巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
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時に弄ばれる私達

2017-04-02 00:54:31 | 
時は何人にも平等

絆は永遠なんて
本気で信じてた
私は無邪気な子供のよう
あなたに裏切られるまでは

太陽も月も地球も
全部中途半端だから
僕は宇宙に生きる
僕は未来に生きる

巧妙な裏切り
破壊衝動を抑えて
絶対絶命の私は自爆寸前
勝手過ぎるあなたの物言い

僕はあの時を想い出という形で
心の片隅に永遠に封じ込める
何人にも平等な時を一人占め
それでいいだろう、すべて

君がいなくなった毎日は
許されざる無念と懺悔
玩具をほしがる子供のよう
愛を求めた君を裏切り
幾多の恋路を渡り歩き
君に辿り着かずじまい

さんざん弄んできた上に
終着点は何処にあるの
あなたの顔を鏡で見るといい
死んだ魚のような燻んだ瞳を
まるで覇気のない顔を

私は漆黒の夜を抱きしめて
あなたのいない日々を
平然と受け入れ過ごす
欠落した過去の痛みは
あなた同様に封じ込めた
何人にも平等な時を一人占め
それでいいでしょう、すべて

時は人を弄び
人は時を持て余す
私達は時を愛し、時に怯える
時は過ぎる、私達を置き去りに

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