何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

命の矛盾

2020年08月31日 07時38分41秒 | Weblog
病気と闘うんじゃなくて、共に生きるんだ、といってるスポーツ選手がいる。
今まで僕は病気と闘って勝とうとしてきた。
いやちがうんだ、勝ち負けじゃないんだよ。
共に生きるんだ。
この病気は相手がいるわけじゃなく、老化と一緒で脳細胞が消えて行くだけだ。
闘う相手がいないのに闘おうとするじたいおかしいし。
知識が無きゃ差別につながる。
共存の為の闘いだ。
脳細胞が死滅するまで共に生きるんだ。

どんなに不細工でも、命永らえることも大切だが、今を生きるんだ。
今何をしたいか、今何が出来るか、自分に問い掛けながら。

音も究極の原点プラスアルファーを求めてる。
ミックスダウンもまだ続いてる。
原音レベルを統一しエフェクターを間接的に薄く掛ける。
エフェクターを直接掛けると、音がぼやける。
原点をしっかり聞き取る、耳も必要だ。
そして、忘れてはいけないのがシンプルイズベスト。
極めるというのは、問題点をより多く見つけると言う事だ。
焼き物作家が芸術家になって作品を壊すのは、納得がいかなくなるからだ。
目標が高くなり、より学びが必要になるからだ。




  命の矛盾

玄関の敷石の隙間に芽を出して
必死で小さな命を咲かせてる
僕はわずかな命を燃やし
雑草の芽を抜いている

風が運んできたんだね
必死で小さな命を咲かせてる
土と一緒に飛んできたんだね
しっかり根を張り生きている
 それを僕らは摘んでいる
 それを僕らは摘んでいる

そこにあるのは命だよ
尊いものは命だよ
かけがえの無い偶然が
重なり合って生まれた命だよ
 それを僕らは摘んでいる
 それを僕らは摘んでいる