そして今日は過ぎ行く

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水と戯れる一日~瀞峡~勝浦~太地町~

2010-04-12 07:33:51 | 国内・旅コラム
朝8時すぎに熊野を出発して、新宮市あたりでお昼を・・・と思っていたのですが、あまりに天気がいいので、だいぶ手前で瀞峡へ寄り道。
前日の十津川村はまだ楽だったなぁと思えるほどのハードな山道を進みます。
(ただでさえすれ違い困難なのに、前方から土砂を運ぶダンプカーがやってくる)
しかし、乗りたかった玉置口の和船業者(不定休)は、運悪くお休み
旦那はジェット船の方には昔乗ったことがあり、今度は和船を体験したかったようで、がっかりしていました。
でも、ぽかぽかとした陽気の中、山に囲まれた静かな川面を見るだけで、とても気持ちがよかったです。
和船乗り場の前は芝生が植えられていて、あずまやもあったので、弁当を買ってきてここで食べればよかった・・・と悔やみました。
国道168号線へ戻って新宮方面へしばらく行くと、ジェット船のりばがあったので、結局そちらで瀞峡めぐりをしました。
奇岩見物自体よりも、川風や水しぶきの気持ちよさ、70年代のまま時間が止まったような営業所の雰囲気など、いろいろ楽しめました。

途中、道の駅で郷土料理のサンマのなれずしを食べて、新宮市→那智勝浦へと向かいます。
なれずしは、琵琶湖のものほど匂いは強くなく、乳酸菌の風味がします。『魚+ヨーグルト』のような不思議な食べ物でした。

14時すぎと早めに勝浦に着いたので、ちょっと足を伸ばして、鯨で有名な太地町を訪ねました。
旦那が見たいというくじらの博物館へ。
博物館自体は骨格標本などが多くてよく分からなかったんですが、併設の水族館にも入れて、イルカ・シャチのショーも見られるのに1,050円というのはかなりのサービス価格ですね。
イルカショーの会場は、こじんまりしていて、けっこう近くで見られるのがよかったです。

↑旦那の新しいデジカメで撮りました。
スポーツモードや動物撮影モードもあるので、ジャンプの一瞬もきっちり押さえてくれます。

ショーの会場から水族館の建物へ向かっていると、イルカが芸を練習するための海水プール(※記事トップの写真参照)がありました。
じつは上の写真も、ショー会場ではなく、この練習用プールで撮ったものです。
プールへ続く桟橋では、イルカの給餌体験もできるようで、バケツに入ったイカを売っていました。
橋の上に人が来ると、餌をもらえると思ってイルカが寄ってきます。
↓食べ物がからむと必死になるのか、ジョーズのような悪い顔になってます。

↑よその子どもさんが給餌中に、便乗で写真を撮らせてもらいました
餌をあげる人がいなくなっても、まだアピールをしてくる奴がいるので、両手を開いて「何も持ってないよ~」と見せると、あとで海水をバシャッとかけられました。
あれは偶然ではなくてわざとやってたような気がする・・・
イルカの映画で話題の太地で、イルカの賢さをつくづく思い知らされたのでした。

太地町のスーパーでは、イルカ肉が売られていましたよ。
ハマチに似た肌色っぽい身で、見た目はおいしそうでしたけど、売り場の前に立つとかなり生臭さが気になりました。

夕飯は、那智勝浦で、マグロと鯨を食べさせてくれる大人気店へ。
いつも予約でいっぱいのようです。
平日の17時すぎと早めに入店したのでギリギリ大丈夫でしたが、あとから来た予約外のお客さんは、1人客以外、みんな断られていました。
マグロは刺身よりも、↓カマ焼きや、カツが好みでした。

そして鯨といえば、懐かしの竜田揚げ(写真上)ですね~
給食で食べたのより、柔らかくてジューシーでした。

写真下の小鉢は、『ほねはぎ』といって、鯨の骨についた身をそぎ落としてボイルし、ポン酢をかけた1品です。
これは好き嫌いが分かれるかもしれません。
かつおたたきの血合いのところだけを食べているようで、ちょっとくせがあり、食感も多少ぱさつきがあります。
日本酒のつまみによさそうな、個性ある料理。
料金は、1品500円~2,000円と良心的でしたよ。

宿は、勝浦の駅前からわざわざ船で渡るという、テーマパークみたいな面白いところでした。
シーズンオフだからか、朝食付き6,800円ほどの格安プランがあったんです。
天然の洞窟に湧いた温泉など、お風呂がウリみたいですね。
夜にその洞穴風呂に入りましたが、波の音が間近に聞こえて迫力があり、気持ちよかったです。

浴衣は宿の名前にちなんでか、亀の図柄でした。

翌日は国道42号線沿いに、潮岬や串本を通って帰ります→


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2 コメント

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Unknown (frifritom)
2010-04-13 23:14:52
忘帰洞ですよね、温泉。僕も行ったことあります。(そのときは台風が来ていて物凄いことになってましたが。。)

あの渡し舟も楽しい演出ですよね。
いつか、くじら館めざしてあそびにいきたいです。
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Unknown (thlaspi)
2010-04-14 08:00:55
そうです、忘帰洞です!
湯船のすぐ外は海ですものね・・・お湯に浸かりながら、波が高い時にはどうするんだろうと気になってました。
帰りの渡し船は、亀のデザインになっていましたし、本当に演出の面白い宿ですね。

くじら館までは運転が大変と思いますが、子どもさんが楽しめそうなところでした。
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