僕は幼い頃から自分の中に"evile"を見てきた。
身内の誰もが「心の優しい子」と評する僕は徹底的に「悪」だった。
誰にも気付かれることのない大海の中の小さな滴のような「黒」は僕にとって唯一の自分自身だった。
その黒く小さな斑点は心身の成長とともに大きくなっていった。しかし、その大きさにも関わらず自分以外の誰にも気付かれることはなかった。
と同時に僕は周囲の誰もが持っている"evile"を見抜く能力をいつしか身に付けてしまった。
zzz......
身内の誰もが「心の優しい子」と評する僕は徹底的に「悪」だった。
誰にも気付かれることのない大海の中の小さな滴のような「黒」は僕にとって唯一の自分自身だった。
その黒く小さな斑点は心身の成長とともに大きくなっていった。しかし、その大きさにも関わらず自分以外の誰にも気付かれることはなかった。
と同時に僕は周囲の誰もが持っている"evile"を見抜く能力をいつしか身に付けてしまった。
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