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気になる写真!

このブログはその時々の好奇心で、気になった被写体を切り取り、・・・チョットだけ考えてみようと

ミハスという白い街

2017-05-12 | 旅行記

セビーリャのバスターミナルに到着しました、

遠距離のバスターミナルです。

時間はAM10:30過ぎ、行先は地中海が眺められる斜面の町ミハス。

セビーリャの市内、アンダルシア通りからA-92高速自動車道を地中海沿岸に面したマラガに向かいます。

片側2車線、交通量の少ない高速道路を東南東に走ります。

スペインの高速道路は20%くらいが有料です。つまり、大半が無料と言うことです。

・・・2大政党の時代、有料の高速道路が造られ始めたが、・・・約2,000Km

1982年政権交代で社会党になると建設費を抑えた無料の高速道路が造られ、

1996年、右派大衆党が政権を取ると有料道路が復活し、1000kmの有料道路が追加されることになります。

2004年に社会党に政権交代し、2011年大衆党に政権交代、有料道路はまだ必要?・・・

高速道路の総延長距離は、スペイン(2014年時点)約15,000Km・・・ヨーロッパNo.1です。

ドイツ:13,000km、フランス:11,500km、イタリア:7,000km、日本は8,500km。

・・・政治に関心が高いスペイン人、2015年末の選挙では、失業率が高く、政権内の汚職も続き、新興の第三勢力が台頭し

大衆党も、社会党も過半数が取れず、2016年早々再選挙となり・・・、結果、何とか民衆党が政権を維持しています。

有料道路が通る地中海沿岸部や北部など地元にとっては不公平でしょうが・・・、地方に権限が移管され、国は計画のみになったとか

医療費も基本は無料(国公立病院)しかし混雑するのが難点で、私立病院も繁盛しているようです。

国土が広く、人口が少ないので、高速道路の大半が空いているようです。日本は高すぎますネ。

・・・緑のオリーブ畑や赤茶色のキャンバスにトラクターが縞模様を造っている景色の中を・・・走ること約160km、2時間弱、

・・・インターチェンジで、マラガ自動車道に移り、これから山岳地帯を抜けて地中海に面したリゾート地に向かいます。

・・・灰色と茶色の岩山の麓に、薄ピンクの山桜のような景色が現れます。

下り坂が続く頃から、八重桜のような濃いピンクの木々が多くみられるようになってきました。

 もうすぐコスタ・デ・ソル(太陽の海岸)マラガが見えてくるでしょう。

 

 空海、・・・空に海が溶け込んだ・・・地中海が見えてきました。

マラガ市内に入らず周回道路から西に下ります。多分40㎞くらいで目的地でしょう。

目的地のミハスには・・・リゾート地フエンヒローラの町(もう少し海岸線を南に下る)から北に9Kmくらいに位置します。

別荘地が点在し・・・山肌に白い建物が見えてきました。

刻は1時半、山の中腹、海抜400~430mくらいに造られた歴史ある街並みのようです。

車が無かった時代、こんな中腹に生活するのは大変でしょう。

調べてみると、・・・『地理学 (プトレマイオス)(英語版)』には(出版は2世紀)紀元前から銀や錫が産出される鉱山として古代ギリシアやポエニ人が住み着いていたようです。

Mijas:ミハス、今日でも、この町の東端から更に100m登った尾根の谷間に巨大な採石場があるようです。

スペインが大航海時代の幕開けと共に・・・現在のボリビア、標高4000mアンデス山中でポトシ銀山を発見し、さらにメキシコ、ペルーからも銀がザクザクと、・・・原住民を働かせ原価がゼロに近い銀を産出しています。

自国のセビージャーに運び入れ、16世紀、銀の功績により世界一の繁栄を築いたのでした。

・・・日本も、石見銀山が1526年発見され、江戸時代初期には世界の1/3の産出量があったようです

ミハス、広場の駐車場に到着、一角にエレベータがあり10mくらい上の段の広場に出ます。

山側に土産物屋、レストラン、海側に市庁舎、中層の駐車場建物、観光バスや名物ロバタクシー

コンスティトゥシオン広場

 時刻は、・・・スペインの昼食タイムゾーンです。

映画に出てきそうな・・・人のよさそうなセニュールが・・・オラ!

