜る」と力を込める。

 県警は22日、司法解剖の結果、切通班長らが発見した遺体は津波の犠牲者のものと発表。身元の確認を進め、特定されれば家族にかえされる。

 今もそうやって頑張ってくれてる人がいるんですね。