何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

振り返れば

2020年08月07日 08時38分01秒 | Weblog
ぶざまでもいい、最後までチャレンジャーだ。
気を許すと転げ落ちそうなぐらい身体が揺れている、朝はなかなか起きづらい、ベッドから起き上がるのに全力を使う。
目の焦点も合う範囲が少なくなって、食事の時見えなくなってきた。
奇跡は簡単には起こらないようだ。
でも諦めちゃいないよ、奇跡が起こる可能性が薄くはなったが、無くなった訳じゃないから。

身体はかなり動きづらくなってきたが、頭はまだ、かなりしっかりしている。
最後の瞬間まで、しっかりしてるのかな?。
生きている不条理を追究して、あってる、あってないは別にして、最後まで詩を書き続けます。
それがこの世に僕が存在する意義かもしれないから。




  振り返れば

立ち止って振り返れば
映画のように流れる思い出
総てがその場で終わった事だけど
映像だけが残ってる

何かを残して逝きたかった
この世に生きたあかしを
僕がいた事で変わった世界を
踏みにじられて 消えてしまっても


足跡が続く 過去に続いてる
映画のように流れる思い出
総てがその場で終わった事だけど
足跡だけが残ってる