どのような町でしょうか・・・いつものグーグルのお世話になりましょう。

右側の駐車場から広場を通り、レストラン前

ここから店舗横の石段を登り坂道の商店街を進むとT字路に当たり、

左に進むと、・・・ロバに乗った観光客、アラブ風の飾りが異国情調を高めてくれます。

ロバで町を一周:€10

・・・この先にチョットした広場が見えます。

スペインには珍しく雨の予報が出ていました、・・・紺碧の青とは程遠いのですが、曇天の空模様です。

ここで昼食タイム、スペイン時間午後2時半です。

店内のバーカウンターでは、地元の叔父さんたちが壁掛けの大型TVでサッカーの観戦中です。

そんなに熱くなっていないので、地元のチームではなかったのでしょう。

食後は、店の右側から街並みを散策です。

アンダルシア地方のワンポイントカラーでしょうか・・・ 紺碧のフラワーポット、遠近法の効果もあり・・・実に効果的です。

頭が当たらない高さに統一された壁面ブラケット、・・・観光の町です、ごみは一つもありません。

日本では三社祭祭りなどに、町内会で軒先に提灯が灯りますが・・・何となく同じような雰囲気です。

不思議に思ったのが斜面にありながら道幅が思ったより広いこと、昔のロバが荷車を引くには広すぎるのでは?

トレドなどでは日影ができるように通路は狭かったのですが、・・・ミハスでは、すれ違いができるように広いのでしょうか?

・・・今日ではリゾート地、観光地として人気の町です。生活に必要な自動車が悠々と走っています。

傘なんて、・・・大丈夫、降らないわよ!

そんな会話でしょうか

通路の両側に白い建物が並ぶ・・・そんな坂道も、あちこちにあります・・・観光客に人気の撮影スポットです。

この石段の坂道を毎日歩く・・・子供の時から当たり前の生活です。

10年後エスカレータが設置されている可能性は、何%でしょうか。

白さを維持しよう、町を挙げてのイメージ作戦です、そのために年に3回も塗り直す必要があるようです。

少し下ると、ここは MERCADO:市場、ミハスの人々、7万4000人の市場です。

食生活のリサーチで入りたかったが・・・昼休み中のようです。多分4時ころまで休憩でしょう。

ウヮア! フラワーポットがいっぱい、そして屋外のテーブル席も・・・さらにビビットなブルー。

こちらでは、夜の9時以降から軽い夕食タイム・・・袖看板の文字が気になります・・・

酒と食事とフラメンコ・・・夕刻オープン 関係者でしょう・・・花の鉢と食材を持って休憩に・・・そんな雰囲気です。

さらに進むと、・・・この雰囲気もいいですね

白壁にレンガ色、ベランダには緑と赤・・・遥か彼方に地中海

坂道を毎日歩く・・・この町の人々は健脚で、・・・メタボの方には出会えなかった。

・・・スペインは近年、外貨獲得に観光資源を重視した政策をとっています。

アンダルシアでは、ミハスも旅行コースに組み込むように積極的なPR活動を行っています。

この先・・・左に回り込んで行くと

展望台から、ミハスの西の端が見えます。パノラマ合成写真で

内側に進むと庭園の中に教会があります

PARROQUIA  DE LA INMACULADA

真っ赤なジャケット、赤と黒、不思議と違和感無く・・・日常の空気です。

隣接した展望台に・・・眼下を見てみましょう

地中海が見える眺望です。

結構大きな町です、フエンヒローラの町でしょうか

水蒸気が少ないとアフリカ大陸まで見えるようですが、・・・

斜面に起伏があり緑の樹木が結構あります。日陰も期待できそうです。

乾燥地帯なのに?・・・背後の岩山が結構水資源が豊富なようです。

数か所の広場には噴水があり、水飲み場では飲料水として飲むこともでき・・・旨い水のようです。

高台の中央に戻り、公園の遊具の先に・・・スペイン一小さいイベント会場が

サッカーグランドのような長方形、その両端に観覧席があるユニークな


PLAZA DE TOROS 闘牛場 1900年頃に造られた、・・・町には週末のイベントとして、最低限必要な施設のようです。

ミハスの町は、モロッコに近く皮革製品や、陶器、Argan OIL、アパレルと人気の店が並び・・・

お土産屋、レストラン、博物館・・・時間があれば一日遊んで行って・・・

と、この画家の方が・・・言っていたような、

多分、もう帰るの・・・これからどこへ行くの? とも言われたような ・・・気のせいでしたか、

・・・良くできていますネ。

グラナダ? アルハンブラ宮殿のある所・・・160kmくらいあるから日が暮れるころには到着するでしょう。

フラメンコ?・・・撮影はOK、早く編集して、

コメント
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